去年の秋も深まった頃、私は岩手県の山奥に仕事に出かけ、
その日に仕事が終えそうにない事が解ったので、
カーナビで検索して一番近く温泉を選び出した。
4時すぎに宿泊場所向かうがあたりは既に
暗くなっており、
早くついて温泉に浸かることだけを考えていた。
カーナビの誘導を当てにして山奥に続く一本道を入ってゆくが、
いつしか道路を標示しなくなっていた。
そのまま進めども、舗装はとぎれ
砂利道変わるが、カーナビは矢印をほぼ進行先を示していた。
どの位走ったろうか。既に5時をまわりだんだん焦ってきていた。
周りの街灯はおろか、対向してくる車もない。真っ暗である。
車を止めて、あたりを見渡すと暗闇に一つだけ明かりが見える。
その明かりを目指して進むけれど、どうしてもその明かりに近づけない。
いったり来たりして、やっと10メートル位に近づく道を見つけたが、
玄関先に車を付ける道はないようである。
車を止めて、その明かりが映し出す様子を伺ってみると、人の気配がない。
それよりも、誰も住んでいるようには見えないような民家なのです。
さすがに車を降りてドアを叩く勇気は無いような雰囲気で、
一足も速くその場を去りたい気持ちになり、自分の車の照らす明かり凝視しながら、
カーナビの示す矢印の反対方向に向かった。
すると、しばらく砂利道で一本道を走っていて迷い、
そのまま逆に戻っているはずなのに、
直ぐに舗装されている大きな道にでた。
すると、カーナビが道路検索を始め、
無事に温泉に浸かる事が出来た。
今でも思い出し、暗闇に浮かぶ玄関の明かりが目に焼き付いていて、
その温泉の近くを通るたびに探してみるけど、
民家はおろか原野のみで道路すらも見あたらない。
その日に仕事が終えそうにない事が解ったので、
カーナビで検索して一番近く温泉を選び出した。
4時すぎに宿泊場所向かうがあたりは既に
暗くなっており、
早くついて温泉に浸かることだけを考えていた。
カーナビの誘導を当てにして山奥に続く一本道を入ってゆくが、
いつしか道路を標示しなくなっていた。
そのまま進めども、舗装はとぎれ
砂利道変わるが、カーナビは矢印をほぼ進行先を示していた。
どの位走ったろうか。既に5時をまわりだんだん焦ってきていた。
周りの街灯はおろか、対向してくる車もない。真っ暗である。
車を止めて、あたりを見渡すと暗闇に一つだけ明かりが見える。
その明かりを目指して進むけれど、どうしてもその明かりに近づけない。
いったり来たりして、やっと10メートル位に近づく道を見つけたが、
玄関先に車を付ける道はないようである。
車を止めて、その明かりが映し出す様子を伺ってみると、人の気配がない。
それよりも、誰も住んでいるようには見えないような民家なのです。
さすがに車を降りてドアを叩く勇気は無いような雰囲気で、
一足も速くその場を去りたい気持ちになり、自分の車の照らす明かり凝視しながら、
カーナビの示す矢印の反対方向に向かった。
すると、しばらく砂利道で一本道を走っていて迷い、
そのまま逆に戻っているはずなのに、
直ぐに舗装されている大きな道にでた。
すると、カーナビが道路検索を始め、
無事に温泉に浸かる事が出来た。
今でも思い出し、暗闇に浮かぶ玄関の明かりが目に焼き付いていて、
その温泉の近くを通るたびに探してみるけど、
民家はおろか原野のみで道路すらも見あたらない。