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カボスクラブ

消化器・小児外科勉強会Case and Evidence Based Surgery(通称:カボスクラブ)の活動報告

ラパコレ(10月19日 担当:岩下)

2015年10月19日 | カボス
ラパコレについて勉強しました。

消化器外科医になって、一番最初に執刀した手術は、ラパコレだった。
消化器外科医になって、一番早く独り立ちした手術も、ラパコレだった。
消化器外科医になって、一番多く執刀した手術も、ラパコレだった。

おそらく、今の研修医や若手医師たちの世代は、そういう消化器外科医時代を過ごすのでしょう。
それほどラパコレはポピュラーで確立された術式だと思います。
すべからく、消化器外科医はラパコレのプロフェッショナルです。僕たちはラパコレのプロなのです。

でも。
卒後20年が経った今でも本当に自分がプロであると言い切れる自信は、まだありません。未だに術中に迷いが生じることもあります。
ラパコレのプロフェッショナルを目指して、いま、もう一度ここでラパコレを考え直してみたい。
そんな思いで、敢えてこのタイトルを選ばせて頂きました。





















手術は、点と点を結んで行く作業です。
曖昧な知識と手技では、点は不明確になり、危険ゾーンへと脚を踏み入れて行く確率が高くなります。

点と点が結ばれて線になった結果、そこには見えなかったトリックが見えて来る楽しさがあります。
ちょうど松本清張の小説のように。


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