脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

脳梗塞の再発

2010-02-15 16:14:40 | Weblog
先日、NHK教育テレビで、脳梗塞の再発について放送してました。発病から10年で50%の患者が再発すると言うデーターが出てました。
再発=死では有りませんが、回復の可能性が低く成るのは、仕方が無いと思います。私は今まで、2回再発して、生死を彷徨いましたが、折角回復していた、身体麻痺が、また酷く成ったのは、事実です。

ですから、脳梗塞の再発は、絶対しない様に、注意しなければ成りません。その為には、食生活やの改善や、運動、リハビリを、真面目にする事など、患者は勿論家族も、協力して頂かなければならない事も多いです。特に今は寒いですから、リハビリに行くのもためらう患者さんも居られるでしょう。

そんな時に、無理にリハビリに行くように強制すると、ますます患者さんの心に、嫌気を感じさせてしまいますから、強制せず、家の中で、自分成りに出来る簡単なリハビリや、運動を、楽しんでさせる方法を、考えて上げて頂きたいと思います。例えばリズミカルな音楽を掛けて上げるとか、家族の方も一緒にして上げるなど、患者独りが、家の中で運動をするのは、辛いですから。

私も多くの薬を飲んでますが、薬は新しいのが、次々に開発されますから、自分の体質に合った薬を、処方して頂く様に、たまには主治医に、相談するのも良いと思います。良く10年近くも同じ薬を飲んでる患者さnが、居られますが、これは考えものです。

10年前と今とでは、薬も副作用も、随分新しい情報が出ていますので、一度主治医と相談する事をお勧め致します。脳梗塞の再発は、患者や、家族の努力で、防ぐ事が出来ますし、また出来るだけ、防がないといけない事です。

家族や、周りの方達に、迷惑を掛けない為にも、我儘を言わず、生活習慣を医師の指示に従い改め、絶対再発を防止しましょう。


サプリメントと薬

2010-02-13 18:41:50 | Weblog
最近テレビで、様々なサプリメントの宣伝が多く成ってます。高血圧に効くや、コレステロールを下げるや、血液サラサラなど、その効能を饒舌に語っていますが、これはあくまでサプリメントで有って薬では有りません。

確かに、薬は毒と紙一重と昔から言われます。多くの薬を飲んでる私は、薬同士の副作用がとても気に成ります。新しい病気の薬を処方して頂く時は、現在飲んでる薬の手帳を医師に見せて、これらの薬との相性を診て貰います。

毎回薬を飲む時、『これが、本当に必要なのだろうか?』と疑ってしまいます。この薬を飲まなくて良い様に成るには、生活習慣を改めて、食べ物で、薬の代わりが出来たら、これほど良い事は無いと思います。

時には、サプリメントの宣伝を観て、薬の代わりに飲んでみようかと思ったりしますが、はたしてサプリメントは薬の代わりに成り得るのでしょうか?サプリメントは、補助食品以外成りえないのでは、無いでしょうか?

宣伝を丸飲みして、薬を辞めたりすると、大変な事に成るかも知れませんので、サプリメントを利用したい時は、あくまでも医師に相談する事は当然ですが、補助食品として用いる様にして頂きたいと思います。

薬とサプリメントとは、違う物と考えた方が良いと思います。

不尾の中でのリハビリーⅢ

2010-02-12 15:15:06 | Weblog
以前にも書きましたが、私は週に2回、ヘルパーさんにお風呂に入れて貰っています。ヘルパーさんが、bed makingしてくれてる間、ズット風呂に入ってるので、その間に、お湯の中でリハビリを始めました。

これが結構効果的なのに驚きました。今一番効果を感じてるのは、大腰筋を鍛える運動です。お風呂のお湯が、結構な負荷に成って、良い状態です。また、腕を前後させる運動も、お湯の負荷で初めは後ろに上げられませんでしたが、今では随分後ろにも上がる様に成りました。

両手を後ろ手合わせて、上体を左右に捩じる運動は、肩甲骨をなるべく動かす様にすると、肩凝りに良く効きます。お湯の中でグー、パーをゆっくりするのも、お湯の負荷が良い感じに作用して、非常に効果的です。

ヘルパーさんがお風呂に身体を擦りに来て暮れるまでの、僅か10分程の間ですが、何もせず、ジーット、お湯につかってるのも良い時間だと思いますが、少しだけ、身体を動かして見るのも結構楽しいものですヨ。

