いつになると収まるのか?自主的な解決は無理なのか?
少ない日でも一日に40~50件の迷惑メールがくる。 いくつかのウイルスメールはプロバイダで削除してくれて大事には至らないが,受信した大量の迷惑メールは一々削除するしかない。 この手の誘いに乗る馬鹿はいないのにと,歯がゆい思いである。
流石にプロバイダーも知らぬ振りはできず,正規ルートの送信しかできぬよう通信制限をかけ始めたが,メール自体の体裁がまともなら,送信を止められない。 同じ理由で,受け側での着信拒否は不可能である。 特定アドレスからの着信拒否は,すぐに違ったアドレスで送信するので殆んど役に立たないし,こちらのアドレスを変えても,一時しのぎである。
唯一有効な迷惑メールのシャットアウト法は,大企業などで行っている手法で,全てのメールを対象に,迷惑メールで頻出する特定の語彙や文言を含むメールを自動で廃棄する荒業だ。 社用メールだから出来る話である。 個人的な意思を入れない査閲として,仕方なく認めてはいるが・・・。
一部に,インターネットの利用を有料化すれば,大量に送信する迷惑メールは激減するとの意見もある。 利用者に応分の負担を求めるとの大儀である。 そもそもインターネットの利用は只ではない。 プロバイダーが通信料金を支払って,この巨大なネットワークの維持運営費を支えている。 そこで個人サーバからの送信をゲートウエイで課金する方法も検討されている。
だが,インターネットの健全な発展は,一般の利用者には無料であることが大きな要因でもあったので,自ら枷をはめるのは自殺行為に等しいし,本来の主旨に添わない。
が,愉快犯はそんなことにはお構いなしであろう。
だが,そこはインターネットである。 世界の英知が詰まっている。 窮すれば通じるの例えの如く,必ず逆愉快犯が表れる。 そして迷惑メール撃退の名案が提供されることだろう。 それが歴史である。
虹のバク