秋旅は今年で26回目の旅です。
毎年の旅をと 感心がられたりもします
でも 年々歳々人同じからず 行くたびに感じることが違います
今回の旅を 皆が見て 何を思うでありましょう
平成元年から始まった
職場の仲間たちとの 年に1回の温泉ぶらり旅
今までの温泉地を振り返ると
1回 下賀茂 石廊館
2回 白子 民宿まさや
3回 仙石原 箱根甲子園
4回 湯ヶ島 落合楼
(平成5年幹事不調のため中止)
5回 箱根湯本 おかだホテル
6回 熱海 富士屋ホテル
7回 日光 千姫物語
8回 稲取 白雲閣
9回 湯河原 幸太荘
10回 真鶴 民宿かねか
11回 草津 望雲
12回 稲取 東海ホテル湯苑
13回 戸田 御宿きむらや つわぶき亭
14回 四万 四万やまぐち館
15回 宇佐美 伊豆の湯荘
16回 今井浜 民宿とみた
17回 湯西川 本家伴久萬久旅館
18回 沼津 はまゆう
19回 湯河原 幸太荘
20回 安房小湊 海の庭
21回 鬼怒川 七重八重
22回 伊東 青山やまと
23回 川治 宿屋伝七(現在:星野リゾート 界 川治)
24回 川場 悠湯里庵
25回 別所 旅館花屋
26回 河口湖 秀峰閣 湖月
今回は、山梨県都留郡 富士河口湖の「河口湖温泉」
富士山を一望できるロケーションと紅葉の真っただ中に行ってきます。
富士は、どこからでも遠くに見ることができますが、
やっぱり目の前で見ないと富士の良さはわかりません。
富士の尊さが分からない人がいると、富士は御姿を見せてくれないかも。
富士やまは人のお心を試すお山です。
11月11日新宿駅に集合 皆さんは駅弁を片手に集まってきます。
新宿駅10番線ホーム、特急かいじに乗って大月に出発します。
天気は晴れ、薄曇り、前日の雨が嘘のようです。
駅弁のラインナップ、色とりどりの秋の味です。
私のは左上の「大船軒 神奈川名選 つまみぐい弁当」、
大月までの1時間を楽しみます。
大月駅で乗り換えて、「フジサン特急」の展望車、
サロンシートに座るため、予約しておいた着席整理券を買い求めます。
乗車するのは「フジサン特急11号」、大月駅の標高は358m、富士山駅でスイッチバックし、富士山麓の河口湖駅まで857mの500mを登って行きます。
河口湖駅まで45分の乗車、車体の絵のように晴れているといいのですが。
サロンシートに座り、晴れていれば左に富士山が見え隠れするのですが。
向かいからは、水戸岡鋭治氏デザインによる、
富士山を楽しむために作られた「富士登山電車」が走ってきます。
河口湖駅に到着、カラーコーンも富士山バージョン。
平日だというのに駅前には外国の観光客でごった返しています。
あ~~あ 雲が低いですね~!
宿の正面の河口湖の先には富士山が見えるはずなのですが~
ドッシリと雲が居座っています。
送迎車のドライバーも紅葉は最高です! ですよ! と慰めてくれます。
今日宿泊するのは、紅葉に包まれた「秀峰閣 湖月」。
いい いいですね~ なんといっても *赤* がいい~
富士山と正対するお宿、晴れればさかさ富士も見えるはず。
宿まわりの道も紅葉の美しいこと。
ちょうど「紅葉まつり」を開催しています。
「もみじ回廊」を歩いてみましょ。
赤色の中の一本の黄銀杏、なんと美しいのでしょう。
もみじ回廊と山肌も きれい。
川沿いのもみじ色は淡く ほんわりと。
「久保田一竹美術館」の前でパチリ。
もう、まぶたももみじ色、オレンジに染まり感嘆するばかり。
広々としたロビーにはピアノの音が出迎え、
荷をほどき、露天の「黒富士の湯」に向かいます。
湯上がりには、生ビールのサービス、お風呂あがりの一杯の美味しいこと。
Aさんから戴いた、岩手の「関山 大吟醸」よ~く冷やしていただきま~す。
夕食は個室でいただきます。
とんぶり雲丹豆腐、ワイン豚しゃぶしゃぶ鍋、鴨治部煮などなど
本鮪 忍野サーモン 、鱧と松茸の土瓶蒸しなどなど
紅葉まつりのライトアップは言うまでもなく幻想的です。
飲み過ぎたようです、明日朝の景色を願ってそろそろ床に入ります。
翌朝も天気予報を見ると終日快晴なのですが、
窓を開けるとこのとおり~ ガックリ!
朝の朝食会場、諦めきれなくて富士山を合成してみました。
こんな感じなんですよね~。
朝食は、ゆったりと楽しめるバイキング、和洋食のバリエーションは豊富です。
カチカチ山ロープウェイに向かいます、
ここ天上山は太宰治の小説『カチカチ山』の舞台となった山と言われています。
入り口までの坂道は きついきつい!
「富士山詣駕籠」の新ゴンドラに乗って、富士山展望台へ登ります。
ゴンドラの上には、たぬきさんが乗っています。
泊まったお宿が、湖の上端に見えます。眺望絶景の旅館なのですが~
晴れていれば絶景の霊峰富士が見えるのですが、残念です。
どんより雲はビクとも動きません。
晴れれば、こんな景色が見えたのに
炭火で焼き上げる名物たぬき団子。
山の下の湖畔の紅葉も綺麗です。
富士山の方向を見ますが、雲はいっこうに動こうとしません。
晴れれば、こんな景色だったのに
レトロバスを待って、河口湖駅に向かいます。
懐かしいボンネットバス、整理券機も壊れているので運転手さんは大忙し。
お昼は駅から歩いて3分の「富士てんぷら いだ天」に行きます。
揚げたての天ぷらと吉田うどんを組み合わせた「富士天定食」を頼みます。
「普通うどん」は量も多く、コシもあるためおなか一杯になります。
河口湖駅から「フジサン特急8号」に乗り、
大月駅で「特急かいじ112号」乗り換え新宿駅に帰ります。
前日が大雨だったので、天気には恵まれたのですが、
雲はどいてくれず念願を果たせません、
晴れたらこんな富士山が見えたのにと悔やまれます
皆さんもこの日を待ち望みすぎて、
富士山も恥ずかしくて隠れてしまったのかもしれませんね。
※タイトルの富士山は、30代の頃、東京方面、忍野八海から描いた絵です。
今は静岡の里に飾られています。
さて来年はどこに行きましょうか。