自然と音楽と・・/天山

大自然と音楽がテーマのブログです。

サウンドフォント

2008-01-26 | 音楽
我々シンセサイザーを扱う人間が大事にしているものの中に「サンプラーシンセの音源」というものがあります。それは自分で作った音源、メーカーから買った音源、無料でネット上に公開されている音源などですが、その無料でネット上に公開されている音源の中にサウンドフォント(※1)というE-MU(※2)から提唱されている音源の規格があります。これは対応しているシンセであればどれにでも使え、まるでPCに入れるフォントのような感覚で使用できるもので、けっこう優れものの音源がネット上に転がっているのです。そんなfree音源の代表格としてはFluid R3、Titanic 200 GMGS、CrisisGeneralMidi1.8(※3)などがあり、どれも100メガをこえるファイルですが、以前のサンプラーシンセのハードウエアでは、アカイやらイーミューやらの箱もののメモリーが高価だったために小分けにして使用したりして、それだけでもかなり面倒なものでした。
ところが現在のプラグインシンセやパソコン自体をサンプラーにしてしまうスタンドアローンなソフトシンセの世界では、数ギガのメモリーが数万で手に入る状況ですから、300メガ近くあってもどうって事はなくなり、なおかつ個別にリバーブレータなどのエフェクトもかけられる便利な状況になりました。
それでもこのサウンドフォントは音源の元から製作するとなるととても時間がかかるもので、それだけでも職人技が必要ですから、freeの音源はメーカーの音をエディットして作ったように思われるものが多く存在します(もちろんwavなどの音源をエディットしてサウンドフォントを作成し直すのにも膨大な時間がかかるものです)。
そんなわけで、誰でも手軽に昔高価であった音源を手に入れる事が出来るようになった反面、同じような音にはなってしまうわけですから、アーティストやアレンジャーにとってはメーカーが作った高価な音源や自分だけで持っている音源は大事になってきます。将来、そのメーカー製の高価な音源でさえ、きっといつかはネット上にうまくエディットされて載って行くと思われますので、自分で作った音源は本当に貴重だと思っています。

(※1)サウンドフォント
PCに入れるフォントのようにシンセサイザーの音源として組み込むと音が変わるというもので、詳しくは↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/SoundFont

(※2)E=MU
サンプラーシンセ、イーミューで一世を風靡したメーカー
http://www.emu.com/welcome.asp

(※3)
主なサウンドフォントの音源はこちら↓
http://www3.ocn.ne.jp/~hix/soundfonts.html

東京の雪

2008-01-25 | 自然

23日は随分降りました、寒い寒い。っと思いきや、一月なのに雪はすぐに溶け、まるで三〜四月頃降るボタ雪のような感じです。寒いけどやはりいつもに比べれば暖かい。日陰の道が凍るというのも今年は無さそうです。適度な寒さだから都合が良いとは思うけれど、この先もっと暖かくなるのは気になるところです。

北斗七星と諏訪大社

2008-01-20 | 自然

「御柱祭」などで有名な諏訪大社というのは、諏訪湖を囲んで上社(かみしゃ)本宮・前宮の2宮、北側に下社(しもしゃ)春宮・秋宮の2宮の合計4宮で構成されており、その起原については諸説紛々で分かっていないそうです。私はその起原に守屋族という民族が深く関わっていると聞いた事があり、たまたま春宮で大社の宮司さんからその話を聞く事ができました。守屋族は無血で戦争せず大国主命へ国を譲ったとされ、平和で自然そのものを神とするというお話で、実際守屋族がいたと話してくれました。私のつたない知識では、この守屋族は諏訪大社本宮が御神体としている守屋山の頂上近辺にある大きな石の上で北斗七星を拝みながら瞑想をしていたとの事ですが、その守屋族はまだ現存していて諏訪大社を守っているという事を聞いた事があり、なんともロマンを感じていました。私が住んでいた旧高遠町には「もりやおろし」というのがあって真夏に守屋山で発生した巨大で強力で、すごい雨と雷をもって町へやってくる入道雲をそう呼んでいました。北斗七星と言うからには南方から船でやってきた民族なのだろうか?そんな民族が霊峰守屋山を見つけ、湖があって豊かなこの土地に住んだのだろうか?などと色々と想像は膨らみますが、はっきりした事は分かっていないのだそうです。写真は明治維新以前にあった守屋山を祀っていた建物で、昨年再建されたものだそうです。

きよめ茶屋

2008-01-18 | Weblog

諏訪大社の上社を参拝し、出口へ向かって右に行くと出口のすぐ目の前にこの「きよめ茶屋」があります。上社は諏訪大社の始まりでもありますが、交通の利便性もあってか下社の方が奇麗に整備されており数年前まで上社の駐車場は舗装もされておらず、地域の人々が車の誘導をしたり、テキ屋もテントばかりでありましたが、現在は年中人が来るのか駐車場もお土産屋も大きな建物になっていて昔の面影が薄くなったような気がするのですが、このきよめ茶屋はまったく変わっていません。毎年ソバの味が変わるような気がするのですが、今年のはつゆを含めかなり美味しいと感じました。暖かいのではなくぜひザルを食べてみてください。ソバそのものがとても美味しいのが分かります。
変わったのは気温です。
いつもストーブの前にいなければすごく寒い店内が、ここ何年かストーブがなくても暖かいのです。もういい年のご店主が薄着になっていってるような気もするし、初詣が寒いというイメージが遠くなっているのですが、皆様は如何でしょうか?

