死んでしまった！ そして目の前に立っているのは・・・ 死神！？ まさにイメージ通りの死神が目の前に！ だが、彼の口調はあくまでも穏やかで親しみすら感じさせるものであった。落ち着いて聞き出してみると、ここは現世と霊界をつなぐ狭間の世界・・世界と呼ぶには余りにも狭いのだが・・彼は「刈る者」と呼ばれる管理人というところだろうか・・ま、きっと魂を「刈る」のだろうから死神で間違いないのだろうが。普通、死者はこの空間をぶっとばして一気に霊界に送り込まれるのだそうだが、ある物を持つものだけは条件付で現世へと戻ることが出来るのだという。
はて、そんな物なんて持っていたかな？ あ・・・「刈る者の指輪」これか！ しかし一体どこで手に入れたのだろうか、まったく身に覚えが無い。まあ、不注意で果ててしまうはずだった命が永らえられるというのなら・・行くしかねえだろう！ 世のため人のために！ ＧＯ！
生き返った後、その場に居合わせた自分の仇どもを血みどろのドロドロに料理して巻き添えで死んでしまっていたディーキンをよみがえらせて更に探索を続ける。まさかこんな人工の建造物の中にドラゴンがいるとは・・しかし、単体ではいくら強大な力を持っていようと敵ではない！ 撃破！
実はちょっと前から気づいてはいたのだがどうも迷宮内の様子がおかしい。どこに行ってもモンスター同士が戦いあっているようにしか見えないシチュエーションが多いのだ。どちらかに加勢しようかとも思ったが、結局どちらもが攻撃をしかけてくるものだから降りかかる火の粉を「なぎ払い」で自動的に攻撃してしまい、気づくとそこは死体の山が・・という感じ。さて、普通に考えるとドロウの勢力とハラスターの勢力がしのぎを削っていると思えるのだが・・・？
ウスガルドの戦士、ディランが死んでいた。というわけで早速蘇らせて拠点に帰らせる。素人はすっこんでな！ ところで、この先には鏡の間というのがあるというのだが？
鏡の世界があるかどうかは別として、この通路にずらりと配置されている鏡には少なくとも手が突っ込めて、更に中に映っている宝物がもらえるようになっている。そうやって片っ端からアイテムをとっていると、ある鏡に映った自分がにょっきりとこちらの世界に足を伸ばしてきた！ 俺があいつであいつが俺で・・兎に角目の前に現れて武装しており、にっこりしないヤツは敵だ！ 容赦なくぶっ殺す！ 出来ればアイテムを剥ぎ取りたいところであったが、見る見るうちに姿はぼやけて消えてしまった・・
さて、更に奥に進むと、さすがはかつての相棒、トミ、こんなところまで忍んで北と言うわけか・・。蘇らせてやる
相変わらず口の減らないヤツだけどある程度の武装は残していたのでそのまま仲間に迎える。が、ディーキンとは相性が良くないようだなぁ・・・純粋なディーキンに取ってはこういう灰色の存在は許容できない謎なんだろう。
迷宮の一角には大規模なポータル（魔法の移動装置）が設置されていた。そこには管理を任されている奴隷たちがいて、ハラスターがいなくなった後そのまま縛り付けられていた。ドロウはこの装置を利用して街へと大量の軍隊を送り込むつもりのようなのだが、肝心の起動キーが無いという。ドロウが探し回ってるのはそれだな・・。奴隷たちは哀れなのでとっとと逃げるように勧めたのだけど、ハラスターが恐ろしくて逃げ出すことも出来ないのだという。だらしねぇな～・・。
ポータルの起動キーを見つけてきてくれたならこのポータルを利用して逃げ出すというので、新たな依頼を受けることに。
更に奥の部屋に進むと・・あれ？ 仲間の僧侶「リヌ」じゃないか。仲間で生き残っていたのはお前だけだったよ。彼女はここで奴隷たちと俺がキーを持っているのを待っているという。ま、どうせ役には立たないし良いけどね。ふと部屋の置くの大きな棺が気になった。奴隷の部屋に宝物でもないだろうけど、一応見ておかないとね・・・と、開けようとしたところリヌが駆け寄ってきて、そこを開けてはいけないという。何でも強力な呪いがかけられているのだとか・・・？・・・ふうむ・・・じゃあ別に良いけど・・・・
・・・なんつってな！ やっぱり気になるじゃないか！ というわけでスキをついて棺を開けると！
えっ！？ なんだ？ ずたずたに引き裂かれた「リヌ」の死体が？ じゃあ、後ろに立ってるリヌは！？
なんてこった奴隷たちは全てすでに殺されてドロウ達の手下の一族が入れ替わっていたのだ。正体を見せて一気に襲い掛かってくる暗殺者たちをなんとか撃退。もちろんリヌもよみがえらせてやる。
迷宮の置くにはいかにも怪しげな魔法装置が・・しかし、レバーを引いても別になにも起こらない・・こりゃなんだ？
レバーの色にどこかで見覚えがあるなあ・・と思ったら、そうだあの地下へと続く階段を封じた扉、あの周りにある泉の色だ。戻ってみると、なるほど泉の周囲にある祭壇に魔力がみなぎっている。だが、これをどうやったら扉があくのかさっぱり分からない。適当にいじってみたが罠が発動してモンスターが出てくるだけだったし・・。あれ？ 罠が出ずに「ガシャリ」と音がする順番というのがありそうだ。ヒントは・・あ、泉の上にふわふわと浮かんでいる光球・・この色のパターンか！
中にはフレッシュゴーレム（肉などの生ものを使って作ったゴーレム）が。どうやら知性を持っているようで、ハラスターがドロウの集団に捕まってしまったという話が聞けた。出来ればご主人さまを助けて欲しいという・・・なんだかなかせる話じゃないか、よし、どうせついでだから助けてやろう！ けど、狂ってるんだよなぁ・・
地下へと続く階段を下りると、そこは岩肌が露出した洞窟を丸出しにした層になっていた。あ・・・そうか、ハラスターの人工迷宮を過ぎて、とうとうアンダーダーク・・地下世界へと、入ったのだ・・。その時！ 暗がりから人影が飛び出してきた。剣を構えたがどうやら敵ではないらしい・・・と言ってもドロウだ。敵でなくてなんなのだろうか？ 彼女が口にした提案とは・・？
続く・・
