モンテル

モンテル、入ってる。
モンテルは、行ってる。

塩津から大浦まで。

2009年07月15日 | びわ湖一周

有給休暇。
季節は完全に夏・・・、おっと梅雨明けは、まだだった。
だが、ギラつく日差しは攻撃的。

びわ湖をまわる旅。

今回から湖西となる。
目的地に行くのも湖西線だ。
近江塩津まで1時間。
湖の西側は山と湖の距離が近く景色はダイナミックだ。
北に行くほど客が減り、電車の停車時間が長引いていくのは、湖東と同じ。
電車のドアのセルフ開閉も同様だ。

塩津に11時到着。
小さな駅を下車し、前回駅へと歩いた道を、岸に向かって戻るかたちになる。
本日のウォーキングのスタートだ。

日差しがきつい。
今日は念入りに日焼け止めを塗っている。
本日の格好はショートパンツにアロハシャツときわめてカジュアルな兄ちゃんのスタイルだ。
合わせるトップスは三度笠をやめてカンカン帽に変更である。
えっ、三度笠をやめたの?
やめました。
特に理由があるわけではない。
飽きたからである。
アロハとショーパンに合わないし・・・。

さて、道は県道303に分岐し西へ向かう。
本日、予定としてはびわ湖に突き出した半島を、集落としては月出~菅浦を通る、半島巡りのコースも頭に描いていた。
しかし天から注ぐ厳しい日差しに圧倒され、また前回藤ケ崎を大回りしたルートもこたえたので、山の中をショートカットする岩熊トンネルを抜ける道に行くことにした。

トンネルに向かって登っていく。
トンネルは、新旧2本並んでいる。
中は車が通ると路面のせいだろう、ものすごい大音響が響く。
特に大型車が走り抜けるとき、恐ろしい何かが襲ってくる時の映画の効果音のようだ。
車が近づくにつれて、激しい音がトンネルの入り口から音量を上げながら近づいてくる。
幸い本日は風がきつくトンネル内排気ガスで苦しくなるようなことは無かった。

トンネルを抜けたら出たら曇天だった。
ホッとする。
天気予報では梅雨前線がしつこく残っており天気は不安定だと言っていた。

曲がりながら道を下る。
湖西線の下をくぐり永原の町中だ。
見えてきたのはJR永原駅。駅に止まったとき車窓から見える、駅前の役場、銀屋根の体育館、小学校が道の両側に並んでいる。
時間は、歩き始めてから1時間と少し。
ここでやめるのはちょっと早い。
しかし次のマキノ駅まで行くとなると少しこの先は長すぎる。
ここで止まるか、もう少し先まで行くか、迷うところだ。
どちらとも決めないまま大浦まで来た。
「北淡海・丸子船の館」があった。
入る。
館内、人の姿はなし。
入り口で受付の女性に、お金を払って入館する。
丸子船とその他の展示品をみた。
ここ大浦の地は、塩津や本日行かなかった菅浦などとともに湖上運輸の港だったのだ。
北陸から来た荷物はここで丸子船に積み替え、湖上を大津まで行き、そこからまた陸路で京の都へと運ばれた。
今では、大津とこれら湖北の町は、その規模を比べようもないが、湖上交通の重要だった時代は、大津に対する大浦、塩津だったのだろう。
「丸子船の館」の見学が終わって、私は窓口の女性に、ここから永原の駅までバスがないかと聞いてみた。
調べてくれたら、ちょうど10分後に、駅に行くバスが来るという。
礼を言って外に出た。
人通りも、車どおりもないバス停の前で、花を眺めて待つ。
誰も客のいないバスに乗って、永原の駅に着いた。
JRの駅に入ると、ちょうど帰りの電車が来る。
タイミング良く帰路に就いたのだった。

本日の行程、13000歩。2時間。8キロ。



コメントを投稿