話は変わりますが

ギターやゴルフを趣味にのんびり暮らしています。ド田舎でのなんてことない日々を綴っています。

No,2433『人を感じる』

2020年03月06日 | 思想・雑感

アクセス頂きありがとうございます。

 

下積みの話。

例えば寿司の世界には、「飯炊き3年、握り8年」という言葉があるらしい。

それを、ホリエモンが

「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」と呟いてちょっと話題になった。

 

狭間の世代?としては、どちらの意見も分かる気が。

昔は今より精神論、根性論だったから、取りあえず1年生は草抜き玉拾い掃除…みたいな。

先輩に殴られ蹴られ…

その面白くない下積み時代の中で辞めずになにくそ!メラメラと闘志を密かに燃やした奴が後々実力を発揮して、

『あの頃の下積み時代は理不尽なことも多く辛かった。けど今思えば鍛えられた。』と思い出話をする。

こういう図式がどこの業種にもあったことだろう。

 

最近はそういう話、下の世代からは聞かなくなった。

けれどレベルは下がったのだろうか。

味は悪いのか、スピードは遅いのか、パワーは落ちたのか、戦略は幼稚なのか、分析は甘いのか。

そんなことはないと思う。

 

打たれ弱いという表現が出そうなものだが、

ある面では、後輩を罵りいじめる人が多かった時代の方が、人間的レベルは低かったのでは!?とも思えるし…

 

でも師匠や仲間との絆みたいなものは昔の方が強固だったのかなとも思ったり。

 

この寿司の話を、熱い50代の先輩に話したところ、

『俺は下積みを頑張って経験した寿司職人の寿司が食べたい。

理由は、「寿司」が食べたいんじゃなくて、その人を感じたいからだ。人間的深みが味にも出るはずだ。』と。

 

科学的根拠は無いかも知れないけれど、僕もどっちかというとその考えが好きだな~。

 

味、声、字、音、色、その他諸々。

人が滲み出るということは、たぶんあると思う。

 

話は変わりますが、出石初午の露店やイベントは中止になったのですね。

神事だけは執り行うようですが。

 

終わり。