友人が以前勧めていたこともあり、井口奈己監督『人のセックスを笑うな』を観る。山崎ナオコーラの原作小説は読んでいないので、純粋に映画として観た。
39歳の女性(永作博美)と大学生(松山ケンイチ)との恋。その大学生に恋する女子大生(蒼井優)。
劇的な部分などは一切なく、セリフも展開も日常を切り取ったまんまのように淡々と描き出される。
だから、人間が恋するときの昂揚感や切迫感やジレンマが、観ていてクスクス笑ってしまうほどリアルに描かれている。そういう意味では英題の『Don't laugh at my romance』の方がピンとくるかも知れない。
それにしても本人はいたって大真面目なのに、傍から見ると滑稽にも感じてしまうあの恋独特の味わいって何なんだろう。
ていうか、年齢的には永作博美に近いのに、年上の女性に恋して翻弄されてそれでも恋する松山ケンイチに感情移入して観てしまう僕って、何なんだろう。男だから、だろうな。
Y字路にある黄色い風船。長閑な田園を走るカブ。
映画的演出効果も美しい秀作。
でも、やっぱり他人の恋を観るのに137分はちょっと長いな…。
39歳の女性(永作博美)と大学生(松山ケンイチ)との恋。その大学生に恋する女子大生(蒼井優)。
劇的な部分などは一切なく、セリフも展開も日常を切り取ったまんまのように淡々と描き出される。
だから、人間が恋するときの昂揚感や切迫感やジレンマが、観ていてクスクス笑ってしまうほどリアルに描かれている。そういう意味では英題の『Don't laugh at my romance』の方がピンとくるかも知れない。
それにしても本人はいたって大真面目なのに、傍から見ると滑稽にも感じてしまうあの恋独特の味わいって何なんだろう。
ていうか、年齢的には永作博美に近いのに、年上の女性に恋して翻弄されてそれでも恋する松山ケンイチに感情移入して観てしまう僕って、何なんだろう。男だから、だろうな。
Y字路にある黄色い風船。長閑な田園を走るカブ。
映画的演出効果も美しい秀作。
でも、やっぱり他人の恋を観るのに137分はちょっと長いな…。