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風n

山の美しさに魅かれ登山を始めてまだ間もない未熟者、沢山の人に色々な山の事教えて頂いたり、日々のつれづれを♪

払沢の滝~浅間嶺 後編

2012-02-13 | 奥多摩の山

それにしても 息があがれば進みは悪い だめだ~こりゃ~ トホホッ!

他の団体さんにも抜かされて・・・ かな~りショボクレ気味な自分であります

ウエアーの失敗だけでも無さそう  かな~り体力落ちてるみたい トホホッじゃないよ!

 

                       がんばれ そこのチミ! 

 

 

 

 

ほら! ほら! 例のお方は やっと到着したかと 首をなが~くして待っていてくれたよ~

待ちくたびれて 霞んでしまいましたが それでも やっぱり 待っていてくれたようです

 

 

 

峠の茶屋から 展望台までは おおよそ一時間程  この一時間が今の私には丁度良かったのかな・・・

何だかんだと 思いは複雑だけれど 特等席のベンチで食べる昼食は やっぱり美味しいね~ 

 

 

 あんなに賑わっていた頂上も あっと言う間に

チリジリに消えてしまった様で 見渡せば だ~れも おりません   本当に静かでした

 

 

 

 

 

 

 

たっぷりと展望を味わいました   さぁ~後はお得意の降るだけ ホッ~ 浅間嶺から降ると直ぐに

こんな休憩所があり 正面の展望も良く これから春先は 沢山のハイカーで賑やかになるのでしょうネ~

 

 

 

 

それにしても今年の雪は本当に凄いであります  ここが奥多摩とは。。。

 

 

 

そう言えば私は朝食にリポビタンDしか飲んでいなかったんでした  所謂シャリバテってか? 

シャリ(ご飯) バテル  この用語 数年前 一期一会の幕山で御一緒したNさんから 教えて頂いたのでした

山では特に食べ物がエネルギーの源だと実感する時でもあります

低燃費な私でもガス欠じゃ~走りませんで~   

 

再び 心地よい雪道を名残り惜しくも後に軽やかに~  見事な杉林アーチを抜けていきます

 

 

 

 

数馬までの雪道は この日辺りまでは結構 雪の為不明瞭な箇所があったそうです

私は そのずっと手前の人里峠からバス停目指して降りました  

この檜原村の地名は珍しい地名が多い様な気がして ちょっと調べてみたのですが 特に「人里」

勿論 私は 「ひとざと」 と読んでしまった訳ですが 

 

 

 

奈良時代 この辺りは大陸から渡って来た人達が集落を作ったそうで

古代モンゴル語で 「へん」 を人    古代朝鮮で 「ぼり」 は里  を意味したそうですよ

この浅間尾根道には馬頭観音や石仏などが祀られており 嘗ての古甲州道と呼ばれる官道を

生活物資の為の人馬が行き交っていたと言う   そんな歴史深い名残りが随所で確認出来る処でもありました

 

 

 すこしずつ すこしずつ 集落へと降っていけば 名残惜しい雪道は 枯葉交じりとなり

 

 

いつしかアスファルトな道へと続き 

 

 

 

何時もの如く 名残惜しい気持ちが切なくて。。。。   

  

 

 

間もなくバスもギリギリセーフで乗車  何とも素朴な町並みが残雪に溶け込んで 

私にとっては今年の この雪は 思いがけず ちょっとした雪山気分にさせて貰った訳ですが 

まだまだ相変わらずの未熟さが露呈した自分にガックリ・・・

そして何よりも 山に遠のいていたからと言えども 日常の自分の生活に いつの間にか甘えていた様で

                 ヘタレル事は何時でも出来る・・・  

 

もうちょっと頑張ってみようか・・・  そこのチミ!   

今回の奥多摩は そんな自分の背中を押してくれた様な  気がするのでしたょ

 

そんな ヘナチョコレポではありましたが やっぱり 山はいい~!! 

