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東京夢工房

今までに前例がない,市場もない,概念もないものへチャレンジする夢追い社長のブログ。

言葉の凶弾

2006-08-23 16:00:38 | 風見鶏
時には,何気ない自分の言葉が,相手を傷つけてしまうことがある。

例えば,「どうして連絡してこない?」。
二つの条件が重なったときが一番危ない。 一つは,自分がこれだけ心配しているのに連絡してこないとは失礼なやつだの如き,相手を咎める気持ちが少しでもあるとき,そしてそのときに,相手の状況を思い図る気持ちをも忘れているとき,その言葉は凶弾と化す。

連絡してこないのが日常茶飯事な相手でない限り,ご無沙汰には何か訳があるはずだ。多忙が故に連絡すらできない状況ならば害はないが,事情があって相手が落ち込んでいる状況下なら,それは確実に実弾となる。
必至に耐えている相手に,例え親切心からであっても,根掘り葉掘り聞くことは,引き金を引くに等しい。 聞いたところで,何か手を貸せるものでもない。 結果的に単に聞くだけであるから,相手を更に打ち負かしてしまう。

人様の状況は計り知れない。 そしてこちらに,「・・・してやっている」などの慢心がある限り,どんな言葉も凶器となる。 丁寧な言葉を選んでも同じである。
自分ではその気がないのに相手を傷つけるのは誰も本意ではないはずだ。 とすれば,最善策は,「連絡を待つこと」である。 非常識な人でない限り,必ず連絡がある。 こちらの都合もあるが,聞く前に少しだけ待てばよい。 相手から連絡があれば,それが吉報であれ,悪いニュースであれ,気持ちの整理が済んだ証である。 そのときは,思う存分聞いても失礼にあたらない。

言葉とは,実に恐ろしいものだ。 その気がない(?)のに相手を傷つけてしまう。
おごりの気持ちはもっと恐ろしい。 なまじ自分では気づかないことが反省を妨げる。 「人のふり見て我がふり直せ」の教え以外に,成長の道はないのかも知れない。


虹のバク


2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (鈍足の元貴公子)
2006-10-31 15:13:57
ご無沙汰しています。
最近、どのブログも更新されていない様ですが、お元気なのでしょうか?
ホームページの方はアップされてますが、忙しすぎてブログまで手が回らない?

不特定多数へのブログ発信=「連絡を待つ側」に対する現状報告にもなります。

「継続は力なり!」
闊達なコメント再開、楽しみにしております。
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コメントありがとうございます。 (虹のバク)
2006-11-02 09:49:43
全くご指摘のとおりです。

いつもブログを書かねば,と思っているのですが,実行できなければ,放っておくのと等しいですね。そして,貴殿をはじめ,まだ期待されておられるサイレントマジョリティーの皆様方に,申し訳ないことです。

今日,必ず一件アップしますので,どうぞご勘弁を!

今後共も,叱咤&激励の程,宜しくお願い致します。

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