モンテル

モンテル、入ってる。
モンテルは、行ってる。

その先の中山道を歩く。1回め。

2010年10月01日 | びわ湖一周

私の趣味は近江の旧道ウォーキング。
昨年一年かけて、湖東を旧東海道~中山道~北国街道と歩き、塩津街道から湖西に行き、北国海道(西近江路)を南下する、旧道利用でのびわ湖1周を達成した。
このことは前にも書いた。
今年になってからは、昨年歩いているあいだに「ここも歩きたい」「この道も行ってみたい」と感じていた道を歩くことにした。
その候補は、
・朝鮮人街道を制覇する。
・旧東海道を草津から先を歩く。
・旧中山道を番場から先を歩く。
・塩津海道を塩津から敦賀まで歩く。
・小浜海道を今津から小浜まで歩く。
である。
6月から9月まで、3回に分けて「朝鮮人街道制覇」を達成した。
そして10月になり、2つめのテーマ「中山道、その先へ」に出る。

びわ湖一周で歩いた中山道は、草津宿の東海道との分岐から始まり、鳥居本を越えて番場まで行った。
びわ湖を回る目的なら、鳥居本から北国街道に向かうのが近道だ。
番場にまで足を延ばしたのには理由がある。
職場にこちらにお住まいの方がおられ、ぜひ寄っていくようにいわれたからだった。
2010年のテーマ「中山道、その先へ」は番場から始まることになる。
とりあえず、関ヶ原までは行きたい。
番場から関ヶ原までは20キロ弱の道のりだが、2回に分けて歩く。
しかも変則的に先に関ヶ原に近い部分を歩く。
というのは、その方のお家に寄る都合で日程的にそうなったのである。

秋晴れの10月1日。
前半戦を決行する。
この部分の歩きは、さらに変則的に関ヶ原から戻る向きで歩く。

東海道線に乗って関ヶ原まで行く。
米原~大垣間はJR東海である。
このJR東海の東海道は2度めだ。
実はこの夏、大垣に遊びに行ったのだ。

10時20分、関ヶ原駅に到着。
田舎の駅である。

中山道は国道21号。
歩道を歩く。
ここは関ヶ原の戦いが行われたところだ。
あちこちに「誰々の陣跡」とか「誰々の墓所」などの旧跡が多い。
程なく道は国道から旧道に分かれ、人気のない道を歩いていく。
関ヶ原の名前の由来である「不破関」を通ったら、道は今須峠へ向かう。
東海道線に挟まれた峠道を上る。
いいお天気だ。
人はまったくいない。
今須宿に入る。
道の両側には民家。
ポツポツ人影を見る。
やがて「寝物語の里」といわれる、岐阜県と滋賀県の分かれめに来た。
美濃と近江の境である。
一本の細い水流で分かれており、となり同士の宿屋で、他国の人間が、寝物語でお話できるといういわれである。
道は、東海道の線路沿いを進み、柏原宿に入った。
町に人がいない。
だが風情がいい。
最高によい。
12時過ぎ、柏原の駅に到着。
本日のゴールはここである。

帰りの電車の時間を確かめて、近隣にある
「柏原宿歴史館」という施設に併設へ移設の喫茶柏で「やいとうどん」を食べる。
とろろこぶの上に紅ショウガが乗る。
これで「やいと(お灸)」を表しているのだ。

関ヶ原~柏原
本日の行程13600歩。2時間。7.3キロ。


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