最後までお付き合い ありがとうございました  


払沢の滝~浅間嶺 中編

2012-02-11 | 奥多摩の山

初体験の氷瀑された滝を後に いよいよ本格的な登りになる訳ですが想像していた氷の世界は

以外にも寒さは それ程でも無かった。。。       

だって滝が凍るんですよ!      サブいに決まってますょょ・・・ 完全武装失敗の巻・・・始まり始まり~

 

 

長閑な集落を横目に 杉林の微妙な花粉の色に 間もなく訪れる あの季節を想像しながら

すごすごと民家の前を通り過ぎます

 

 

 

日向な里山を歩いていると こんな鐘付堂の様な建物 この脇を登ります 

この辺り 里山のとっても いい雰囲気で好きですね~

 

 

 

 

誰も摘まないミカンの木から 道しるべの如く     この道いいね~

道脇にはしだれ桜の木々が春近しとばかり その時を待っている様で 

早春には長閑な風景が広がるのだろうと想像を掻き立てられてしまいそうで 本当にいいであります

暖かな陽だまりで お弁当を広げ 昼寝でもしたくなるようです

杉が無かったらですが。。。

 

 

 

 

 

 

凄い氷柱 このお宅の前を横切り ずんずん登ると直ぐに狭い道路があり その辺りが時坂峠付近の様です

 

 

 

やがて 積雪も多くなり ふっかふっかの気持ちよ良い歩きでした・・・最初はね・・・

 

 

 

こんな斜面を見るとスキーがしたいよ!  と思わず。。。

 

 

 

間もなく到着した茶屋前 奥多摩主脈の中央辺りが一望できるのです

 ひとまず峠の茶屋で小休止         時坂峠からここまで約30分程

 

 

 

 

奥多摩主脈中央辺り 正面に御前山 右奥が大岳山  中央の凹みに尖がり山は 鋸山

 

 

 

ズームで御前山UP  春はカタクリの山として沢山のハイカーで賑やかなのだそうですは~るよ来い♪

 

 

あの出っ張り なっつかしいです~ 大岳山 可愛い 駒犬さんがお出迎えしてくれたっけ。。。

 

 

 

三頭山方面  麓には都民の森や自然公園などの施設があり 気軽に登れる山として親しまれているのだそうです

 

 

 

気持のよい展望を満喫すれば 後は浅間嶺へと向かうのみ 雪は少しづつ深くなってきているようですょ

 

 

 

茶屋から5~6分程進んだ処には 何とも風情のある蕎麦処 春にはオープンするのでしょうか

 

 

 

 

 

久しぶりの雪の感触に浸りたくて 暫し雪道に感激していたのですが・・・ 

若干進みが鈍い?? アイゼンは持参していたのですが・・・

このコースはハイキングコースとして 幅広く親しまれているコースなんですが

 

 

 

少しずつ 少しずつ 展望も開け  あっ~あともう少し~

 

 

 

それ程のアップダウンは無い筈なんですが・・・ 汗が滴り落ち 息はゼ~ハ ゼ~ハ

 

 

 

何でこんなに息があがるのか・・・勿論フリースは一枚はぎ取ってます

やっぱりウエアー間違えたか・・・ 脱ぐとモコモコでザックに仕舞えないんですから・・・

仕方なく着込んで やせ我慢! 冬山は脱いだり着たりと体温調節を図りながら歩かないと

こんなヘロヘロになるんだと・・・経験済みだったのでは・・・ 

 

何やら 楽しい笑い声が どんどん近づいて来る

峠の茶屋で田楽を召し上がっていた お姉様方が・・・私はその頃出発していたのに・・・何で!

何時に無く かな~りショックな自分でした  

                                     ~ つづく ~


払沢の滝~浅間嶺 前編

2012-02-09 | 奥多摩の山

早朝出かけるのは本当に久しぶり 薄暗い朝靄のホームは底冷えする程さぶい!

