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風n

山の美しさに魅かれ登山を始めてまだ間もない未熟者、沢山の人に色々な山の事教えて頂いたり、日々のつれづれを♪

帰ります~♪

2008-09-20 | 中央アルプスの山

 

 

  空木駒峰ヒュッテ~池山尾根~こまくさの湯

    爆睡出来た者、不眠の者~共に晴れやかな朝を迎え

    縦走に向う者、帰路へ向う者、互いに手際よく準備し

    またいつか、何処かの山で逢えることを願い別れをつげて小屋を出た

  駒石付近から空木岳山頂~直下に駒峰ヒュッテ 

  振り返れば~

  

       

  改めて砂礫地帯の岩ゴロの空木岳に 

  「やっぱり巨人のおもちゃ箱かな~」

  楽しませてもらった宝剣岳   

  360°の大展望木曾駒ケ岳

  ダケカンバ・ハイマツ帯に身体が溶けていきそうだった檜尾岳

  岩登りを教えてくれた熊沢岳

  稜線の風で優しく包んでくれた東川岳

           

             

 

                              

                     ありがとう~!    さようなら~!                   

    何度も振り返り、別れを惜しみつつ~帰路へ

       

     前方にはな~にこれ~!  うひゃ~これが駒石ね!

      

 ここはやっぱり巨人が遊んでいた山なのね~

 ここ登れるかしら? と誰もが思うはず、思うだけですョ

 白い砂礫の尾根を気持ちのいい風に送られて一路ひたすら下山~下山

 高山植物が賑わっていたであろう花園~

 日本庭園は秋の準備におおわらわ

  

                

 大地獄・小地獄とインディージョーズ気分で  

 昨日のアプローチに比べればなんの~なんの~

 しかし、こんなに下りばかりで一体どれ程、登ってきていたのか~と~

 これから空木岳へと向う登山者が次々とやってくる

 樹木の根っこやら、梯子、くま笹に、足元もふらつきそうになりながら

 (う~筋肉痛~!)

 だんだん、うんざりしてきそうな下りに

  

 池山山頂分岐にこんな水場が

        

 

       

               いいでしょ!

       空木へ向う登山者はここが最後の水場なんです

       ここでコーヒータイム  

       喉を潤す水の美味しかったこと!

       もちろんコーヒーも最高美味!残る食料をほおばり

               

        まさしく森林浴でした~ ね~ ♪

        思い出深いこの2泊3日の中央アルプスを

        最後まで楽しませてくれました !  

   

             ~ もう少しだね ~         

 ふと横を見渡せば~ なんと!スキーゲレンデでした!

 でもすっかり秋色にすすきが「これでもか~!」

 と云わんばかりに一面に咲きほこっていましたよ~

                 

 潤った身体は、またもや好奇心で一杯に・・・

 そろそろハイキングコースも飽きてくれば 「こっちの道から帰ろう!」

 となるのは当然の成り行き!

 スキーだったら一気に下山です~とゲレンデを駆け下りて 

 あっという間に駐車場へ到着 ! 

 こまくさの湯で心地よい汗を洗い流せば、今度はどこぞの山にと

 思い廻らせて~帰路~

      

                

諏訪インターで見たこの空の蒼さは、私の心を映し出しているかのように

清々しく充実感に満ちたものでした

満足な知識もない私が心行くまで楽しめた事、ずっとフォローして

下さった Hさんに心から感謝します!

お疲れ様でした!

さ~今度は何処へ行く!  

 


行ってきました!その4

2008-09-19 | 中央アルプスの山

 

 空木駒峰ヒュッテ~池山尾根~こまくさの湯

 空木岳!?~避難小屋!?

 そうなんです!

木曾殿山荘は満杯で! 

予約無しはお断り!

宝剣山荘での噂は的中でした~

う~ん・・・ではでは気持ちを切り替えて・・・

檜尾岳でお会いしたご夫婦と早々にお別れし、いざ!空木岳へ!

とは云うものの~ここから1時間半の行程、小屋には水も無く山荘直下に

「義仲の力水」を汲みに~

私では無く同行者が気遣って私の分まで水をポッカして下さり

独り先へ歩を進め~

何組かの方も同じ様に向かわれていました

私は のごとく 「これから1時間半か~・・・」 昨夜の寝不足が

どっっと押し寄せてくる・・・

途中、元気のいいお兄さんが 

「お独りですかー!この先は急登りと垂直の岩場鎖場もあり危険です

から気を付けて~ って下山・・・わかってるョ~アリガト~

急な登りに喘ぎながら、かすめる不安に一層掻き立てるかのように

ガスが湧いてくる

不甲斐無い自分に落ち込みそうになり、ふと眼下をみれば同行者が

駆け上がってくるのを確認  「 私も頑張らなくちゃ~!」

甘い~甘い~コーヒー で気力・体力を持ち直して後30分!

「 もういいよ~~」 と思える程の岩場、急登を越えてやってきた!!

               やった~!よ~ふはぁ~!

