カボスクラブ

消化器・小児外科勉強会Case and Evidence Based Surgery(通称:カボスクラブ)の活動報告

術後合併症(7月25日 担当:太田先生)

2016年07月25日 | カボス
術後合併症について総論的な基本事項に加え、今年は各論についても勉強しました。

最近、術後合併症が多くない?
合併症が起こると、患者さんも大変ですが、われわれ医療者側の仕事量も一気に倍増します。
できるだけ起こさずに安全な手術を心がけたいですね。
でも、一定の頻度で起こるのが合併症です。重症化させないためには、早期発見し、適切な治療を行う事が重要です。

太田先生からは、昨年度も示して頂いた、術式とタイミングに応じた合併症の管理を行うコツに加え、NCDデータを用いた各術式別の日本の現状等についても講義をして頂きました。



























質疑応答で、もっとも盛り上がったのは、術後肺塞栓とその予防に関しての議論でした。
肺塞栓は、最近滅多に経験しなくなりました。
これは、医療者側(特にナース)の術中・術後ケアの進歩によるところが大きいと思います。

一方で、一度起こってしまうと生命を脅かすほどの(life-threatening)イベントとなるので、まさに術後合併症の王様と言えます。
各領域で、もう一度予防策を見直しておきましょう!


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