沢山着込んできて良かった~と内心ホッとしていたのです その着込み方は尋常ではない・・・

挙句にやっぱり、高山雪山用の靴を履いてくれば もっと良かったかな~なんて思う始末

流石に立川辺りは寒いですが! それはじっとしていればこそで・・・・

言訳をすれば私が以前経験した厳冬期の山は もうちっと北になる訳で寒さだけが記憶に

しっかり しがみ付いていたのであります・・・ なので完全武装で しかも ここは東京の片隅

いくら厳冬期と言えども そこまで・・・着るか!!

 

まずもってウエアーは登山用では無く モコモコのダウン その下にはフリース2枚 ヒートテックの下着

ズボンは冬用で裏地に起毛付き CWXじゃ寒かろうとタイツ(これが動き難いんですね~) 靴下2枚

当然ですが歩かなければ これで充分防寒対策万全なんです。。。 しか~し低山と言っても山は山だよ!

これで私の状況はお察しが付いた事と思います 

まぁっ 言訳はこのくらいにしておきましょうね。。。。

 

 

 

 奥多摩と言うと青梅線の奥多摩駅が浮かぶのですが 今回は始めて乗車する五日市線

立川から五日市線の終点武蔵五日市駅 檜原村への入り口ってところでしょうか

見知らぬ土地を散策する気分 これって子供の頃の探検気分 ドキドキ~ワクワク感そのものですね

駅からはバスで向かう先は払沢の滝入り口迄 30分程車窓から見渡す景色は何と雪景色!

うゎ~!と思わず歓声 まだまだ雪が たっぷり残っていたのですね~

なかなか雪山へ行かれない自分にとっては本当に嬉しい集落の冬景色でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて可愛い郵便局! 勿論 土曜~日曜はお休み 平日はどんな感じなのでしょう

タイムスリップしてしまいそうです

 

 

 

可愛い雪だるま 思う事は皆同じ~  先を越されてしまいました~

 

払沢の滝停留所からは ほんの10分程でしょうか 凍り付いた道も親切に 多分檜の木くず

チップを散りばめて とっても歩き易く観光で出向く方でも楽々な道中です

 

 

 

 

 

 

 

 

串刺しのお団子 久しく見ていなかったな・・・    やっぱり美味しそう~

 

何やら橋の先に見えてきたのは 凍り付いた滝 氷柱・氷瀑! 何人ものカメラマンが三脚越から

真剣に撮られています   写真等ではありますが 実際に眼にするのは初体験! うひょ~!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いくら必死で撮っても この程度  どうしてもブレブレ~

そうだストックを支えにする予定だったのに まだリュックの中 圧倒されて すっかり忘れてしまっていました

綺麗に撮るのって本当に難しいんですね! ガックリ~

 

 

初っ端から 想像以上の光景を見せつけられ 気持は高ぶるばかり

こうして見上げる山の なんと気持のよい事!   奥多摩バンザイ~

 

 

 

 

 

暫く山から遠ざかっていると 色々な事が 感覚的に鈍くなっている自分を知るのですが

いかに街での暮らしが五感を鈍らせてしまうものか・・・

それって私だけに云える事なのかもですが・・・ その分 トンチンカンな部分と

他愛も無い事でも深い感動を味わえた気がするのです

 

山慣れされてる皆さんも たまには私の様に遠ざかる事お薦めしますょ。。。  とか言ってネ(陰謀説ありあり)

                                    ~ つづく ~


雪だ!

2012-02-06 | 奥多摩の山

寒さがちょっと緩んだ様ですが 今年の冬は例年になく何と寒い日が続きますね

ヨーロッパでも凍死者数(路上生活者等)も増え世界的に極寒 温暖化は何処へ行ったのかな?

比較的暖かな我が街でも 今年はチト寒過ぎるんでないかい。。。

 そんなこんなな日々が あっと言う間に過ぎて 気が付けば2月であります トホホッ~

 

またまた日にちが前後してしまうのですが 先月1月28日(土) 

連日の寒波が各地を覆い とうとう関東圏にも積雪の為混乱が生じる程となってしまった一月下旬

それでも我が街には雪の影はなく 寒さだけはイッチョマエ  まぁ~雪山なんて縁が無いさ~

 

で 何となく高尾山以来低山に標準を当てながら 地図を観ながら ここなら行かれるか~あそこなら~

なんて思いを馳せて選んだ所は ひっさし振りの奥多摩へ! 長閑な集落の風景もいいかな

そんな気持ちでやって来たのですが   いや~!嬉しくて参りました~!

