素晴らしき春日井の日々☆～リハ編～

春日井から帰ってきました

先週土曜日に『茂木大輔の生で聴く「のだめカンタービレ」の音楽会』
http://www.me.ccnw.ne.jp/kasugai_zaidan/nodame/
が愛知県春日井市で行われ、私を含め４０数人のアマチュアの楽器演奏者が
全国各地から集まって、プロの演奏に参加しました

直前練習を含め、本当に濃密でステキな３日間だったんです

私が春日井に着いたのは２１日木曜日

まずはアマチュアだけの練習会

私達が演奏するのは、デュカスの「魔法使いの弟子」とラベルの「ボレロ」

会議室で和やかに自己紹介をしたものの
いざ舞台に上がるとなると、
『他の人はどれだけうまいのかな』
『足引っ張っちゃったらどうしよう』
なんて、みんなの心のうちも穏やかでなく、
やや、緊張気味。
それを解いてくれたのは、指揮の茂木さんであり、アマチュアの練習に
付き合ってくださったプロの皆さんでした。
気後れしそうな私達に、
「ようこそいらっしゃいました」という気持ちを見せてくださりながら、
的確な指示とアドバイスと「ブラボ」なんて乗せる言葉を使って
緊張をほぐしてくださいます。

そしてときには・・・
「プロの姿勢」も見せてくださりながら。

今でも、ボレロの音合わせのはじめにスネアドラムの竹島さん
(今回のゲストでN響の打楽器奏者)が、茂木さんに向けた「目」は忘れられません。
まさに「射るようなまなざし」で茂木さんの振り下ろしを待っています。

ドキっとしました。

リハであろうと、アマチュアだけの練習だろうと、たたく以上は関係ない、
んだな・・。
スネアの斜め後ろのフルートの席から私はその目と表情を見て、
今、自分がいる場所は、そんなプロのいる人の舞台なんだ、と理解し、
気合が入りました

この日のリハの最後は、アマチュアは弦楽器だけの「カルメン幻想曲」

管楽器は舞台から降りて、客席で楽器をしまい始め、
ソリストが見当たらないのでやってようか、と茂木さんが指揮を始めると、
ソロのバイオリンの音が舞台袖の向こうから近づいてきます。

長身の大宮さんがバイオリンを弾きながら登場

25才でN響の次席バイオリン奏者という大宮さんは、超難しいこの曲を
涼しそうな顔で軽々と奏でていました。貴公子のバイオリンにみんなくぎづけ
私もフルートをしまう手が動かない・・・。

実は、大宮さんに会うのはすごく楽しみにしてました。

6年前、大宮さんが仙台国際音楽コンクールに出場し見事入賞したときに、
私は授賞式とレセプションの司会をしたんです。
レセプションで少しだけお話をしたときは、大学生、まだ10代。
「こんなに若くてかっこいい上に、バイオリンもこれだけすごいって、
これからどうなっていくのかなぁ」と楽しみに思ったのを覚えています。

バイオリンも魅力もパワーアップしていた姿には本当に感激

春日井での滑り出しは、こんなにステキでした

その日の夜は、指揮の茂木さんや、竹島さん大宮さんを始めとしたソリストの皆さんに
アマチュア参加者も混ぜてもらっての大夕食会
すごく楽しくて焼酎飲み過ぎました

さらに続く感激は本番編にて～