自然と音楽と・・/天山

大自然と音楽がテーマのブログです。

夕涼みの写真、ホタル

2010-06-29 | 自然








この写真、東京高尾山のふもとの近くまで行って撮影したものです。
先週土曜日撮影したものですが、残念な事に途中で雨が降ってきて、ホタルは葉っぱの影に隠れてしまったようです。
シャッターチャンスがほとんどなく、二時間以上ポツポツ降る雨の中待って、数少ないチャンスをなんとか捉えました。
カメラの限界もあって絞りは最大開けて、シャッター速度30秒、おまけにISO1600にしたので、こんなもんですかねぇ
(⌒-⌒;)
それでも家へ帰ってから確認してみるとホタルがなんとか写っていて、一安心。現場じゃっ認識できなかったので諦めてました。ソフトでノイズを低減させたけれど、見えますかねぇー、ホタル色の光が移って行く軌跡を。
この写真、小さな橋の上で撮影しているのですが、人が歩くたびに揺れる上に、一回の撮影で30秒シャッターあけているので縦揺れするんじゃないかと心配しましたが、なんとかクリア。それでも目で見えているのにカメラは30秒間動かせないので、ホタルがレンズの範囲に入るのは稀(笑)、数えても20匹くらいだから、結局カメラに収める事が出来たのは10枚以下、ちょっと寂しいけれど仕方ありません。
この日何匹もが僕の手の上で休んでいった。
人懐っこいホタル達でした。
ホタルは成虫となってからは、幼虫時代に食べた「貝のカワニナ」の栄養分だけで、生きてその栄養分が尽きると死んで行くのだそうです。なんともはかない一生ですね。

ホタルの季節

2010-06-23 | Weblog
暑くて目が覚めてしまった(´∇`;)、もう起きて昨日の事を・・・・
今年もやってきましたホタルの季節、ムシムシとして暑くて、汗かく季節。
いつもの場所に行くと、今年は数多くて綺麗、ちょっと安心しました。
昨年は数匹しかいなくて、このままではいなくなってしまうのではないかと心配してました、数が多くて幻想的でな風景は、昔に戻った感じです。あの淡い光の点滅のしかたといい、人を怖がらず寄ってくるけなげさといい、ホタルってのはいいなぁ。隣の老夫婦も「今年は数多くて綺麗だねぇ」なんて言っていたから、同じような事を感じていたのでしょう。ゆっくりユラユラした光のリズムは、人々の心を優しくさせる何かがあるようで、絆も深まるってもんです(笑)
何年か前、この川を綺麗にしてホタルが住めるように環境を改善したという人に話を聞く機会がありました。その時思ったのは昔はどこでも見られたというホタル、今は人々の努力がないとなかなか見る事ができないというその危うさです、自分達の生活環境が良くなったぶん、きっとホタルにとっては住みにくい環境になっているという事実。ちょっと複雑な気持ち。昔はあって当然な風景だったけど、今じゃ見る事ないねぇーと語るお年寄り。
あって当然な風景は今じゃ人間の手が必要になってしまったようです。
環境を守っている人々に感謝。
もう数年前作ったホタルという曲は、ここのホタル達が題材でした。

アリス・イン・ワンダーランド

2010-06-11 | 芸術
またまた今さらなんですが、観に行って来ました(笑)そりゃ~公開されたら一番早くで行きたいところですが、3Dだと見る場所によって見え方が違うので、ピークを過ぎて少し観客がちょっと少なくなった頃じゃないといい場所がとれませんからね、今回は完全にど真ん中、しっかりと3Dを満喫してきました。

それにしても、ティムバートンってすごいなぁ、チョコレート工場もそうだったけど、映像は不思議で綺麗。今回特に三日月が笑うネコの口に変化するところは、ドリームワークスのロゴ、三日月の上で釣りをする少年のデザインやディズニーのあのお城のロゴよりも夢があって美しい。センスいいですよねぇー、シザーハンズの頃はまだ理解できなかったけれど、共通点はたくさんあったと思う、ビートルジュースなんかも見ましたが、今回のティムの映像は凄く綺麗、昔に比べればどんどん磨かれ進化している気がします。
グリム童話やシートン動物記など、小学生の頃はそんな本を読めば広大な世界が映像として頭に出て来る事が僕らだってよくありましたが、それを実現できるっていうのは素晴らしい。ティムの映像世界にはすっかり酔いしれました。ただ、後半の戦闘シーンっていうのは、ちょっとお決まりっぽくて、まぁこんなもんかってな感じなんですが、全体を見れば随所にティムの絵的な表現があって満足しました。キャストはいつものジョニーディップやヘレナ・ボナム=カーターなんかが出ていましたが、今回、役者の力量にはまったく頼っていないのもすごかった。あのジョニーディップをこうやって使うか?って感じ(笑)ある意味元々はアニメを目指していたというティムの本領発揮な感じの作品です。

お話の内容は小学生の頃読んだ記憶があるのだけれど、終わりってこんなだったかなぁ、アリスが貿易船で中国へだって?・・・・・まぁー19歳になってからの話だから違うんだっけか?
色々異論はあるかもしれないけれど、さすがにルーイズキャロルの名作だから登場人物とか今となればオーソドックスであるのかもしれないけれど、やっぱり面白い。これぞファンタジーという世界で、あの「アバター」を超える入場者があったのもうなづけます。
ビートルズの詩集を見ると、この「不思議の国のアリス」は彼らに相当な影響を与えてるのが分かります。彼らの妄想というか想像する力は小難しい哲学書や変なノウハウ本や小説ではなくファンタジーや童話の中から得たものが多いのではないかなぁと感じる事も多々ありました。

ジョンレノンが生きていたらこの映画を見て何と言うのでしょうか?
イマジンという曲も想像なのか妄想なのか・・・。
理想という意味ではファンタジーなのかもしれませんね。