 

 

 

 

私にとって 例え里山ではありますが 昨年の一月の赤城山以来 一年振りであります

 

嬉しいやら懐かしいやら 思いがけずの雪山に 心は浮きたち! なのに反比例して身体は沈みっぱなし・・・

なんじゃそれ~? な奥多摩編となりました!

情けないレポですがトホホッ~    宜しかったら お付き合い下さい 

                                  ~ つづく ~


奥多摩へ~大岳山頂から その4

2009-01-14 | 奥多摩の山

 

  大岳山頂です! 風も無くとても穏やかで暖かなんです         12時40分

  登頂時は数人の登山者がいましたが長居をしていると皆出発されて

 この通り独占状態!たっぷりと頂上を楽しみました まずは富士山ですね

 気温が上昇してきたので、霞んできましたが一瞬雲がよけてくれました

正面には三っ峠山チョコンとした尖りが目印    きっと行きますよ~

   懐かしい大菩薩嶺も雪深くなっているのでしょうね

  日清食品の宣伝ではありません ~ 一度やってみたかったっ! 

 とっ!とっ!~ そんな時ラーメンの匂いに誘われてやってきたのかしら??

 枝先にチョコント  頭の先が黒い(シジュウカラ科)コガラが首をかしげてこちらを見てます

    可愛いでしょう!!  とても人に慣れているようなんです

 また違う種類の鳥もやってきました     この枝下に私が居るのにですよ ~

 チュンチュンッ~♪ と可愛い鳴声が初雪の楽しさを一緒に楽しんでいる様でした

  http://okutama.eco.coocan.jp/bird.php (奥多摩野鳥の検索)

  心も~お腹も満腹です~ ついでに身体は着膨れ状態 ~満足満足~♪

 頂上を後にもう一度大岳山荘へと下山します このずっと奥が新しい山荘です

 この山荘の先には今は立ち入り禁止ですが、こんな富士見台がありました

 丹沢遠望です、ずっと右端が富士の裾野ですね

 岩石園方面へ下りますが凄い急坂! でも楽しい~嬉し~♪

  沢沿いの登山道はまだタップリの雪がありました

 益々急坂に~でも楽しい~こんな雪景色の中を~でもってひっくり返りました~

  ひっくり返ってもころんでも雪道は楽しい~♪  ザックはいいクッションです

  チト頭打ったかな~ まっ~元に戻ったという事で~

   落葉と雪とのコラボレーション

  この坂の上にも何かが光っていました

命ある全てのものへ分け与えてくれる神々しいまでの光が燦々と降り注いでいました

 長尾平分岐 これで見納めのコーヒータイムとなります           15時20分

  賑やかだったであろう踏み跡のベンチには今日の雪山への名残を感じます

  風もなく とても穏やかな雪山にどれ程の登山者が酔いしれただろう

  東京の街並みが一望できると云う 「日の出山」 ここも東京なんですね

 土産物屋が立ち並ぶ入り口にはこんな看板が「天空~」入らずにはいられない~

 けれど止めておきましょう

 こんな素敵な冬の奥多摩山稜を堪能できたのですから

  雪化粧した山に迎えられ、野鳥に遊んでもらい、暖かな日差しに包まれて

 至福の時を随分と味わう事ができました

 御岳展望台の食堂で最後の仕上げは奥多摩の山へ感謝を込めて「乾杯!」

 まるで ドビッシーの 「月の光」 を奏でる様な見事な月を展望台で眺め感動し

 今日の登山を最後まで、こんなにも楽しく優しく迎い入れてくれた奥多摩に心から

 感謝せずにはいられませんでした

 この夕暮れの見事な月の光に送られて、ここ奥多摩を後にしました

 いつもの様に随分と沢山の写真をUPしてしまいましたが本日の山レポを最後まで

 読んで下さった皆様へ、又今回は動画を投稿しましたが、もっと景色を取り入れ

 ていればと反省しました  余りに夢中になり粗雑になってしまいました

 このようなブログにお付き合い下さいまして心から感謝致します

 そして、ご多忙にも関わらず何時も的確に山行を計画して下さるHさんには

 これからもお世話になりますが宜しくお願いします    ありがとうございました! 


