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光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

再び国立博物館へ 中国の古美術2

2010年03月17日 | アート アジアの古美術

 中国での青銅器の始まりは紀元前2000年頃とされている。 銅と錫の合金である青銅は、高価で貴重なものであり、王朝などの権力者が力の象徴として作製したものが多い。 多くは奴隷が作製したものだ。 
展示室です。落ち着いた雰囲気で鑑賞できます。



饕餮紋ホウ(とうてつもんほう)

商代には祖先や神々の祭祀のために様々な形と用途を持つ青銅礼器が作られた。このホウもその一つで,器体は平たい球形で口がすぼまり,蓋が付く。酒などの液体を入れる器。細かい雷紋の地の上に,獣の顔と前足を思わせる饕餮という紋様を浮彫風に正面に大きくあらわし,その両側にキという獣などを配している。これはホウとしてもかなり大型で,製作も精巧であり,商代後期の青銅器の典型。

饕餮文げん

蒸し器。



龍文方鼎

足の間に、炭を燃やして料理を暖めていた様だ。

コメント (2)
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再び国立博物館へ 中国の古美術

2010年03月15日 | アート アジアの古美術

東京国立博物館の表慶館はアジアギャラリー。 中国、韓国、東南アジア、中近東の美術品が展示されており、入場者も少なく、ゆっくりと鑑賞できました。

まずは中国ブースへ




<饕餮文三犠尊>  商時代・前13~前11世紀 青銅
尊とは儀式に用いる酒や水を蓄える容器。 脚部に獣の顔と前足を思わせる饕餮(とうてつ)という紋様。
肩部の水牛と思しき飾り。 デザインに迫力を感じました。




<はく>  戦国時代・前5世紀  青銅
 青銅製の鐘の一種で、吊り下げて撞木(しゅもく)や木槌を打って鳴らした。 儀式で重要な役割を果たしたとのこと。  銅鐸との繋がりを感じます。




<揺銭樹> 推定中国四川省あるいはその周辺  後漢時代・1~2世紀
 枝葉に銅銭、鳳凰、仙人などが飾られている。 死者が仙界で裕福に暮らせるよう墓に納めたもの。 地獄の沙汰も金次第?

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