
壮大な宇宙を描いた作品は星の数ほどありますよね、「宇宙がもったいない」(心に残る映画の台詞(セリフ))という名台詞が印象的なジョディ・フォスター主演の「コンタクト」もその一つ。目がくらむようなハイ・スピードの視覚効果によりエリー・アロウェイ(ジョディ・フォスター)に「詩人が来るべきだった」とまで言わせています。
一方、管理人が知らないまでと言われればそれまでですが、深海をテーマにした映画はそう多くないと思います。1977年の「ザ・ディープ」という映画がありますが、題名ほどは深海でもなんでもない、ジャクリーン・ビセットの美貌、肢体しか印象に残っていないですね。やはりこの、「アビス」に尽きると思います。
とても20年前の作品とは思えないほどの、ビジュアル・エフェクト。宇宙物が無限に広がる宇宙空間の壮大さを描くのに対し、「アビス」が描くのは果てしなく収縮していくような永遠の暗黒の恐ろしさ、海の底のブラックホール。自ら選んだにせよ、そこにたった一人残された人間の孤独感。永遠の闇に向かって落下していくゆっくりとしたスピード、手元の一筋の灯りの光と暗黒の対比が恐ろしく、かつ例えようもないほど美しい。一万メートルも落下したのにまだ続く暗闇と、突如その暗闇の中から現われる、蛍色に輝くエイリアンの宇宙船。映像の美しさの極地。
ジェームス・キャメロンならではのディテールへのこだわり、友情、連帯、愛憎、恐怖が織り成す心理描写、人間描写も見所の一つ、廉価版で手に入ります、是非手元においておきたい作品。
懐かしいですね~
私も若かりし頃(笑) よく観てました(^^ゞ
キャメロンの「タイタニック」もいい映画ですが、レオさま、賞味期限ギリギリ。「ギルバート・ブレイク」や「バスケットボール・ダイアリー」の頃が良かった。
いや、すみません、話が飛んでしまいました。
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