奥多摩へ~大岳山 その3

2009-01-13 | 奥多摩の山

 

 御嶽駅(バス)~滝本駅(ケーブルカー)~御岳山駅(展望台)所要時間16分

 御岳山~奥の院~鍋割山~大岳山~長尾平分岐~展望台 

 10時30分発 ~15時40分着 → 行程 5時間10分 

        

 御嶽神社で参拝をすませ境内を降りて右横へと辿ります     10時30分出発

 雪かきをしていない所はこんなに積もり、晴天の日差しにキラキラ輝いていました 

  サクサクと山道を歩けば、ここは 「天狗の腰掛杉」 

 あの枝に腰掛けて遠く下界を眺めていたのでしょうね ~ この鳥居をくぐります

  色々なコースの中ををまずは尾根沿いへ奥の院~鍋割山へと向う事にしました

  大楢峠方面でしょうか ~ まるで絵画のようです

 新雪の感触がたまらなくサクサク音を撮り始めたのですが~ なんとへっぴり腰

 この辺り手前からでした 風もかなり出て頂上は強風かしらと心配

   勾配が出てきて登りに専念します~ それでもアイゼン無しでも大丈夫でした

 

 こんな急坂を登るのです それでもフカフカな新雪は足にも気持ちよく

  踏み跡もあまり無く本日の登山者の少なさを物語っていました

  新雪は段々増してきて20cm程になりました   こんな鎖場まであるのですね

  ここが 「奥の院」 もう一度お参りして、この裏手上が頂上です        11時

  南方面 眼下には 「日の出山」 その下にはマッチ箱の様な東京都心の街

  「奥の院」 を振り返り

   サクサクと足取りも軽く  時々樹木に積もった雪がハラハラと~ハラハラと~

  時にはドサ~ッ!と~頭やら背中やら嬉し楽しい樹木との雪合戦のように~

  アッと云う間に到着、特に展望らしき処もないので先へ進みました  11時20分

  御嶽神社から1時間程で 「鍋割山」 歩くより眺める回数の方が多かった程

  笹薮が登山道らしくなってきました  行く手に見えるは目指す 「大岳山」

 

 雪に彩られた笹と落葉樹林の眺めは時を忘れさせてくれる程 美しいものでした

 芥場峠(あくば)から大岳神社へと向い   大岳山荘が近くに見えてきました

  この鎖場は今夜からは凍結して滑りそうです

  少し険しい露岩を抜ければ大岳神社です

 この直下には 「大岳山荘」 見える山荘は今は廃屋となっています

 鳥居の先には古くから此処を訪れた人々を守ってきたのでしょう

 眼を閉じれば 先人達が馬の背に担いだ荷を引きながら苦しい山道を黙々と

 歩いていたのかと想像しながら、思わず手を合わせてしまいました

 大岳神社の昔ながらの静かな境内  

 なんと愛くるしいと云っては失礼なのか、狛犬が迎い入れてくれたかのようです!