諏訪太鼓

2008-01-13 | 音楽

これは諏訪大社の中の上社にある大きな太鼓です。
いつ行ってもこんな感じで出してあるので、風雨にさらされているのか少し心配になります。とても大きな太鼓。
諏訪太鼓ときけば小口大八氏。高遠町でモダンな初老の男性から聞いた事があるのですが、ある時アメリカ留学中にニューポートジャズフェスティバルをたまたま聞く機会があって、その時に小口さんが出演していたのを見たそうです。当時和太鼓というのを知らなかったアメリカ人にはかなりのインパクトがあったという事でした。
現在でも和太鼓は日系人に支えられ、それがアメリカ人にも伝わり今では日系の人々だけではなく和太鼓を演奏する人は全米で増えているそうです。私も養護学校の和太鼓集団「舎子太鼓」とパラリンピックに出たりして和太鼓とのセッションを楽しんできましたが、和太鼓という楽器自体が自分自身のエネルギーの爆発を表現するようなところがあって、アメリカで受け入れられるというのがなんとなく理解できるような気がするのです。
この諏訪大社の太鼓は神事に使用されるものなんでしょうけれど、神様へ伝わるようにと考えればこれほど分かりやすい楽器もないなと思います。和太鼓というのは木をくり抜いて使うという事もあり、とても自然と一体化している不思議な楽器です。台湾に残っていた樹齢数千年の檜が切られた時、史上空前の大きな和太鼓も作られたと聞きますが、この写真の和太鼓だってかなり大きな木からじゃないと作れないような太鼓です。その上こんな大きな太鼓の皮って何を使っているのでしょうか?
自然の年輪みたいな事を音にする和太鼓って本当に不思議な楽器だと思いました。

2008年冬の諏訪湖

2008-01-10 | 自然

ずいぶん暖かい冬になりました。以前であればお御渡りが見られるほど凍る諏訪湖の表面が、なんと太陽の光でキラキラ輝いて水鳥達がのんびり動いておりました。それにしてもこの陽気は一月とは思えませんねぇ、この鳥達の隣では昼間っから羽に首突っ込んで寝てる連中もおりました。鳥にとっては暑かったのか、それともぬくぬく気持ち良かったのか、そこらへんは分かりませんが人間にとってはエラク気持ちの良い日であった事は間違いありません。一昨年は何年ぶりかで表面が凍って御御渡りがあったとニュースになっていしたが、諏訪湖って昔はスケートが出来るほど氷が厚く張っていたんですよねぇ。その面影はまったくありませんでした。
北極の氷だって溶けてなくなってしまうご時世だから仕方ないのかもしれませんが、この暖かく気持ちの良い冬は、氷上でのワカサギ釣りとか冬らしい風物をどこかへ追いやってしまったようです。それも少し寂しいもんですね。

爽やかな富士山!・・ですが

2008-01-08 | 自然

せっかくなんで昨年撮影した富士山の写真です。
少しはおめでたい写真をと思って探したら出てきました。
寒々としていますがスッキリ爽やかに凛とした富士山は気持ちの良い景色を見せてくれています。TVで東京から富士山の夕暮れに太陽が頂上で光る「ダイヤモンドリング」とかなんとかいう現象を、アマチュアカメラマンがとある場所に集まってシャッターチャンスを待っている映像を映していましたが、何年か前に比べると冬に富士山がくっきりと東京から見えるが日が倍に増えたとそのカメラマン達が言っているのだそうで、そりゃ縁起がいいねぇと思いながら見ていたら、その理由が暖かい冬と、都市のヒートアイランド現象によって空気中の湿度がかなり低下するからでこれも気候変動の一部と聞きました。その上あんまり空気が乾燥するとインフルエンザのウイルスが死なないのだそうで、あんまり良い事ではないと聞いてガックリ。せっかく富士山が奇麗に見える日が増えたというのに、なんとも皮肉な話でありました。皆様、インフルエンザや風邪には充分ご注意下さい。

今年もよろしくおねがい致します。

2008-01-07 | 音楽

もう七日になってしまいました。仕事も始まり皆さん忙しくなったでしょうね。
年末年始はけっこう寒い日々でしたが、今はずいぶん暖かくなりました。
今年は・・というか今年も年末年始はシコシコと仕事をしていましたが、元旦というのは気分の良いものですね。元旦は神棚にお神酒を捧げたあとお屠蘇を飲み過ぎたようです。(笑)
時代の流れでしょうか、コマやメンコやタコといった遊びがなくなり、ウィーを囲んで色々な遊びがあるお正月はまた新しい楽しみがありますが、やっぱり正月は外に出たくなるのは自分の性分なのでしょうかね。
本年もよろしくお願い致します。