ただ、溺れない様に気を付けて頂きたいのと、余り熱いお湯の中ではしない事、お風呂に入る前には、必ずスポーツドリンクを飲む事。もしスポーツドリンクが無い場合は、お茶に梅干を一個入れて、飲むと良いでしょう。勿論お風呂上がりは、水分補給を絶対忘れ無いで頂きたいです。

いつも書きますが、リハビリは、病院や施設だけで、数十分や一時間程度すれば良いのでは無く、毎日の生活の中で、少しつ”つ気付いた時に、続ける事が、最も効果が上がると言う事を、忘れ無いで頂きたいと思います。

その方法が一番無理が無く、永続きが出来ますので、結局効果が出るのです。継続は力なりです。

強引な蘇生

2010-02-11 04:14:46 | Weblog
10年経った今でも、フッと思うのは、心肺停止で病院に運び込まれた私でしたが、電気ショック3回も掛けて強引に蘇生されて、本当に幸せなのだろうか?心肺停止の間、私は全く苦しみも、痛みも、辛さも無かった。ただ、遥か遠くに視える綺麗で輝く所へ行きたいと、一生懸命走ってただけだったのに。

あの状態でそっとしてくれてたら、私は確実に死んでたのに。苦しみも無く突然に!強引に蘇生させられたばかりに、半身麻痺の後遺症で、発病前には、想像だにしなかった、人生を強いられて、この生活から逃げられず、”生かされてる”の言葉に乗せられ、無意味に生きてるだけの様な嫌悪感にさいなまされて、もがき苦しむ時も有ります。

まだ若く社会に必要な人間で有れば、或いは社会的に重要な存在の人間で有れば、強引に蘇生する必要も有るでしょうが、全員が全員壮では無いでしょう。私の様に、平凡に人生を生きてた人間にとっては、有り難迷惑と感じる時も少なく無いです。

医学の進歩で、10年前までは、助からなかった人達が、強引な蘇生で、無理に生き延びさせられる事は、ないだろうか?その事が本人や、家族にとって、本当に必要なのだろうか?
高額の医療費を使い、高額の医療費を支払い、助かった本人が、生活保護に成って税金を浪費する。

本当にもう一度、蘇生すべきか否かを、医師団は再検討する段階に、来てるのではないでしょうか?災害が起きた時、助けるべき人、駄目な人など、判別すると聞きます。
救急車で運ばれた患者も、同じ様に区別しても良いのではないでしょうか?

三寒四温は脳梗塞の危険大

2010-02-09 07:14:09 | Weblog
この時期は、所謂三寒四温の時期に成ります。この時期が脳梗塞の危険性が高まりますので、充分に注意して頂きたいと思います。私も実は昨日、突然口の周りが、しびれ初めて、脳梗塞再発の危険が有りました。

理由は簡単な事です。水分摂取不足です。寒い冬の間は、水分摂取が多少少なく成っても、運動量が激減してますから、それなりに何とかバランスが取れてますが、昨日の様に、少し暖かく成って過ごし易く成り、外出する機会も増えますと、汗を掻き、運動量が増えますので、どうしても、水分摂取量が、足り無く成ってしまいます。

でも身体に感じる気温は、まだ、水分を充分摂る程でも無いので、ついつい減ってしまい、結局水分摂取不足が起きるのです。昨日の私も同じでした。近くのコンビニに買い物に行ったのですが、想像したより暖かく、『服装に失敗したな~』と一寸厚着してたのを反省したのですが、部屋に帰って着替えるのも面倒臭いと横着したのが大間違いでした。

歩き始めると、想像以上に汗を掻き、帰宅してすぐ、着替えはしたのですが、喉は渇いた状態では無かった為、水分摂取を忘れてました。結果はすぐ表れました。『しまった!』と気付きすぐスポーツドリンクを一口つ”つ、ゆっくり500mlを飲みました。

気を付けたいのは、こんな時水を急にがぶ飲みするのは、逆効果ですから、絶対こんな事は、しないで下さい。血液中に水分が不足すると、血液自体が濃く成り、水は血管に吸収され無いで、ただ身体の中を、素通りするだけですから、自己満足で終わります。これが最も危険な行為なのです。

こんな時は、絶対、スポーツドリンクを点滴の様に、ゆっくりゆっくり、静かに飲むのが、必要です。どうしてもスポーツドリンクが無い場合は、お茶、水に梅干を入れて少し塩分を含んだ飲み物にしてから、摂取して下さい。

兎に角この時期、部屋の温度と、外の温度の差が有りますし、屋外で運動や、ウォーキングをする機会が増えて来ますので、汗の状態を良く考えて、水分摂取を疎かにし無いで頂く事を、お願いします。

脳梗塞再発をしない事が、回復の一番の近道ですから。


壊れたおもちゃ?