 裏手には、ひっそりと昔を懐かしむような祠か~杉や桧の樹林に見守られていました

  この巨木杉の間を抜け急勾配の山道を登ると頂上です

 鍋割山からは普通1時間程の行程なのですが今回は雪山の景色を堪能しながら

 でしたので随分と時間をとってしまいました

 東京都の片隅に素晴らしい山並みが綺麗に薄化粧して待っていてくれたのです

 急いで登ってはもったいないのです

 そして思いもかけず、この先の頂で待っていてくれたものがありました

 大展望はもちろんの事ですが・・・・お楽しみ~

                       ~ つづく ~  


奥多摩へ~ 御岳山 その2

2009-01-12 | 奥多摩の山

 

 御岳山~大岳山へ

 2009年初登山は、まずは御岳山でお参りをと希望して大岳山まで行って来ました

 1月10日 そう!東京に初雪が降ったあくる日です、この日しか予定が組めず

 電車等の運行状態が心配されて内心何故こんな時に雪など降るのかと、恨めしく

 思ってしまったのですが、それはそれは想定外の最高の観賞ハイクでした!!

 東京近郊でこんな素敵な雪景色を堪能出来た事に感謝感謝です

  こちらは以前の御嶽駅でしょうか取り壊す事無く郷愁を残して 

 現在は、より立派な威厳のある駅看板でした

 駅脇にあるインフョメーションセンターで待ち合わせ時間を調節し役員の方と

 色々お話を伺ったりして、とても親切に案内して下さり気持ちの良い

 スタートをきる事ができました  見上げればこんな雪景色、日の出山頂!

  バスに揺られて10分程、ケーブルカーで御嶽神社へ向います

 ケーブルで滝本駅から御嶽駅まで6分、展望台では思わず歓声をあげてしまう程

 新宿高層ビルの奥には筑波山がクッキリ(肉眼だと)挟んで埼玉副都心(左)

 北方面は赤杭尾根(あかぐな)~川苔山への稜線~高水三山(右端方向)

 そしてこの奥の稜線の先には

  もっと空気が澄んでいたら、こんな風景に見えるらしい

  私はこの景色で充分満足でした~  まさしく大展望台でした

  クリスマスツリーのオンパレード     奥の院が俄然ハッスル!ハッスル!

  冬の杉木立は以外にいいものですね

  この一帯の集落には茅葺の屋根がしっかりと息づいていました

  お地蔵様は大切に守られて雪が降っても暖かそうです

  「神代ケヤキ」 樹齢千年程の見事な欅はずっとこの地を見つめてきたのですね

  風雪に耐え傷だらけになりながらも、しっかりと根を這っていました

   真新しい鳥居から階段上境内へと導かれて

  今度はぐっと古めかしくなった鳥居を登っていきます

   さすがに立派な風情ある荘厳な神社でした

 今年最初の山行は御岳山から始まります

 こんなに気持ちよくスタートをきる事が出来た事へ感謝し、この一年が無事

 終えます様願い、も一つおまけのお願いをして

 ゲレンデでの雪山でしか味わった事の無い私には奥多摩の雪景色は

 驚きと感激で見るもの全てが一層の輝きを増して魅了してくれました

 お陰で山登りと云うよりは観賞がメインになってしまい何時もの如く沢山の

 取り留めの無い写真を載せてしまいました~

 いざ~大岳山へ!

                    ~ つづく ~


何処ぞの山へ~♪その1

2009-01-11 | 奥多摩の山

 

  奥多摩の大岳山へ ~

      山の中の樹氷は自然が造りだした芸術品そのものです

 

 

    


 

 今年最初の山をと予定していましたが、まさか!こんなに初雪を楽しめるとは

 子供の様にはしゃいでしまいました!

 この踏み音が心地よく!山の風音!思わず録画してしまった 

                    ~  つづく  ~

 


奥多摩へ鷹ノ巣山~おまけ

2008-12-27 | 奥多摩の山

 

  奥多摩駅横にある地元の方が営む居酒屋で本日の山行の反省会と云うか

  まぁ~早く喉を潤したいとばかりに迷わず入店すれば、何と3畳程のカウンター

  こじんまりとして、穏やかな中年ご夫婦と地元の常連客の小父様~S氏の3名程

  横浜から来られたと云うご夫婦は、むかし道を散策されたとか、来年は

  鷹ノ巣へ行きたいとの事でしたが、この常連客S氏とも顔見知りになったとか

  そして常連客のS氏はとても愉快な発明家 ~ ①巻尺が電話帳の役目

  ②野球帽子に折りたたみ傘を繋げて(雨でも両手が塞がらない為に)

  ドラえもんのタケコプターそっくり!

