典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

 I am David

2010年11月02日 | 【日録】今日は何した?どう過ごした?
 1952年か、53年のブルガリア・・・。

 少しバタバタしていたので、見落としてしまいました!
 とにかく、ブルガリアに強制労働収容所がなくなるのは、たぶんですが、
<スターリンの死>までだと思われますが、確認していません。

 まあ、映画のストーリーぐらいはネットで調べれば、<ネタバレ>系の紹介
にありますからねぇ。

 一言でいえぱ、ブルガリアの収容所を脱出した、12歳の少年が<デンマー
ク>にたどりつくまでの物語です。

 「死にたい。こんなところで生きてどうなるの?」という少年に、ヨハンは
「何があっても生き抜くんだ」と、外にはすばらしい世界があるんだよと、力
強く、訴えます・・・。
 たった12歳。強制収容所の中しか知らない少年のダビッド・・・。彼は
<ひとりぼっち>です。

 オトナに混じり、辛い労働を強いられて収容所で生きてきた彼には、周りの
大人たちが語ることが分かりません。

 或るとき、石鹸を盗んだダビッドは、発見されされそうになりますが、隣に
いたヨハンが手をこっそり伸ばし、自分の掌の中に・・・。そして、彼はすぐ
銃殺されました。

   ネットの映画紹介サイトでは、この写真の人物は<看守>と書かれて
いますが、それは間違い。強制労働収容所の将校、責任者クラスですよ。
 
 この人物は「デンマークに行け」「北へ北へ」と磁石やナイフなどを手渡
し、何があっても身から離すなと一通の<封筒>を持たせます・・・。
 
 「人を決して信じるな」「人目を避けろ」「見られたら、その中に溶け込
め」と、ダビッドの脳裏と心に自分の言葉を刻ませ、その上で収容所からの
<逃亡方法>を教え込みました・・・。

 スターリンの時代のブルガリアです  
 米ソ<冷戦>の真っ只中のヨーロッパ・・・。

 サロニカ、つまりテッサロニア、ギリシアの港町にいき、そこから船でイ
タリアを経て、北へ北へ! デンマークへ向かえと収容所のこの人物は少年
に教えました。

 イタリアの貨物船での<密航>です・・・。
 人のよさそうなまさにイタリア人の、船員(ロベルト)に見つかりますが、
ナイフと交換に見逃しただけではなく、「港ではまずい」からと、救命具
を身につけさせて、港の手前でロープでダビッドを海上に下ろす・・・。
「潮の流れに乗っていけば、陸地に着くから」と!

    ここから先は、ネットで調べてくださいな。

 まあ、この写真の人物は、少年の母親の幼馴染で、彼女を強制労働収容
所から脱出させています。
 少年に手渡した  の中味は、収容所保管の個人識別カードで、少年と
その母親の・・・でした。

 とても、すばらしい作品です。ぜひ、ツタヤで借りて、ご覧下さいな。

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