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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

江戸の時 小田原城下 ふわとろうなぎ 松琴楼

 

江戸の街道をくだり

箱根の関に向かう手前

小田原宿で歩がとまります


当時から、流行った「うなぎ屋」

向かうは、城の南にある「松琴楼(しょうきんろう)」


のきのれんをはたき、奥の間


予約した、間仕切った2席のテーブルに案内されます。

 


まずは「板わさ」地酒をなめて

うなぎは、67匁(もんめ) を頼みます。

 


 

「松琴楼」の屋号の由来は

「桂離宮」にある茶亭のうちの松琴楼を模して名づけられたそう。

創業は江戸末期

独自の製法でふっくら蒸し上げた極上のうなぎがおすすめです。

フワトロでとろける上等うなぎ。

鰻を取り巻く「板わさ、骨せんべい、塩辛」も上等でござります。


小田原城散策の際にいつも気になっていたお店。

重ねてきた歴史を外観から感じる良い雰囲気のお店です。

入店いたしますと、土間のテーブル席と畳敷きのお座敷席の店内。


開店まぢかの11時半

予約ですでに確認済み、店員さん振る舞いもよく今からが楽しみです。

早速メニューを拝見いたします。

鰻はグラム数でお値段が決まる「変動制」を採用している珍しいスタイル。

選んだのは、250グラムのサイズ

それと「菊正宗の常温」と「板わさ」をオーダーして

鰻の到着までのアテにさせていただく事にします。


まずはトクトクと注いでちびっとやって、

アルコールとともに提供される「骨せんべい」と「塩辛」に喜びます。


切り方も珍しい「板わさ」をひとつつまみ「さすが、かまぼこの本場小田原」です。



お酒もそろそろ、鰻を頼みます。

 


 

「うな前」の時間を楽しんでおりますと

20分ぐらいで、鰻の到着です。


黒塗りの漆器の大小は、鰻と肝吸と漬物の「うな重250g」です。


蓋を開けると、内側は朱色の器にすき間なく詰まった鰻。

朱と鰻の色合いが美しく。


鰻に箸を入れますと、柔らかすぎる「ふわとろの極地」

箸の扱いに注意が必要な程に柔らかく仕上げられている鰻。

くずれるのを慎重に口に運ぶと

まずは焦げの香ばしさが鼻をくすぐり、その次に感じる脂の存在。

柔らかすぎるふっくらと軽い鰻です。


「タレ」は、醤油のキリッとした辛さを前に出した江戸の味

通常の甘さばかりがたつものではなく、サラッとした口当たりが

良く私好みの美味いタレなのであります。


ふんわりと柔らかい鰻を求めている人には良く

その上、鰻を取り巻く品々も驚きの質の良さです。

接客も丁寧で雰囲気も良くて、ゆっくりできるお店です。

こんな良いお店に、江戸から来たかいがありました。


地元の方もお昼ごろ伺い、帰りには年末の福引券をもらっています。


そろそろ今年も終わり、小田原城のお堀をそぞろ

お城を眺めて帰ります。


 

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