                

誰が言ったか「 巨人のおもちゃ箱 」

今の私に「おもちゃ箱」なんて思える余裕など無い~ひっくり返した~

のは分かるけれど~~空木岳→改名→難木岳~にしたいです~はい

 日も暮れ始めガスもこの通り、頂上で同じように山形から

来られたと云う3人組み

「 いや~きつかったね~!」

はいはい!そりゃ~もう~この安堵感は例えようもありませんね~

    

          

                

 この写真は翌朝小屋から撮った写真です

遠くチョコンと宝剣岳、あの先からこの稜線をずーと来たんだ~

そう、頂上ではもうシャッターを押す 余裕もなくガスも湧き

展望は無理でした~15分ぐらい下ると小屋がみえてきた~

     

                

   翌朝、小屋から見上げた空木岳~花崗岩の白砂のように

「うつぎの花?」~残雪を見てみたいョ

木曾殿乗越からの登りとは全く違う山にみえる 

避難小屋の管理人の女性に今夜の宿泊を申し出て、既に宿泊者は

30人優しい言葉に思わず~ウルウル~

その後からも数人が来られ

「皆さ~ん!すでに満杯ですが、同じ仲間ですので宜しいですね~」と

はいはい~もちろんですよ !

「同じ仲間」 この言葉の響きに思わずグッ!ときてしまう

2階建てでなかなか奇麗な小屋でした

 食料も取り敢えず携帯食の雑煮、雑炊とで翌朝食の分も確保し充分

ビールはさすがにありませんがウィスキーが残ってました~

頂上で一緒になった山形から来られた3人組と無事、小屋へ宿泊できた事

互いに労って 「かんぱ~い! 」

疲れも忘れ山の話に花が咲く~この3人組山で知り合ってからの付き合い

既に百名山はクリアー、残るは二百名山これが曲者と意欲満々

北海道の幌尻岳は3回挑戦した~利尻 岳も最高だよ~!

もう~ヨダレが出るのをこらえるのがやっと(お~っと失礼!)

尽きぬ話に時があっという間に過ぎ、他の登山客も疲れておられる事

早々にお開きとなり深い眠りにつきました~

本当に皆、蓑虫状態でしたが重なり合う程ではなかった事を感謝して~

「これが避難小屋か~ん~なんかいいな~♪」

美味しいおかずもいらない

横になれるだけでいい

美味しいお水とちょっとの酒?と

寒さなんて、このぬくもりの部屋にはやってこない

                                  空木駒峰ヒュッテ

                        駒峰山岳会が運営する避難小屋です

                                  ~ つづく ~

 


行ってきました!その3

2008-09-18 | 中央アルプスの山

 

  宝剣岳~木曾殿山荘へ!??がっ!

 若干の不眠も緊張感?で払拭?!

朝食は食べられず、取り敢えず栄養ドリンクと目覚ましコーヒー で

この朝日の輝きに背中を押されたよう

 

  

                

  神々しい色彩でこの世の全ての稜線を映し出す

  

                  

  何に例えようもないこの輝きに感動せぬ者などあろう筈も無い

 

山荘に別れを告げて

宝剣へ再び登頂、昨日の登頂に自信がつき落ち着いて南稜を無事通過!  

  

                 

極楽?これから向かう稜線もそうかしら?

       島田娘をのんびり♪

  

遥か彼方に南駒ケ岳そして空木岳が~今日は右奥にみえる熊沢岳を越えて

終了だ~    丘を越え行こうよ~♪ルンルン~

鼻歌はここまで!ここから先は濁沢大峰~岩やガレ場のアップダウンが続く

最初は木曾側を巻き、さらに伊奈側を巻き~やがて檜尾岳に頂上                 

この下の稜線の先に尖り~この辺が熊沢岳あそこか~~  

ここまで来れば行程の半分余り、後2時間程で山荘へ~予定通り

お腹も空いてコーヒータイム                 

極楽平からロープウェイで来られたという年配のご夫婦と、思いでの山の話で

暫し時の流れを楽しみました

既に百名山を数箇所残し、無理をせずのんびり登っているそうですが、お二人共

健脚でさすがでした

後程、木曾殿山荘でお会いしましょうと先に出発されました・・・

                                 

檜尾避難小屋~お独りでここに1泊されたという女性にも会いました

寝坊して宝剣へ向けて足早に~お気をつけて

この小屋後方を下山して駒ヶ根へ向かう檜尾尾根コースもあります

ホット一息もつかの間いよいよ熊沢岳の岩場のトラバース!  

岩!岩!岩!一枚岩! でも段々岩が面白くなってきた~   

そして東川岳まで幾つかのピークを越えて  

  

ダケカンバ帯、ハイマツ帯に身体をあずけ流れる稜線に目前に迫る空木岳

今日の縦走を振り返りチョコンと宝剣岳~木曾駒ケ岳~

                 

そう見えてきました空木岳全貌!明日はここを登るのね~んっ?んっ?!!

             

 あ~少し早めに到着かな?

昨夜の睡眠不測も今夜はグッスリだな~~

心地よい疲労に充実感に満ちた瞬間でした

憧れの稜線歩きに、今度いつかは北岳から間ノ岳の3000mの稜線散歩!

な~んて思い描いておりましたが・・・・!がっ!がっ!

