ゼットンの独り言

僕のこの両手は神に祈る為ではなく、人生を這いずり回る為にあるんだ。
モラルハザードによる津波の心配はありません。

奥山貴宏 TEKNIX

2005年07月24日 | Zetton‘s Eye
奥山貴宏と言う名前を聞いた事があるだろうか?いつかは取り上げたいと思っていた人だ。
でも、今まで取り上げ方がわからなかった。でも、昨日、NHKのETV特集で彼が特集されていたので、記事にした。

彼の事をしらない方に説明すると職業は作家(フリーライター)。今年4月、肺がんのため33歳で亡くなった。2003年2月、風邪をこじらせて訪れた病院で突然「余命2年」と診断された奥山さんは亡くなる前日までホームページ上に闘病日記のブログをアップし続けた。色の闘病記がインターネットで、書籍で、話題を呼んでいる人である。

命の終わりを告げられても変わらず仕事を続け、大型バイクに乗り、クラブに通い続ける奥山さんの姿は10~30代の読者たちの共感を呼び、ブログは160万ヒットを獲得してきた。読者と奥山さんの間では「おいしいそば屋を紹介して」「早く死ぬ事は不幸か」「ホスピスに入る事はロックか」などさまざまな会話や議論が交わされ、亡くなった今も読者からメッセージが送られ続けている。奥山さんの日記は期せずして、ふだん本を読まない若い世代に「死」、そして「生命」について考えさせる「命の対話」ともなってきた。その日記を書籍化した「ガン漂流」は、まもなく3冊目が出版される。とNHKのサイトでは説明されている。

わたしゃ、この人の日記を読んでいたんだわ。毎日ではなかったけれど・・・。
この日記は彼の意図した通りに、痛々しくもなく、可愛そうと思わせるようなものではなかったと思う、多分。
病気を日常の一部と捉えて、ロックに生きていた姿がそこには書かれていた。興味深く、おもしろい日記だったよ。
彼は、死ぬことより忘れ去られる事の方が、恐怖だと言っている。死を身近に感じた人のしかわからない重い言葉が、今考えたら散りばめられていたんだなぁと思う。

昨日のTVでは、スターウォーズエピソード3を見たいと言ってたなぁ。すごくリアリティある言葉だ。
こんな事も言っていた。「退屈な人間は、退屈な文章しか書けない」




April 16, 2005 09:32 PM に書き込まれた彼の最後の言葉。

死にたくないな。
書店で会いたい。
本屋でセットで買ってくれ。

彼のホームページ
TEKNIX
2005年2月26日までの彼の日記
毎日更新奥山のオルタナティヴ日記31歳~ガン闘病編
彼のブログ
THE CANCER ADRIFT EVOLUTION

「勝谷誠彦の××な日々」でも記事にされています。
勝谷誠彦の××な日々(2005年07月17日)

「大丈夫、ちゃんと覚えているよ!!奥山さん」

PS:再放送してくれないかなぁ。録画してなかった・・・・・・。