入ってすぐに死体と化した美女シャルウィンを発見。せっかくの美女も屍体ではね・・・というわけで、デュルナンから預かった「蘇生」のロッドで蘇生。ほとんど裸の状態なのでそのままつれまわしても良かったが、ま、ディーキンがいるし僕は正義の戦士「パラディン」だしね。
とある部屋に入ると、ディーキンが話しかけてきた。ディーキンは元の飼い主ホワイトドラゴンにかなりの知識を授けられているようで、意外なほど博学だ。そしてその話の中で「入るべからず」と注意されていたのが、この「王たちの間」であったという。歴代各地の王様が死後連れてこられて祀られているという・・。
この王たちの間は中に入るだけではこれと言った危険はない。だが、中の宝物を奪おうとするとその恐ろしい罠が働くのだそうだ。まあ、別にコソドロする気など無いし参考までに見物してゆくことにする。と、最奥のミイラが手にしている剣が目に付いた。と！ なんと剣が頭の中に話しかけてきたではないか・・。
なんでも「彼」は剣の中に魂を封じ込められてすでに何百年にも渡ってこのかび臭い部屋で過ごしているのだという・・・。そして彼は当然のことだがこの状況からの脱出を望んでいるのだ。さて・・・以前であればそんな罰当たりな事をしようと思うことは無かっただろうが・・・
「ちょうど・・・ロングソード系の武器が欲しかったんだよなぁ・・・王様たちもこんな状態で中途半端に存在し続けるよりも、一気に成仏した方がなんぼか幸せかなぁ・・」
というわけで、よし、世のため人のため、敢えて汚名を！
剣を取ると早速怒り狂って攻撃を仕掛けてくる王様たち
というわけで仲間になったのがこのエンセリック君。意識を持った剣だ。一日に一度会話をすることが出来るという・・ま、それはどうってことないのだけど特殊能力に「ヴァンピング」が・・・ヴァンピング？ それって何だ？
何！？ なんと敵に与えたダメージの一定割合がこちらのHPとして吸収できるという。マジでか！ これで回復の手間とソースが省けるではないか！ いやあ、末永くお友達でいようね！
早速エンセリック君を装備して大暴れ、こりゃ良いぞ！ 心配だったのが、アンデッドを攻撃したときの事。彼らの負の生命力を吸収してしまうということはつまりこちらの体力が奪われるのでは？という事。が、これはまったくの杞憂であった。ガンガン吸い取れ！
このアンダーダークの迷宮を作り出し（て、結果的に地下世界からの侵略からウォーターディープの街を守ってい）た狂える魔術師ハラスターによりさらわれて来たオーガメイジ。オーガは腕力だけの馬鹿揃いかと思っていたら、なんとも知的なヤツもいるのであった。降伏してきたのでもちろん生かして返してやった。
言い忘れていたが、今回の目的は別に地下世界の住人を滅ぼす事ではないのだ。その狂える魔術師ハラスターを探し出し、なんとか以前と同じく地下と地上を（彼にそのつもりはないのだが）守ってもらいたいという事なのだ。さて、ただの魔術師でも相当変わり者である事が多いのに更に狂っているとは・・・
ディーキンは事あるごとに思ったこと感じたことをネタに話しかけて来るのだが、これが結構かわいくてね。こういうのが可愛げという事なのかなぁ・・。確かに最強の護身術かも知れないなぁ・・。
どうやら更に地下へと進むための階段は魔法の扉で閉ざされている。その鍵というのがまたなんだかわけが分からない・・。
扉の開け方が分からないので、とりあえず辺りを探索する。とある部屋の前・・・おや話し声が？ どうやらこのハラスターの迷宮攻略の隊長がいるらしいな・・・よし、中に飛び込んで奴らを皆殺しにして一気にカタをつけてやろう。何か手がかりもあるかも知れないしな・・。
よし、飛び込んだ！ エンセリック君、ガンガン切るからガンガン吸い取ってくれ！
おっ、なんだ思ったより戦力が集中してるぞ？ 魔術師が数名がかりで魔法を唱え始めているのが目に映った、危険な臭いが・・
・・・
・・・
・・・
・・・ハッ！！ どこだここは？ 異様な雰囲気・・こりゃ普通じゃないな。
え・・・
まさか・・・？
死んでしまった！ ぐわぁー！！
続く・・