  などなど沢山のアイデア商品を見せて下さったり、昔の奥多摩の話なども

  して下さったりと話は尽きなかったのですが、次回の出会いを楽しみに帰路へ

 長閑な居酒屋の語らいの中、喉を潤す生ビールの味は格別でついつい~

 帰りの電車は途中まで貸切状態!そうそう酔い覚ましにと持参したアンポ柿

 先月塩山駅前で触ってしまったお詫びに?と始めて頂きましたが実に美味しい!

 手のひら程もある大きな干し柿、一度お試しあれ~

  そして、この実は稲村岩尾根登りでうんざりとして頭を下げた瞬間に見つけた

  サルナシの実、思わず蔦を探したけれどわかりませんでしたが、ガンバレ!

  と促された様でポケットの中へ~

  そして胡桃は先月大菩薩嶺の帰路、里山を歩きながら道脇に転がっていた実

  里山歩きの楽しかったこと~白菜、大根、干し柿が美味しそうだった~

  そして小さな松ボックリの実は八ヶ岳での紅葉の林道歩きが気持ちよく転がって

  いたこの実が可愛くてポケットの中へ~

  どれもこれも私にとっては可愛い記念品、今年の山行の思い出に浸り

  山でお会いし、お世話になった方々の顔を思い浮かべ

  来年の山行に胸弾ませて尽きぬ思いで眺めています

  山の先輩Hさん、本年度は本当にお世話になりました

  また来年も懲りずに宜しくおねがいしますね!

  そして私の拙い山レポを読んで下さる皆さん、ありがとうございました!

  また来年も頑張りますので宜しく応援下さい 

 

 

 


奥多摩へ鷹ノ巣山~後編

2008-12-25 | 奥多摩の山

 

 頂上はご覧の通り展望も良かったのですが強風でジッとしているのは辛いです

 東南方向に見えるのが大岳山(とても特徴的な山なので)私にも分かります

   同じく石尾根方向に見える奥多摩三山の御前山

  南方面には左に三頭山奥は丹沢辺りか山稜が連なっています

  雲の間から頭を出してくれた秀麗富士

  西側方面には三ツ峠山、先月登った大菩薩嶺、雁ヶ腹摺山

  自分が登った山は何故か特に愛しく感じるものですね

  雲取山方面への尾根、手前日陰名栗峰その右に高丸山、奥に七ツ石山

  何とか展望にも恵まれて恒例のカップラーメン昼食、ジェットボイルでお試し~

 ところが強風でライターがなかなか着火しないのです   ドキッ~

 必死で着火成功  ラーメン抜きは辛いです~ そんなこんなで時間は

 迫って来ます~雲も迫って来ます~食べたら即撤収!  下山 1時30分スタート

  頂上から石尾根下山は視界が開けたカヤトの尾根下りでした

 

 途中アップダウンを繰り返し残雪の感触を味わいながら、泥濘を味わいながら

  急坂の雪はぬかるみになりながら、滑る滑る~見た目より歩き難いのです

  残雪が無くなる頃には又急坂になり、北側斜面は雪が残ったままです

  既に凍結し始めて、踏み足が滑りそうになり~オ~ットトッ!

 六ツ石山分岐ほぼ半分程下山、日が陰り始めました            15時

 御前山、大岳山が夕暮れで霞んでくる~カップ麺の塩分か~喉が渇く~渇く~

 風も吹き始めたけれど、刺す様な冷たさは無かったのです

  少しづつ歩き易い尾根道から林道へと

  あ~何とか尾根をヘッデン点けづに降りる事が出来ましたね~    16時30分

  ここから先は道路を横断して近道の林道歩きで30分程、漸く駅前に到着

  スッカリ日も暮れて家並みからは灯りが点り、一昔前の町の営みを感じ

  何故か心和む灯りが印象的でした

 

