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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

長野県 上田 別所温泉 蕎麦を求めて 美田村へ

 

春日和、蕎麦を求めて 、別所温泉の名物蕎麦屋へ

創業11年の石臼挽き 手打蕎麦「美田村」へ伺います。

別所温泉の日帰り旅の内容は、こちらのブログを「クリック」      

〈 E7系に乗っ て、上田・別所温泉ふらり旅 前編 〉     

〈 E7系に乗っ て、上田・別所温泉ふらり旅 後編 〉

 

辛くてツンとくる「おしぼり蕎麦」を食べに、上田駅に降り立ちます。

上田駅発のローカル線「別所線」に乗って30分。

「別所温泉駅」に到着です。

 

初めての別所温泉、のんびり、ゆったりした時間が流れています。

風情があり、鎌倉と同じ雰囲気の寺院が 、落ち着きを感じさせてくれます。

駅から国道82号を歩くこと20分、まだ先でしょうか 途中、別所線の「自然と友達号」も、ゆるくゆるく走っています。

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看板を発見、今日は営業中です。ほっとしました。

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『いらっさいませ』夫婦道祖神が、出迎えてくれます。

いい雰囲気のアプローチです。庭の奥には鮮やかな緑のれんです。

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内装は、 味のある佇まいです、いい感じです。

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誰も居ないのでテーブルに座ろうとしたら、

カウンターに座ってくれと、ご主人らしき人が うむむむ‼️

 

女将さんが、お茶と(小鉢菜とあげの煮浸し)を出してくれます。

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一応メニューを見てみます。 

すでに、注文するのは決まっています、大根の汁をつけて食べる蕎麦、「田舎おしぼり蕎麦」にします。

別所に行くなら、山菜天ぷらも美味しいと言っていたのを思い出し「田舎天ざるおしぼり蕎麦」に変更します。

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その前に 「エビスの小生」をいただきます。あては「ひまわりの種」でしょうか。

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はし袋を眺めると、見かけないお言葉が 「小さなお子様、騒がしい子供の入店はお断りします。」と書いてあります。走り回ったり、ダダこねたり、騒がしくなければいいのです。

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窓の外を見ると、巣箱に入ろうと小鳥が、ご主人がいろいろと教えてくれます。

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女将さんが運んできました、なんときれいな配膳でしょうか

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黒い粒つぶが見える「十割の田舎そば」です。

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山菜天ぷらのボリームにはびっくりします。

横に抹茶塩と天つゆもあります。

蕎麦屋によっては、蕎麦汁だけで食べさせる店があるというのに、 なんと、気の利いたしつらえか。

蕎麦汁の油まみれは、嫌ですからね。

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この紫の汁、これがおしぼり、辛味大根の絞り汁です。

この鮮烈な辛味で食べる蕎麦が美味しいのです。

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薬味の味噌です。 辛味大根の絞り汁のみだと、刺激が強すぎるので、味噌を溶いて味を優しくします。

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時間を置いて、普通の汁が出てきます つゆの色は濃いめ、私の好きな江戸前のつゆです。 

かえしは、1年も寝かすそうです。 

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1)まずは、蕎麦だけすすります。よく噛んで、鼻孔にぬける蕎麦の香りを感じます。

2)次に、塩を付けてすすります。少量にしないと蕎麦の旨さは感じられません。

3)江戸前の汁につけてすすります。これは当然のベストマッチです。

4)楽しみにしていた、「おしぼり汁」につけてすすります。 

 

瞬間鮮烈な刺激が鼻の奥に走り抜け、辛いけど美味しいのです。

好きなので思いっきりすすっても大丈夫です。

 

5)味噌を溶いてすすります。辛味がまろやかになり、味に旨味と深さが出て感無量です。これこそ信州で食される「真田そば」です。   

 

そば湯は、大きな大きな徳利(美田村特注です)で出てきます。

注いでみるとドロリとした薄緑色、こんなそば湯も初めてです。

韃靼(だったん)そば粉を溶いたものだそうです。

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こだわりのある御主人です。

人懐っこくて、味のある人柄に、また伺いたくなります。

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蕎麦ざるにのった、笹切り細工もお寿司も、「銀座九兵衛」で学んだそうです。

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見上げると、鯉のバラン細工です。

これもご主人の細工です。

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寿司を 握るのは、奥様の誕生日に決めているとか

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天ぷらの揚げ加減も最高でした。 

聞くと「新宿つな八本店」で学んだそうです。

うどんのおしぼりも食べてみたかったのですが、おなか一杯です。

ご主人が手打ちしたうどんを見せてくれます、うどんも美味そうです。

次回は、是非。

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「三田村」を店の名に「美田村」に変えた経緯を聞くと、 ひいきにしてもらった「六星占術の人気占い師、細木数子 」さんのアドバイスによるものです。

50分ほどいたでしょうか、ご主人から話しを聞いたり、行者にんにくを天ぷらにしてくれたりと、最高に満足する蕎麦御膳三昧でした。

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店内や庭のあしらえやお話しに、かなりの〈こころいれ〉であることを感じます。

こだわりの蕎麦職人に敬服しました。

 

また今秋に伺いたいと思います。  

やっぱり、また「田舎おしぼり蕎麦とうどん」を頼むと思います。       

裏手にある、田園と池が秋色に変わるのを楽しみに

 

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別所温泉の湯の香が まだほんわりと    

名残惜しく、別所線に乗ります。      

 

お付き合い ありがとうございました。

 

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