我々シンセサイザーを扱う人間が大事にしているものの中に「サンプラーシンセの音源」というものがあります。それは自分で作った音源、メーカーから買った音源、無料でネット上に公開されている音源などですが、その無料でネット上に公開されている音源の中にサウンドフォント(※1)というE-MU(※2)から提唱されている音源の規格があります。これは対応しているシンセであればどれにでも使え、まるでPCに入れるフォントのような感覚で使用できるもので、けっこう優れものの音源がネット上に転がっているのです。そんなfree音源の代表格としてはFluid R3、Titanic 200 GMGS、CrisisGeneralMidi1.8(※3)などがあり、どれも100メガをこえるファイルですが、以前のサンプラーシンセのハードウエアでは、アカイやらイーミューやらの箱もののメモリーが高価だったために小分けにして使用したりして、それだけでもかなり面倒なものでした。
ところが現在のプラグインシンセやパソコン自体をサンプラーにしてしまうスタンドアローンなソフトシンセの世界では、数ギガのメモリーが数万で手に入る状況ですから、300メガ近くあってもどうって事はなくなり、なおかつ個別にリバーブレータなどのエフェクトもかけられる便利な状況になりました。
それでもこのサウンドフォントは音源の元から製作するとなるととても時間がかかるもので、それだけでも職人技が必要ですから、freeの音源はメーカーの音をエディットして作ったように思われるものが多く存在します(もちろんwavなどの音源をエディットしてサウンドフォントを作成し直すのにも膨大な時間がかかるものです)。
そんなわけで、誰でも手軽に昔高価であった音源を手に入れる事が出来るようになった反面、同じような音にはなってしまうわけですから、アーティストやアレンジャーにとってはメーカーが作った高価な音源や自分だけで持っている音源は大事になってきます。将来、そのメーカー製の高価な音源でさえ、きっといつかはネット上にうまくエディットされて載って行くと思われますので、自分で作った音源は本当に貴重だと思っています。
(※1)サウンドフォント
PCに入れるフォントのようにシンセサイザーの音源として組み込むと音が変わるというもので、詳しくは↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/SoundFont
(※2)E=MU
サンプラーシンセ、イーミューで一世を風靡したメーカー
http://www.emu.com/welcome.asp
(※3)
主なサウンドフォントの音源はこちら↓
http://www3.ocn.ne.jp/~hix/soundfonts.html
ところが現在のプラグインシンセやパソコン自体をサンプラーにしてしまうスタンドアローンなソフトシンセの世界では、数ギガのメモリーが数万で手に入る状況ですから、300メガ近くあってもどうって事はなくなり、なおかつ個別にリバーブレータなどのエフェクトもかけられる便利な状況になりました。
それでもこのサウンドフォントは音源の元から製作するとなるととても時間がかかるもので、それだけでも職人技が必要ですから、freeの音源はメーカーの音をエディットして作ったように思われるものが多く存在します(もちろんwavなどの音源をエディットしてサウンドフォントを作成し直すのにも膨大な時間がかかるものです)。
そんなわけで、誰でも手軽に昔高価であった音源を手に入れる事が出来るようになった反面、同じような音にはなってしまうわけですから、アーティストやアレンジャーにとってはメーカーが作った高価な音源や自分だけで持っている音源は大事になってきます。将来、そのメーカー製の高価な音源でさえ、きっといつかはネット上にうまくエディットされて載って行くと思われますので、自分で作った音源は本当に貴重だと思っています。
(※1)サウンドフォント
PCに入れるフォントのようにシンセサイザーの音源として組み込むと音が変わるというもので、詳しくは↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/SoundFont
(※2)E=MU
サンプラーシンセ、イーミューで一世を風靡したメーカー
http://www.emu.com/welcome.asp
(※3)
主なサウンドフォントの音源はこちら↓
http://www3.ocn.ne.jp/~hix/soundfonts.html