光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

鹿児島 枕崎にて 明治蔵

2016年10月30日 | 故郷 福岡の添田、鹿児島の枕崎

ブログご無沙汰していました。

10月4日~7日まで、鹿児島・枕崎市にて、相続の事後処理。

16日から22日まで、6泊で、韓国の世界遺産観光ツアー、

その間も、幾つかの美術展を観たり、韓国語教室に行ったり、結構

忙しく、楽しんでいました。

 

今日は、枕崎で撮影した題材の一つ、焼酎で有名な”白波”をつくっている

薩摩酒造の明治蔵を紹介。 2012年11月のブログでも紹介しましたが、その時は

藏の内部は撮影禁止で、外観のみでした。

明治蔵の正式名称は「薩摩酒造 花渡川蒸留所」です。 花渡川は、けどがわと読みます。

銀鼠色の瓦と漆喰の壁がいい。  中央左に天守閣のような立神楼が見えます。 ここにも初めて上りました。

 

 

10月5日(水)11時半過ぎ、蔵の正面玄関。 

 

 

入ってすぐに、係りの方に撮影は可能か伺うと、まーいいでしょうという返事。 

ちょっと歩くと撮影禁止の貼り紙があったので、原則、撮影禁止だったようですが

入場者は私一人だし、厳しくすることもなかったのでしょう、ラッキーでした。

 

展示ホールです。 ガラスの向こうは芋選別場と芋蒸場

 

 

芋焼酎の製造手順と、白波の商品群。

 

 

 

蒸留器も多種多様

 

 

 

韓国の蒸留器もあります。 韓国世界遺産ツアーでは、韓国焼酎もいただきましたが、日本酒の風味に近く、おいしかった。

 

 

麹の種類。 左から、芋麹、白麹、黒麹、黄麹。

黄麹は清酒の麹をつくる麹菌で、明治時代には焼酎造りに黄麹を使ったこともあったが

焼酎麹(白麹、黒麹)のようにクエン酸をつくらないため、温暖な気候ではもろみが

よく腐ったとのこと。

 

 

 

奥に立神楼の上り口があり、その看板の奥に、石造りの池のようなものが見えます。

 

 

玉砂利の下から水が湧いています。 シラス台地の伏流水が湧いているのでしょう。 

灘の宮水もそうですが、海近くの山や台地の伏流水は、酒に適しているのかな。

 

 

立神楼に上りました。 南側、東シナ海方向で、中央に見えるのが立神岩

 

 

 

 窓ガラスに近づいて撮影

 

写真額を見ると、屋久島や、三島(竹島、硫黄島、黒島)が見えています。 これらの島が見えるのは、

年間でも、そう多くないらしい。

 

 立神岩をデジタルズームで。 この日は、台風18号(それて韓国を直撃しました)の影響で

波が高く、立神岩の右に波しぶきが舞い上がっていました。

 

 

 東方向。 残念ながら開聞岳は見えません。

 

 

北東方向

 

 

 

 西側。

 

 写真額に耳取峠が見えます。 坊津へ向かう途中の峠で、ここから見る開聞岳は美しい。

 

 

 藏に戻ります。

 

 

 手造り焼酎仕込場です。

 

 

 

ここからは酒器。 私が小さい頃、枕崎に葬式で来たとき、食事の席で大人たちは、黒ジョカで芋焼酎を飲んでいました。

 

 

 

 そういえば、火鉢も小さい頃、よく見ました。

 

 

 

 苗代川焼は初めて聞く名前だったので調べたら、豊臣秀吉の朝鮮侵略のときに、島津軍が拉致・連行した

陶工達が居住した鹿児島の地名でした。

 

 

 薩摩焼の一つになりますが、詳細はウィキペディアで。 

 

 

 平さ焼きは、薩摩焼のなかで磁器の焼き物をさすとか。

 

 

 

 奥の方におかめや河童の徳利、使ってみたい!

 

 

 

 

 

雲助がよく焼酎を飲んでいたらしく、業務用徳利か? 弘化の年号は1844年~1848年、江戸時代も終わリに近い頃です。

 

 

 コンポラ瓶は、江戸時代、長崎出島からヨーロッパや東南アジア向けに輸出された醤油や酒の瓶。

JAPANSCH ZOYAが醤油、JAPANSCH ZAKYが酒

 

 

 

 展示場の最後に、試飲できる場所があり、明治蔵限定の焼酎などを試飲。(飲むのに夢中で写真撮り忘れ)

味の分類表が掲げられています。 私の一押しはこの表にはないのですが、南之方(みなんかた)という銘柄。

 

 

「 南之方」を土産に買って帰り、家で撮影。

特徴を商品説明から転載
”昔懐かしいこいごいとした味わいの芋焼酎。
黒麹を使用し無ろ過製法により、芋の風味をたっぷり残しました。”

箱やラベルに”芋焼酎を知り尽くした通の方々に味わっていただきたいとの思いでつくった品です” と。

私は通ではありませんが、最近の飲みやすくまろやかな焼酎とは、一線をかくす味。 かといって、昔

の芋焼酎のような芋臭さもなく、飲み応えのある焼酎でした。 鹿児島限定が惜しい!

そして、ポップなラベルデザインもいい!

展示場の係りの方に、素晴らしさを伝え全国販売をお願いしたのですが・・・無理かな。

 

 

 藏をでて、併設されている花渡川ビアハウスでランチ。

 

 

 日替わりランチ。  確か700円だった。 冷製スープは飲み干した後の撮影。

 

 

 店内の雰囲気。  地ビールも飲みたかったけど、飲み過ぎになるので遠慮。

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