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ノスタルジアが からからと

できるかぎりたんたんと記録してゆきます。

工場の月

2005-11-08 01:07:20 | 即興詩
田舎都市にある工場 前時代的な
コンビナート越しに見える月
大きなタンクが銀色に光る

埋め立てたばかりの荒野越しに
月が照らす 夜の黒い海の水面に
銀の光が走って
荒野の使い道は まだ決まっていないらしい

そろそろ目覚め始めた 海のラクダたち
存在の意味さえ理解されない 空のクラゲたち
花の宴 めぐる盃

ノスタルジア

2005-11-06 03:02:53 | 即興詩
まだ自分で生きていけない 青っちょろい頃のオレ
法的にはまだ飲んじゃダメなはずなのに
洒落たバーなんかを 雑誌で探して
夜通し踊る
ただの背伸びなだけの
真夜中の空気が好きで それだけのために

法的に飲んでもよくなってすぐの頃も
強い酒を求める 安くて強い酒を
アルコールで素直になった自分だけを信じるために
うなだれたいためだけに

ノスタルジアがからからと

20年ほど経って 今思う
あの頃の空気には 確かに”色気”があったな と

悪者

2005-10-20 23:39:07 | 即興詩
全部見えているつもりの人が
あの人のことを悪く言う
僕は何も悪くないらしい

すごくよく当たるという占いが 
あの人のことを悪く言う
おせっかいな人が 勝手に占ってくれた
僕は何も悪くないらしい

僕の話を聞いただけの人が
あの人のことを悪く言う
僕の話を聞いただけなのに
僕は何も悪くないらしい

僕は分かっている
僕だけが分かっている
あの人は何も悪くない
あの人は何も悪くない
あの人は何も悪くない

all i know 'bout this world

2005-10-15 02:27:58 | 即興詩
now
i pray again
pray again for...
you, breathing anywhere, i neva know where, anyway, you

i pray again for...
another you, whom i couldnt make happy
couldnt make you happy that was all i wanted and i couldnt any
anyway, you, now i pray again for you, you could be happy now

now
i close my eyes again
closing my eyes and pray again for...
you
you used to say that you eager to be disappeared
disappeared from this world
yes, of course that made me sad everytime you said that

now
i pray again
for...
you
you told me last night
that you would show me what "eternity" would be
because i would neva believe eternity and
you gotcha change my that thinking that
I NEVA BELIEVE ETERNITY
you gotcha change my that thinking you bet
yup, you bet yesterday that you would show me something
something that i can avoid from that thinking

ok now
you would neva see that kinda place
place to be with me again
'cause youve been tired that kinda place
though i have neva

チンパンジーの兄弟

2005-10-13 21:55:44 | 即興詩
仲良く 肩組んで 歩く
チンパンジーの兄弟

両親が いつの日か 死んで
チンパンジーの兄弟 ふたりぼっちになっても
なんとかやっていくよあの兄弟なら

2005-10-12 00:45:35 | 即興詩
いつまであなたは現れる僕の夢にもう現実の世界に現れてくれないのにずっと待っているのにあなたが現れるのを僕は現実の世界で待っているずっとずっと待っているあなたが現れるのをそして僕は懺悔するあなたにあなたの神に僕の神に懺悔するでもあなたはあらわれないので夢にしか現れないので夢の中で懺悔しているんだよ本当は

しあわせ

2005-10-12 00:41:32 | 即興詩
あの人は
たった一度だけでも
しあわせ

感じただろうか

僕は
しあわせ

瞬間を与えることができただろうか

世の中のルール

2005-10-12 00:35:43 | 即興詩
「お前は世間知らずだ」
「お前は世の中のルールが分かっていない」
「何の苦労も知らないまま大人になった」
退屈な人々の

世間も、世の中のルールも、苦労も、
科学
を学べば、もうつべこべ言われることはない

信じていた

科学
を学んだら、
今度は
「科学は支配者に加担する力で・・・」だの
何だの うんたら うんたら

結局、ただ常に退屈でありたいだけの
つまらない人々に
付き合わされただけのことで
うんたら うんたら 言っていたいだけの人の
土俵に無理やり上げられただけのことで
それはそれでそれなりに迷惑な話で

科学

学んだ
学んでみた
僕なりに
こんなつまんない僕だけど
それでも
僕なりに
うんたら うんたら
言えるだけの力は 何とか身についたさ

序破急

2005-10-05 00:52:12 | 即興詩
物事はすべて リズム
序破急
序・破・急の
リズム

命はすべて リズム
強 弱 中強 弱
序・破・急の

心拍も
朝昼夜も
春夏秋冬も
2ビートも 4ビートも 8ビートも 16ビートも
ワルツも 変拍子も ブレイクも

言語も 方言も
スポーツも スポーツじゃないものも
芸術も 芸術的ではないものも

アジアも 西欧も
善も 悪も
睡眠不足も 優柔不断も
緊張も 退屈も
僕も君も僕と君も僕と君以外の誰かも君と僕以外の誰かも
愛も愛以外のものも愛以外のすべてのものもすべての愛も愛がすべても
愛以外がすべてもすべて愛なのさも愛こそがすべてなのさも

すべても
すべても
すべても

誓うよ

すべても

2005-10-02 00:48:03 | 即興詩
君と見たかった虹の夢をまた見た
わさび田のそのずっとずっと向こうで

君はまだ 疑い深い顔をして
君は 何人もがミックスされた存在で
そして 君は 僕そのものだった

謙遜

2005-09-19 09:30:23 | 即興詩
汗をかきながら 駅までの坂道を
足を取られることがないので 愛は------ない
いや やっぱりある
それなりに ある

それはとても強い と あの人は歌った
強すぎるよ と 今になって思い知らされる
その強さに 息苦しくなる

あの人が歌ったときには 意味が全然分かっていなかった
それもひとつのいわゆるショービジネスってやつですか
としか 思っていなかったのかも

今 思い知らされる
強すぎるよ 息苦しいよ

OK

2005-09-17 02:08:30 | 即興詩
OK また今度も人を傷つけた
OK また今度も人に傷つけられた
いや、傷つけられてはいない
傷つけただけ
傷つけたくなかったのに傷つけただけ絶対この人は傷つけないと決めていたのに傷つけただけいつも思うこの人だけは傷つけたくないとでも結局やっぱり傷つけてしまうあの人だけは絶対傷つけたくなかったのに
壊してしまった壊したくなかったのに絶対に壊さないようにと気をつけていたはずなのにいつの間にか壊してしまった壊れてしまった壊れてしまった壊してしまった壊したくなかったのに傷つけたくなかったのに

夢を売る商売

2005-09-06 01:27:52 | 即興詩
「夢を売る商売」は一番胡散臭い
「夢を売る商売」は一番インチキ臭い
「夢を売る商売」は一番信じちゃいけない

でも 僕は 「夢を売る商売」しか信じられない
ない あい ぁぃ♪