9/1に新発売、ニッカのシングルモルト「余市」をいただきます。
ご存知の通り、マッサンブームによる「爆売れ」を受けて、
9/1よりニッカのラインナップに大きく変化がありました。
シングルモルトはNA、10年、12年、15年(+余市のみ20年)の全てが終売。
新たに発売となったのが今回のシングルモルト余市・宮城峡です。
ブレンデッドのラインナップをほとんど残す中、シングルモルトは
このような大幅減になってしまい、大変残念です。
とはいえ、ラインナップを統一することで、若い原酒から長熟原酒までを
1本に注ぎ込むことができるため、どのようなモルトが出来上がってくるか、
楽しみではありました。
価格は700mlで4000円弱。旧10年より多少安い程度ですね。
グラスに注いで、まずは香りを。
…アルコール強っ。
旧ノンエイジは43°だったのに対し、新余市は45°に変更されていますが、
それにしても突き刺さるようなアルコール感。
奥には心地の良い果実香、バニラがいることが分かります。
これらは加水すると表に出てくる印象。
ストレートで一口。
やっぱりアルコール強っ。
ロックにするとだいぶ具合がよく、前述の果実香、ピート香と相まってなかなか。
旧NAがオイリーで、まったりした飲み口だったのに対して新余市はスムース。
非常にサラッと、ドライに仕上がっています。
どちらが良いかは好みだと思いますが、個人的には余市にはまったりが似合う気がします。
飲み方はロック、水割り、ハイボールか。
ハイボールにすると華やかな香りとスモーキーフレーバーが前に出てきて、
ドライな飲み口もあって、なかなか優秀なハイボールになります。
とはいえ、以前は10年が売られていた価格帯で、この程度で良いのかと言われると…。
旧NAと比べてもどうでしょう。
正直、これが余市と言われても首を傾げることしかできません。
早急に12年や15年といった上位ラインナップを整備してほしいものです。
香りB 風味C+ 厚みC- 余韻C C/P D 総合C-
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ほとんど同意見です。10年には遠く及ばない印象ですね。
これなら値上げした竹鶴ノンエイジでいいんじゃないかと思います。
コメントありがとうございます。
正直、もう少し良いものができてくると思っていたので残念です。
確かに、これであれば竹鶴でいいと思えてしまいます。
4000円の価値は感じられない銘柄です。