退屈男の愚痴三昧

愚考卑見をさらしてまいります。
ご笑覧あれば大変有り難く存じます。

「みんな仲良くしましょう。」はいじめの原因!?(3)

2019年09月03日 13時57分56秒 | 日記
 困難な状況に置かれたA君ですが、「みなさん仲良くしましょうね。」という先生の絶対的命令があるのでCさんとも仲良くしなければならないとA君は考えます。

 したがって、次にCさんから消しゴムの借用依頼があったときのためにA君はCさんに貸すために消しゴムを準備することになります。

 ここにA君が将来凄惨なイジメにあう萌芽があることに皆さまは気付かれますか。

 この時点でA君は今後借りに来るかもしれないD、E、F、Gのことも考えておかなければならなくなります。

 このときの貸し借りの対象は消しゴムです。

 しかし、多少年齢が上がり、児童や生徒が必要とする物に変化が生じるとA君に誰かが借りに来るものも変化します。

 消しゴムが鉛筆に変化し、それがノートに変化するかもしれません。

 このような変化が始まるとその後はA君から借りられそうなものならば何でも、誰でもA君に借りに来ることになります。

 いま「誰でも」という表現をしましたが理由はお分かりですね。

 Cさんがノート(例えば、リーフ紙一枚)をA君から借りたとします。

 そうすると他の人もA君に言えばノート(前同)を貸してくれると感じます。

 そうして、次にDさんがノートを借りに行ったとき万一A君が拒否するとDさんは何と言うでしょうか。

 「Cさんに貸してあげたのになぜ私には貸してくれないの。不公平だ。」とA君に詰め寄るかもしれません。

 A君はもはや誰に対しても要求された物を貸さなければならない立場に置かれてしまったのです。

 すでにお気付きの人もいるでしょう。

 A君はそれほど遠くない時期に「お金を貸してくれないか。」という依頼を受けることになります。

 そのようにして多額の金銭を集団から要求されるという事態も容易に想起できるでしょう。

 A君に起きたこの一連の出来事は先生の「A君、意地悪をしないで貸してあげなさい。Bさんが困っているのだから。」という発言に端を発しているのです。」

 「飛躍がある」とお考えですか。

 私はそうは考えません。

(つづく)


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