  いやはや時間との戦いのような日帰り登山、冬の日暮れの短さを実感しました

  それでも天気に恵まれ眺望も出来、東京、神奈川近郊からこんなにも山深く

  様々なバリエーションに飛んだ妙味のある山行に、木根で滑って挫きそうに

  なりながらも、何時の間にか私は魅かれてしまいました

  そう帰りの駅前では楽しい出会いがありました

                    ~  つづく  ~  


奥多摩へ鷹ノ巣山~ 前編

2008-12-23 | 奥多摩の山

 

  12月21日  始めての奥多摩、 鷹ノ巣山への日帰り登山です

 東京都近郊でありながら、改めてこの山の奥深さには驚いてしまいました!

 山好きな方々を魅了してやまない奥多摩を少しだけ垣間見た気がします

 12月とはいえ本日の気温は異常な程の暖かさで、さぁ~3時間余りの登りです

 

 奥多摩駅~東日原~稲村岩の頭~ヒルメシクイノタワ~鷹ノ巣頂上~奥多摩駅

 (バス30分) →     50分 →  2時間20分   → 40分 →  3時間30分

  登り稲村岩尾根から 下山は石尾根へ奥多摩駅まで行程往復  7時間20分程

 (休憩含む)                        バス停を9時10分スタート

   巳ノ戸橋を渡り、これが日原川ですね、沢沿いの家横を通り

   この渡し橋から林道を登っては下って沢を渡り登り返します

  先を行く年配者はドンドコ先へ登って行かれます

  おう~!  あの巨岩が目前!巳ノ戸沢に沿って登ります

  随分近くなりました稲村岩、この辺の集落の守り神のようでした

  その名の由来は稲藁を束ねたものに似ているからとの事だそうです

  巳ノ戸沢沿いの落葉の感触はやっぱり気持ちがいい

  だからと、この橋は渡らず左手巨岩を仰ぎ見てその下を巻いて登ります

 

  ジグザグの急登を登り巨岩のコルへと近づいていきます

 急斜面のある林道で雪道はかなり神経使いそうな感じです

  何方もここはスルーされてました、常連なのでしょう              10時

  仰ぎ見ていた巨岩ですから登らなくては

  三ツドッケ山辺りかと川苔山も見えるとか百尋ノ滝があるとのこと

 行ってみたい山の一つです

 奥多摩の山座同定は私には難しくて、 間違えていたらすみません

 稲村岩を降りては、兎に角登りあるのみと云う登り、奥多摩三大急登の一つとか

 覚悟はしていたものの~いい加減うんざりしてきます

 標高1300m辺りでは漸く残雪がチラホラと、少し気が紛れる様でしたが

  若い男性がアイゼン装着していましたが、まだ何とか大丈夫のようでしたので

 このまま登りきりましたがヘロヘロです~この勾配ですよ~

  ヒルメシクイノタワ(何とも乱暴な名前でしょ)                 12時10分

 やっとブナ林の中の平坦な道に出てホッ!

 ここでメシを食うってことか~いやいや後30分で登頂の予定、我慢して登るが 

   やった~!やっと頂上!

 残り30分の筈でしたが、このヒルメシの道標からは更なる急峻な登りで

 どうにも力が入らず途中急登な道脇で、どうにか軽食をほうばる事にしたのです        

 あの道標はそういう意味なのかしら?と 私は何と標準的な登山者なのか?

 何か暗示にかかったようでした~

  頂上はご覧の雪景色でした

  展望も良く晴れ渡っていましたが、やはり12月の標高1736mです

  風もかなりあり、ノンビリと昼食とはいきませんでした兎に角寒い!

  冬はヒルメシクイタワで昼食を済ませる事、お勧めします~

  そして何よりこの日は冬至、4時には日も陰ります下山は3時間半はかかります

  時間配分を考慮しなければいけません、登りに時間がかかったという事

  苦手な登りだけの尾根、寒いと思いタイツ2枚も穿いて動きが鈍い様な

  さてさて後半はどんなものでしょうか~

                    ~ つづく ~