来たる4月10日、井の頭公園にて花見散策ののち、軽食を取りながら屋内で、半歌仙(十八句)を巻く会を持とうとしています。
午後2時に集合し、会の終了を午後8時半とします。
会費は一人3000円ていど。
三鷹の、雰囲気のいい居酒屋さんの個室を借りました。定員12名。
そこで、鍋を囲みながら、句作に詰めます。
超結社でおこないます。
その場の誰かと合作可。式目(ルール)があるので、一人で句を作りきろうとしないで、場のちからを借りながらのほうがよいです。
ご参加には、個別にお声かけをしておりますが、公募枠2名。
創作のお好きな方、是非、ご応募ください。
お申込みは、tatumiliveあっとまーくyahooどっとcoどっとjpまで、ご連絡をください。
辰巳は、連歌連句、未経験でした。
つきましては、連句テロの異名をとる岡本淳さんに、興業の予行演習をさせていただきました。
来月当日、宗匠の自分が、うまく捌けるよう、発句挙句、花月の定座などを経験してあったほうがいいということで、詠み順が決まりました。
●森羅万象を偏りなく詠みこむ。
●輪廻、観音開きを避ける。
●一つの季節のなかで、初春、中春、晩春の時系列を保つ。
●定座の花月は、観念、象徴の表現。
●初折の表(半歌仙では初めの六句)に、無常、宗教、恋を出さない。七句以降を裏といい、裏には出してもかまわない。
●場を詠みこむ。
これらが、大ルールだそうです。
その会なりのルールがあってもよいそうで、月鞠の会としては、流れでそうなったものを、失敗、粗相とはいわない……などを、決めました。
両吟歌仙 ばらばらりの巻 興業始末
平成二十八年三月一日零時三十分 起首
同日 三時十一分 満尾
於 よつ葉
連衆 辰巳泰子 岡本胃斎
発句春 ばらばらり降るものありて雛近し 泰子
脇春 羽根三つ残りゐる鷹の巣 胃斎
第三春 春の暮れ母の手拭ひ風にゆれ 泰子
雑 ペットボトルを透かしてみれば 胃斎
秋の月 らりぱっぱ弾くや残んの月の弦 泰子
秋 露霜おきて何処へゆかう 胃斎
秋 南アメリカ大陸のかたち秋落ち葉 泰子
恋 貝合はせならわたしは好きよ 泰子
恋 皇帝の刃に酒を滴らせ 胃斎
恋 冷たい太陽が沈みゆく 泰子
雑 R2‐D2 C‐3P0 何する人? 胃斎
雑 工場長の紺のジャンパー 胃斎
夏の月 大月にて降りたことなし緑陰 泰子
雑 かくしつつかくしつつゆくゆりかもめ 泰子
冬 乾鮭の腹はかくまで空っぽで 胃斎
冬 一本足で薄ら氷を踏み 胃斎
花 花の雲ふりさけみれば青空が 泰子
挙句春 ゆくての春のよつ葉かはゆし 胃泰
こんな感じに、まとまりました。
発句の「ばらばらり」は、移動中にひょうが降ってきたので、ばらばらり、とやりました。
挙句は、合作です。
「ここに、貝合わせを持ってくるのか、いいね!」と岡本さんがいうので、「そうなの? でもわたし、意味知らないの」「……」という、一幕も。
「海がないね。海を入れよう」
「じゃ、ゆりかもめで」
「季語じゃないかな? 夏の月のあとに、いきなり冬とかナシだよ。……季語じゃないな。使っていいよ」
「ゆりかもめでいくけど。貝合わせに、貝が入ってるから、海もあるよ」
などなども。
※旧かな遣いに統一しましたが、促音は現代かなのまま残しました。
午後2時に集合し、会の終了を午後8時半とします。
会費は一人3000円ていど。
三鷹の、雰囲気のいい居酒屋さんの個室を借りました。定員12名。
そこで、鍋を囲みながら、句作に詰めます。
超結社でおこないます。
その場の誰かと合作可。式目(ルール)があるので、一人で句を作りきろうとしないで、場のちからを借りながらのほうがよいです。
ご参加には、個別にお声かけをしておりますが、公募枠2名。
創作のお好きな方、是非、ご応募ください。
お申込みは、tatumiliveあっとまーくyahooどっとcoどっとjpまで、ご連絡をください。
辰巳は、連歌連句、未経験でした。
つきましては、連句テロの異名をとる岡本淳さんに、興業の予行演習をさせていただきました。
来月当日、宗匠の自分が、うまく捌けるよう、発句挙句、花月の定座などを経験してあったほうがいいということで、詠み順が決まりました。
●森羅万象を偏りなく詠みこむ。
●輪廻、観音開きを避ける。
●一つの季節のなかで、初春、中春、晩春の時系列を保つ。
●定座の花月は、観念、象徴の表現。
●初折の表(半歌仙では初めの六句)に、無常、宗教、恋を出さない。七句以降を裏といい、裏には出してもかまわない。
●場を詠みこむ。
これらが、大ルールだそうです。
その会なりのルールがあってもよいそうで、月鞠の会としては、流れでそうなったものを、失敗、粗相とはいわない……などを、決めました。
両吟歌仙 ばらばらりの巻 興業始末
平成二十八年三月一日零時三十分 起首
同日 三時十一分 満尾
於 よつ葉
連衆 辰巳泰子 岡本胃斎
発句春 ばらばらり降るものありて雛近し 泰子
脇春 羽根三つ残りゐる鷹の巣 胃斎
第三春 春の暮れ母の手拭ひ風にゆれ 泰子
雑 ペットボトルを透かしてみれば 胃斎
秋の月 らりぱっぱ弾くや残んの月の弦 泰子
秋 露霜おきて何処へゆかう 胃斎
秋 南アメリカ大陸のかたち秋落ち葉 泰子
恋 貝合はせならわたしは好きよ 泰子
恋 皇帝の刃に酒を滴らせ 胃斎
恋 冷たい太陽が沈みゆく 泰子
雑 R2‐D2 C‐3P0 何する人? 胃斎
雑 工場長の紺のジャンパー 胃斎
夏の月 大月にて降りたことなし緑陰 泰子
雑 かくしつつかくしつつゆくゆりかもめ 泰子
冬 乾鮭の腹はかくまで空っぽで 胃斎
冬 一本足で薄ら氷を踏み 胃斎
花 花の雲ふりさけみれば青空が 泰子
挙句春 ゆくての春のよつ葉かはゆし 胃泰
こんな感じに、まとまりました。
発句の「ばらばらり」は、移動中にひょうが降ってきたので、ばらばらり、とやりました。
挙句は、合作です。
「ここに、貝合わせを持ってくるのか、いいね!」と岡本さんがいうので、「そうなの? でもわたし、意味知らないの」「……」という、一幕も。
「海がないね。海を入れよう」
「じゃ、ゆりかもめで」
「季語じゃないかな? 夏の月のあとに、いきなり冬とかナシだよ。……季語じゃないな。使っていいよ」
「ゆりかもめでいくけど。貝合わせに、貝が入ってるから、海もあるよ」
などなども。
※旧かな遣いに統一しましたが、促音は現代かなのまま残しました。