光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立近代美術館(2012.3.3) 前田青邨、吉岡堅二、杉山寧

2012年03月08日 | アート 日本画

東京国立近代美術館は何といっても日本画が凄い。  いつ訪れても日本画には満足します。
そして最近は、前田青邨のファンになってしまって、今回も期待したら、素晴らしい作品に出会いました。



顔の部分を拡大。  写実でないことは当然ですが、リアル以上のものを感じました。  石棺の周りの朱色、それが血糊のように付着した周囲、石棺表面のカビ跡のようなシミ、それらが石棺の主である貴人と調和して、死に対する情感のようなものを感じました。  表現しづらいのですが。



 


ガラスケースの合わせ目を避けて、斜めから撮ったもの。 作者寄贈となっていますので、前田青邨も大事にしていた作品だと思います。



 


吉岡堅二の作品。  吉岡の作品には爽やかさを感じます。



 


杉山寧のこの作品は雑誌などで見た記憶はありましたが、実物を見るとかなり大きい絵でした。
スフィンクスの削られた鼻が気になる絵です。  いっそ、想像で鼻も復元したものを描いてみたら・・・勝手な妄想です。


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