2010-02-08 13:00:57 | Weblog
脳梗塞患者は、壊れたおもちゃの様なものと言われた事が有りました。
おもちゃとしては、壊れて使えず、かと言って、捨てるには、想い出が有って捨てられず。
始末に困るお荷物と言う事だそうです。

この言葉を聞いて、怒りで身体が、震えたのを覚えています。脳梗塞の後遺症で、身体麻痺に成っても、患者さんの考え方や、リハビリの努力次第で、どんなにも社会的貢献は出来ます。五体満足で、ニートしてる方達依り、ズット、社会生活は長く、体験豊富なのですから、身体が動か無いから、役に立た無いなんて考えは、全く通用しないのです。

確かに、しゃべるのも難しく、また、聞き取り難い現実も有りますが、ゆっくり冷静に話をさせて上げれば、良いのですから。また、文字が書ける患者さんなら、ノウハウを書いて教えて貰えば良いのです。患者さん達の持ってる、仕事のノウハウや、社会常識は、現在の若い人達には、大いに参考に成るのでは、無いでしょうか。

古臭いと頭から拒絶しないで、時代の変化にも変ら無い、普遍的な日本人の道徳心などは、企業人として生きて行く為には、重要な要素の一つだと私は思います。経験豊富な脳梗塞患者さん達に、教えて頂いて欲しいと願ってます。

その事が、脳梗塞患者さん達も、自分は社会貢献してる実感で、また生きる元気が出て、リハビリにも希望を持てるでしょう。社会のお荷物なんて、悲観する必要は全く有りません。
私達の脳梗塞患者は、発病までは、誰にも負け無い程働き、社会貢献してたのですから。

胸を張って堂々と生きましょう!その姿こそ今若い人達に、教えなければならない事だと、私は思うのです。私達は、決して壊れたおもちゃでは無いです。




卑猥なコメント

2010-02-07 22:26:43 | Weblog
私は脳梗塞の同病の患者さんの為に、自分が行って来たリハビリや、筋肉トレーニングで効果が有った事や、精神的な問題を共有したいので、少しでもお役に立てて貰えたら、私が、脳梗塞に成って、生きて来た甲斐が有ると思いこのブログを立ち上げたのに、昨年の12月頃から、卑猥なコメントが、寄せられて、非常に不愉快な思いをしています。

後遺症で、身体の麻痺の為に、悩み苦しんでる、患者さん達に余りに失礼で、侮辱的です。
卑猥なコメントを寄せる人達は、可哀相だと思います。五体満足な身体を持ってるのに、私達身体障害者に、思い遣りの心を持たず、一生懸命働きもせず、懸命に生きてる私達を、侮辱する事にしか、大事な脳を使え無いなんて、本当に哀れです。

一度しかない人生を、馬鹿げた事に時間を費やす。こんな寂しい人生では、お釈迦様は決して許して下さいません。必ず次は、ゴキブリや、ナメクジなど、畜生に生まれ、地獄に落ちるでしょう。可哀相に!

自立心

2010-02-07 06:17:12 | Weblog
極端な言い方をすれば、風邪を引いて、気管支喘息の後遺症が発症する事が有りますが、脳梗塞の運動機能麻痺の後遺症も、後遺症と言う事では、全く変りは無いのです。

どんな病気にも後遺症は、多かれ少なかれ有ります。ただ、それれが、脳梗塞の場合は、身体運動機能で、人間が生きてくのに、最も重要な機能が、ダメージを受ける為、患者へのショックは、計り知れ無い恐怖心が、生まれます。

最近私は、同病の患者さんが、リハビリをされてる姿を拝見し、その姿から、丁度赤ちゃんを想像させられました。赤ちゃんは、寝返りを打つ事を覚え、はいはいを覚え、掴まり達をし始めます。脳梗塞患者も、一番最初に努力する事は、自分で寝返りをする事からです。

それからリハビリ室に行き、並行棒に掴まり立ちを5分~10分する事から始まりますヨネ。次に平行棒内で、掴まり歩きを始めて、足の筋肉を強化したり、筋肉トレーニングを併用して、行います。全く赤ちゃんと同じです。

ただ、赤ちゃんは、本能的に、立って二本の足で歩こうとしていますので、転んでも転んでも、立ちあがり、笑顔で、繰り返します。私達脳梗塞患者はどうでしょう。一度転んだだけで諦めてしまいます。私達も赤ちゃんの様に、自立心を持って、転んでも転んでも、必ず、歩ける事を信じて、努力をするべきだと私は思います。

