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ノスタルジアが からからと

できるかぎりたんたんと記録してゆきます。

忘れがち

2005-12-16 01:13:28 | 即興詩
目先のことで精一杯
って それはそれでそれなりに いいわけにすぎないもので
それよりも もっと止まったところで
真実は じっと止まっていて
だからこそ そのことをも 時々忘れてしまう

忘れるな!
忘れるな!
忘れるな!
自分

暴力

2005-12-10 17:48:31 | 即興詩
許される 暴力と
ニュースを騒がしてる事件
犯罪者の 小心さが 痛々しい
自分に言い訳し続けている自分が痛々しい

ランダムフォークダンス

2005-11-29 01:46:45 | 即興詩
七面鳥が逃げていく
って踊らなきゃ 朝までね
レッツキッスって ね

即興 即興 即興
ランダムダンス
水 水 水 水 水は大切だっ♪

踊る相手もランダムで
楽しいフォークダンス
ワン ツー ワン ツー

ポータブルレコードプレイヤーの音高らかに
ソノシート越しに見える世界 何もかも青く 赤く
七面鳥が逃げていく

重なり 重ねる

2005-11-27 18:36:48 | 即興詩
毎日 一枚ずつ 重ねる
そのために 生きている
昨日の自分より ほんのちょっとだけ分厚くなれる
ちょっとずつ 毎日 重ねる

だから 年を重ねた人たちは
間違いなく 偉大で 尊敬すべき存在
彼らは みんな
それぞれのやり方で 彼らなりに
重ねてきた
だから偉い
彼らは 僕よりもずっと昔から
彼らなりに 一枚ずつ重ねてきたんだ

すべてはAlright(Ya! Baby)

2005-11-26 03:38:56 | 即興詩
緊張することは 悪いことじゃない
自分を出し切ることができればいいのさ
緊張することも 口がからんでうまく言えなかったことも
全部含めて 自分だから
それを出し切っておいで

自信がない気持ちはわかるけど
うぬぼれて踊ってりゃいいのさ
勢い さ
勢いでいきなさい
思わずマズいことを言っちゃうかも知れないけど
それも自分だから
その自分を見てもらいな
君が君であることをちゃんと見てもらえたら
きっと分かってもらえるさ

大丈夫さ! うまくやるさ
全ては始まったばかりさ

初めて海で泳いだ日

2005-11-22 00:47:47 | 即興詩
君は知らない 僕が始めて海で泳いだ日のことを
そのときには まだ
君はこの世界に存在していない

僕が初めてヒトデを見た日のことを
僕が始めて大きな浮き袋につかまって
波に揺られていたことも
海辺の砂が こんなに美しいんだって思っていたことも
僕が始めてヒトデを見たことも
僕が始めてヒトデを見た日のことを
僕が始めて海で泳いだ日のことを

そのときには まだ
君はこの世界に存在していなかったんだ

自由

2005-11-21 00:50:20 | 即興詩
「白のキャンバス」 言い古された

一番不自由と思える分野に
身を置いてみたこともあるさ
お金のこととか
重力のこととか
日照権のこととか
配管のこととか
とにかく 建築は不自由だ
不自由だ
何もできねぇ
建築は

建築に「白いキャンバス」は存在しなかった
だから 早々に絶望して さっさと身を引いたさ
もっと居心地のいいとこ見つけちまったさ

自由な白いキャンバスを前にして
「さて、何を始めようか」と考え込んでしまう
そのざわざわした感じこそが
「自由であること」の良さなんだな
苦しむ必要なんてない
焦る必要なんてない

ときどき見えるもの

2005-11-20 02:54:43 | 即興詩
ときどき見えるもの 見えたような気になるもの
それをはっきりと見るための 学問さえある
人生をあやつっている存在は
それをときどき「見えたかも」と思わせる仕組みを
あちこちに仕掛けているんだと思う

それを学問として語る者たちは
それをはっきり見た という確証があるから
語ることができるのだろう

そして
こういうことをつらつらと書き続けること自体が
それをはっきりと見ようとする試みであったりもする

10シャッフル

2005-11-16 00:11:42 | 即興詩
炭水化物の夢ばかり見る
先にぶつかってきたのは君だろ
熟睡 あるいは気を失ってたね
空白
追憶をきっかけにウェブサーフィンを少々
空白 空白 空白
温度差
こいつとも温度差
空白
可能性との会話

チェリーパイが食べたくなる

2005-11-15 00:20:36 | 即興詩
少年はツインピークスになりたかった
ツインピークスを超えたかった
ツインピークスに憧れて 
もう一度少年に戻ってみた

ツインピークスの季節から
もう10年以上経ってしまった
もう少年は すっかりオヤジさ
ツインピークスを超えられたかい?
もう一度少年に戻った甲斐はあったかい?

言い忘れたことあるけれど

2005-11-13 02:16:22 | 即興詩
人は 言うために生まれてきた
人生の中で どれだけ言うか 言い続けるか
別れたあと 言い忘れてたことに気づく
でも それは
結局はずっと言い忘れるはずだったこと

人は 伝えるために生まれてきた
人生の中で どれだけ伝えるか 伝え続けるか
そして 言うことでは伝えられていなかったことに気づく
でも それは
言うことでは伝えられなかったはずのこと

人は 存在するために生まれてきた
人生はすなわち 存在すること 存在し続けること
そして 存在していることを 伝えることで人であり続ける
でも それは
伝える必要がなかったはずのことなのかも

カタルシス

2005-11-12 01:29:23 | 即興詩
僕を許してください 菩薩様
あなたが僕を 見守ってくださっている
その掌の上で 僕は踊るお猿さんです
その微笑で包んでください

僕を許してください イエス様
罪深き 僕 罪を繰り返す
僕のこの深き罪を
僕に代わって背負ってください

「もっと学習しなさい」と お釈迦様
罪を 暴力を 存在を
この生の意味を 僕が学習するべきことが何であるかを
この生の中で 学びとることが何であるかを

パラパラ漫画

2005-11-11 00:25:48 | 即興詩
時間を刻め 小刻みに
とりあえず「動き」を ばらすこと
意味のない動き 
針金の人が 
つまらない動きをしている
何十枚にもわたる 針金の人が
一瞬一瞬で変化していくことの記録

Yes! あなたの動きもつまらない
でも そのつまらない動きも
何十枚 何百枚にもわたる
一瞬一瞬のつなぎ合わせ
記録はどこにもないけど