ネット爆弾(帝国ネット研究所)

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癲癇(てんかん)発作の自動車事故が繰り返される

2011-04-28 00:17:47 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
栃木県鹿沼市樅山町の国道293号で18日、登校中の児童の列にクレーン車が突っ込み、児童6人が死亡した事故で、自動車運転過失傷害容疑で逮捕された同県日光市大沢町、運転手・柴田将人容疑者(26)の母親から、持病等を隠して働いていた事を謝罪する手紙が勤務先の会社に届いていた事が22日分かった。
同社によると手紙が届いたのは21日、B5判の便箋1枚で「息子、私ともども、持病、執行猶予中の身である事などを隠したまま面接を受け、働かせていただいておりました」「喜んで働いている姿に、親バカな事に、本当の事を話せずにおりました」
今回の事故を受けて自営の店を閉めた事や、住み込みで働ける場所を探すつもりである事にも触れ、「一生かけて償いたく思います。どうぞお許し下さい」と締め括られていた。

柴田容疑者は3年前にも小学生を跳ね、民家の外壁を壊す事故を起こし、執行猶予中だったのだが、捜査関係者の話や裁判記録では、柴田容疑者は2008年4月9日午前7時30分頃、鹿沼市御成橋町の国道121号で、登校途中に歩道を歩いていた小学5年生の男児を乗用車で跳ね、道路沿いの民家の外壁を壊し、男児は右足の骨を折る怪我をした。
柴田容疑者は仕事に向かう途中で、「前日の仕事の疲れから眠気を覚えながらも車を運転してしまった」等と供述したと言う。
この事故で、柴田容疑者は自動車運転過失傷害罪で在宅起訴され、宇都宮地裁が08年11月に、禁錮1年4月、執行猶予4年の判決を言い渡した。

また、柴田容疑者が以前勤めていた会社の関係者は、08年の事故の前にも柴田容疑者が車を全損させる事故を複数回も起こしていた事を話している。
当時、柴田容疑者は「タイヤがパンクして縁石に乗り上げた」「カーブでスピードを出し過ぎた」等と語っている。
県警関係者への取材では、柴田容疑者は18日の事故について「居眠りをしていた」「持病の発作を抑える薬を飲み忘れた」と話している。

今回の事故とは別の癲癇(てんかん)持ちの話なのだが、2008年3月、横浜市鶴見区で、癲癇(てんかん)の発作で意識を失った男が運転するトラックに跳ねられ、長男の市立中学2年伊藤拓也君(当時14)を失った父親の真さん(47)は、「同じ問題が解決されず繰り返されている」と、無念さを滲ませた。
拓也君を跳ねた運転手は、発作を抑える薬を前夜、そして事故のあった当日の朝も服用していなかった。
免許更新時に「発作で意識を無くした事は無い」と届け出ていた。
一連の経緯は、今回の事故と似ている。

「薬を飲み忘れると、どうなるのか。自覚が足りない。癲癇(てんかん)患者の多くが治療に向き合っている。重要な問題は、本人の責任感の薄さだと思う」
この様な事故を二度と起こさない為に、出来る事は何か?。と考え続け、出た一つの答えは厳罰化だと言う。
運転手には09年3月に禁錮2年8月の判決が言い渡され、実刑が確定したが複雑な感情は消えてはいない。
「(容疑者は)今回亡くなった6人の子供達と繋がる、何千人もの人を傷付けた。その重さを感じて欲しい」

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