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Jaipur Bagru 村紀行 その5 ワークショップ4-3

2018-04-11 21:40:58 | 旅行
Jai textile 三日目です。
腹具合もすっかり良くなった私は、朝御飯を楽しむ余裕も出て来ました。
庭で鳥やリスと食べる朝食は気持ちのいいものです。





投宿先の隣がモスクで、毎朝きっかり5:45に、おっさんのダミ声によるお祈りを拡声器の大音響で聞かせてくれるので、それが分かってからは、早寝早起きを心がけました。
私はもう、今でもモノマネ出来るくらい毎朝聞いていたのですが、同行のやんぐな友二人は全く気がつかなかったそうな。
羨ましいことです。


相変わらず道中には、牛や牛や牛が。





牛カフェ?水飲み場です。



ここは、移動中の車内から撮ったので、遠くて残念なんですが
有志の人類が、牛や山羊の好きそうな草を提供している場所で、まるで大衆食堂のように、牛、山羊、豚、犬が輪になって食べているのです。
インドの細密画に登場する世界観は、実在するものだったんですね。






絵になる山羊飼いのお方。




何やら美しい鳥






さて、Jai textile 三日目の本日は、3つの木版ブロックを使い、昨日の赤、黒に黄色を加えて、三色染めに挑戦です。



我々三人分の染料を用意してくれる職人さん。




ブロックを楽しく選んだとこまでは良かったが、布がデカくて、なかなかどうして大変です。
途中で自分が何してるか分からなくなりそうでした。










合間、合間にお声がかかって、他のことも勉強します。
藍は草から色を抽出して、それを乾燥し固めて、インディゴブロックという名で保存されているのですが、藍の甕が薄くなって来たから、色を足す(イメージ カルピスの原液)ために、インディゴのブロックを砕いて、







石灰粉の水溶液と、





「はらかししゅ」なるものの水溶液と混ぜます。







インディゴを混ぜるのは、染料の色を見極めるためだけが仕事の専門調色師がやります。この人は作業着ではなく背広や革ジャン姿で、ポケットには色見本帳が入っています。





発酵中。





我々のこの日は日暮れと共に時間切れとなり、明朝新技術を学ぶ前にこれの続きをやるということで、作業半ばで終了となりました。



ジャイプール市内へ向かうバス。
挑戦してみようかとしたけど、人が多くてやめました。





この日は、同行の友の「昔の勤め先の運転手」という人がBagru 村の人で(奥さんは木版ブロック染色の職人さん)、同行の友に会いに来て、喋り足らないから、と市内まで送ってくれました。

同行の友の人徳のおかげで、毎日誰かしらに親切にされます。



夜は、旅行者に人気のレストラン ピーコックホテルの屋上レストランへ。
ここはバンド演奏を聴きながら食事が出来るのです。












ピーコックホテル内にはお洋服屋さんもあり、ここで買った木版染め布のズボンは、腹サイドにゴムが入ってなくて、超ラクチン、
二種類の色で、どちらを買うか悩んだけど両方買っとけば良かった!
インドの製品はデブに優しいと思いました。

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