                         ~ つづく~


行ってきました!その2

2008-09-16 | 中央アルプスの山

  

巨大花崗岩の宝剣岳へ

木曾駒ケ岳から下山して直行!

御嶽山がじっと見守ってくれている様に思えたのは何故かしら?

  

信仰登山の大御所どっしりとした山稜は北でも南でも中央でもない

 雄姿そのものです 

奇岩の天狗岩を右手に主稜を直進です!

        

                

こっこっ!ここを登るのです~

遥か頂上付近に登山者がみえますか~~

    見えないですね

既にここでシャッター 押す手元がぶれてます~

大丈夫?なの~?岩場と鎖場を 三・点・支・持 で落ち着いてね~

ここをクリアせずには、私のこれからの登山は始まらないのです~はい

ただただ他に何も考えず頂上だけを見つめ、足元、手がかりに集中して

鎖場ピークには下山される方が

「ゆっくり!焦らないで!一番のピークだからね~気を付けて!」

って同行の方を元気づけていましたョ~

でもでも下を観てはいませんでした!

それはそれは夢中で一気に登り詰めました~

                 

このてっぺんが山頂ですが・・これ以上は無理

山頂は狭く5~6人の方が記念写真を取り合っていました

気のいいお兄さんがカメラを撮ってくれるというので、少し余裕のポーズで!

さっきまで固まっていた私のこのポーズに頂上の全員が大爆笑!!

でも、このお兄さんも 「こえ~!こえ~!」 の連発でしたよ!

これ以上カメラは使用せず~出来ず~大パノラマも観ず~観れず

下山への心の準備をしておりました~ はいっ

  

登り同様、下山も夢中で一気に 「おう!見上げればこんな岩ばかりでしたね~」

ハイ松だってこれ以上は上がれない

折角の大パノラマは見る事ができなかったけれど 「やったー!」 が本心です

心はすでに明日への縦走に向けて準備中

  

宝剣山荘直下はこんな感じです

標高約2850mの山荘で第一日目の行程を振り返りながら

   

憂愁の木曾駒ケ岳(2956m)

                

                      掻き消す雲の頂上宝剣岳

  紅に染まる山稜をこの胸に焼付けて

  

                

心地良い眠りにつきました~

といきたかったのですが若干の高山病? 緊張感? 

頭痛・吐き気であまり眠れなかったのです~  

さてさて、明朝は空身ではなくザックを担いで宝剣岳を登り南稜を巻いて

宝剣岳~檜尾岳~熊沢岳~東川岳~木曾殿山荘へ初縦走

どうなることやら・・・

  山荘の夕食です 

  

                                    ~つづく


行ってきました!その1

2008-09-15 | 中央アルプスの山

 

  何処へ? って決まってるでしょう

北でも南でもない中央へ! 木曾駒ケ岳!

9月12日~14日 (2泊3日)

1日目 千畳敷~木曾駒ケ岳~宝剣岳(?)~宝剣山荘  

2日目 宝剣岳~濁沢大峰~檜尾岳~熊沢岳~東川岳~木曾殿山荘 ??

3日目 空木岳??~駒ヶ根へ下山

 

初めての中央アルプス縦走劇!なんです~

急遽決まった登山に天にも登る思いで当日を迎え天気も上々

中央高速から甲斐駒ケ岳、八ヶ岳の雄姿に胸躍らせて、しらび平からロープウェイ

で千畳敷へ                  

   

 前方には見事な千畳敷カールと見上げる宝剣岳の尖り帽子と天狗岩

お花畑は来春への眠りについていましたが、サービス精神旺盛なチングルマの果穂が歓迎してくれました

宝剣山荘で手続きを済ませ空身でいざ!駒ケ岳山頂へ

その前に、この展望を南東へ富士~チョコンと塩見岳

   

左奥に甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳~

   

この先、どれ程のパノラマが展開するとも知らずに南アルプスよ~と

初心者はこれだから困ります

足早に歩を進めて中岳そして山頂へ

花崗岩の玉垣をめぐらした立派な祠でした、まさしく信仰の山です

   

                   

晴天に恵まれて360°の展望です

北の名峰、南の名峰も雲を突き抜けて出迎えてくれました 

   

                

富士の峰を中心に私は今アルプスの中央に登頂している事を実感した瞬間です

風もなく穏やかな空気に包まれて、至福の時をのんびりと味わう事ができました 

           

                  

念願の頂上でのコーヒータイム 

私の小さな小さな夢が叶いました!

そして眼下に観えるピラミッド形の岩峰を目指して、初鎖場へ挑戦です 

宝剣岳ここをクリアしなければ、空木岳への縦走は断念しなければなりません

何だかこの尖った岩稜が 「来るなら来い!」

いえいえ 「ゆっくりでいいから、いらっしゃい」

と囁いているんです

高鳴る胸を落ち着かせながら下山は中岳っから右巻きに宝剣へ

         

遥かに観える空木岳です

明日はこの稜線を・・・その前に~そう宝剣へ 戦の神様なんですが

女性なんだそうです 

さてさて~この初心者はどうしたものでしょう高所恐怖症!!  

                            ~つづく