そんな事から、お孫さんが居られる患者さんは、目の前に素晴らしい先生が居るのですから、お孫さんに見習って、自立心を持って努力してみましょう。家族に甘えたり、自分に甘えたり、諦める事が最も恐れ無ければならない、過保護依存症です。

自立する事、それは、脳梗塞患者が、病気に打ち勝った証拠です。皆さんも自分成りに努力して、自立心を勝ち取って、一人の日本国民として生きて行きましょう。


不容易な掛け言葉

2010-02-06 04:05:00 | Weblog
朝青龍の問題も、最初の発端は、”頑張って”と声を掛けた事だと言う。
日本人は、誰にでも、どんな時でも、”頑張って!”と声を掛けますが、私達脳梗塞患者にとって、この言葉は、精神的ダメージを、与えるのですが、それを解ってくれる方は、殆ど居ません。

私達脳梗塞患者は、リハビリで、120%頑張っています。そうしないと、身体が全く動か無いからです。ですから、最初の内は、僅か20分のリハビリが精一杯で、リハビリが終わると、何も出来ない程、クタクタに成るのです。それ程、脳梗塞の身体機能麻痺は、苦しく辛い事です。

患者さん本人が、他人に言われなくとも、必死に頑張ってるのですから、周りの人や、家族達に、頑張って!と言われても、『これ以上どう頑張れと言うのか!?』と思います。私も何度かこの不容易な言葉に、ムッツとしたものです。

言葉を掛けた人達は、励ましのつもりでしょうが、人に依っては、”頑張って”が、励ましに成るとは、限らないのです。それよりむしろ、”無理しないで”と言って貰った方が、どれ程嬉しく、励ましになるか解りません。『この人は、自分の頑張りを解ってくれてる』と思うからです。

応援や励ますつもりが、全く逆効果に成ってのに、気付か無い、人達が多いのも現実です。
私達脳梗塞患者に励ましの声を掛けて下さる方にお願いします。絶対”頑張って”と不容易に言わないで頂きたいです。それより労わりの言葉の方が、どれ程、患者さんは、嬉しく有り難く思うかを解って頂きたいと思います。

優しい心、温かい心、を持って、見守ってやって頂きたいと、お願いします。


脳梗塞患者にも社会貢献

2010-02-03 05:29:56 | Weblog
脳梗塞の、後遺症の為に、色々な才能が有るのに、自宅とリハビリの毎日を、過ごされて居られる患者さんも多いです。発病前まで、実社会で、バリバリ仕事をされて、多くの社会貢献をされてた患者さんも多いです。

それが、脳梗塞に成ったとたん、社会に背を向けて、生きてる患者さんが、多いのに驚きます。私もその一人でした。

でも私達脳梗塞患者さん達は、豊富な知識と、才能を持っています。例え身体が不自由でも、方法を考えたら、その才能を、社会に役立てる事が、出来るのではないか!と最近強く考えています。

例えば私は英検2級ですから、身体は動かなくても、英会話に興味を持つ人達や、子供たちに、正しい発音の英会話を教えて上げる事が出来ると思っています。パソコンを使えば、お互い自宅に居て、lessonが出来ますので、大変便利でしょう。

また、高齢の患者さんでも、日本の歳時記や、公衆道徳など、現代の日本人が、忘れてし待ってる、日本人らしさを、教えて上げる事も大いに良いのでは、ないでしょうか?
習字や、ソロバンも子供達の脳の発達にはとても良いですから、患者さんが、実際書いて見せなくても、一寸、手ほどきをするだけでも、とても子供達の将来に役立つと思います。

8年程前、テレビ番組で、イタリアでは、自分がヘルプを受けた時間自分が出来る事で、お返しが出来る制度が有そうです。はっきり覚えて無いですが、”お手伝い券”みたいな、チケットを自分が、ボランティアをしたら、時間毎に貰えて、自分が、ヘルプを受けた時、そのチケットで、支払うと言うsystemです。

当時私はすぐこの方法を日本でも取り入れたいと思ったのですが、どう組織を作り、どう運営すれば良いか解らず、そのままに成って、現在に至ってるのです。私はこの方法を取り入れたら、もっと気楽に、脳梗塞患者さんも、介護を受けられ、同時に社会貢献が出来る幸せ感を持てりのではないでしょうか。

脳梗塞の後遺症で身体麻痺に成っても、社会に関わり、社会貢献が必ず出来ると私は信じています。私達も社会の一員として堂々と生きて行きませんか?!