新宮城峡（シングルモルト宮城峡）

新余市と同時発売、新宮城峡を試してみました。

余市と同時に宮城峡もエイジング商品は終売。
代わって新発売となったのがこちらの新宮城峡です。




色は余市同様、旧NAのほうが濃いですね。濃い金色、薄い褐色。新余市よりは濃い。

香りは…
加水するといい感じ。宮城峡らしい果実香と、その奥にドライプルーン。
旧NAよりも、はっきりシェリー樽が効いています。
ライトピートらしいですが、ピートはほとんど感じられないですね。
口に含むと…軽い。
シングルモルトとは思えない軽さ、というか、薄さ？
アルコール度数通りに刺激はありますが、基本的に香りの印象がずっと続き、
飲み干す頃にふわっと甘み、さらに息を抜くとアルコール感。
それでいて後味はドライに収束。

なんとなく何かに似てる気がしていたのですが、リッチブレンドですね。
さすがに同等ではありませんが、香りの系統と言い、
淡麗なボディとのギャップと言い、似たものを感じます。

推測ですが、若い原酒に長熟原酒をトップドレッシングして
香り付けしているのではないでしょうか。
香りは宮城峡らしくて良いと思うのですが、後に続くものがなく、やや期待外れ。

これが1本4000円弱と考えると、竹鶴NA、またはスーパーニッカでいいかなぁ。
当分ニッカのシングルモルトがこの2銘柄だけというのは
ニッカ好きのブロガーが勝手に心配するレベルではあります。



香りB 風味B- 厚みC- 余韻C+ C/P D 総合C


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