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20代にしてウイスキーにハマってしまった筆者によるブログ。
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【更新版】竹鶴ピュアモルト ノンエイジ

2016-08-23 00:37:00 | NIKKA

竹鶴ピュアモルトブランドの末っ子、ノンエイジのレビューです。


長らく、竹鶴のボトムエンドは12年物が担ってきました。
2000円強という、ブレンデッド真っ青な価格のモルトウイスキーということで、
大変な人気を博しておりましたが、今年4月をもって終売。
新たにボトムエンドを担うために昨秋発売されたのが、このNAです。

年数表記がなくなった代わりに従来の12年が40°だったアルコール度数が43°に
引き上げられています。これで竹鶴ブランドは全ラインナップ43°に統一されました。
価格は幾分下がり、黒赤白のピュアモルトシリーズとほぼ同等ですね。
【更新】昨年のニッカ値上げ後、販売価格は2500円ほどで推移しています。





嗅いだ瞬間に分かる甘い香り。バニラ、カラメル。
胸いっぱいに吸い込むと追いかけてくる洋梨や石鹸。
【更新】香りなら12年以上とレビューしていましたが、撤回。
どちらかというと口に含んでからのインパクト、ボディが特徴であり、
柔らかな果実香による香りの豊かさは12年に軍配。


口に入れた瞬間こそイメージ通りの甘さが支配するが、
その後にスモークテイスト、ビターチョコ、スパイス感やビターさが少し。

余韻は潔く、最初に香ったバニラや洋梨の香りがサッと消えていく。
個人的にはストレートよりもトワイスアップ、ハーフロックのほうがすっきり美味しく飲めました。


どうしても竹鶴12年と比較したくなりますね。笑
アルコール度数が上がった分パワフルだが、やや柔らかさ、複雑さに欠ける。
力強く、ファーストインプレッション重視という印象。
驚異的なC/Pを誇った12年と比較するのはやや酷かもしれませんが、
ノンエイジが大きく劣っているという印象は持ちませんでした。

【更新】そもそも系統が異なりますね。12年がやや宮城峡寄りに対して、
NAは余市寄り、17年と近い傾向があります。
どちらが上、という評価はすべきではなく、どちらが好みかという問題。
完成度としては水準には十分達しており、今のジャパニーズ市場を見れば
かなり良心的な仕上がり。


これからウイスキーを飲み始める人が、手にとって間違いの少ない1本です。



香りB 風味B+ 厚みB 余韻B- C/P B 総合B

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (先生)
2014-09-22 23:07:30
ブログ更新ありがとうございます。

先日東京barショーというイベントに参加してきたのですが、そこで竹鶴と塩羊羹のマリアージュが紹介されておりました。私はこれまで竹鶴ノンエージがあまり好みではなかったのですが、羊羹を食べた後、竹鶴を飲むことで非常に美味しく竹鶴を味わうことができ、竹鶴の評価があがりました。
もし機会がありましたら是非試してみてください。
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返信 (Ruud)
2014-09-23 13:48:32
>先生 様

コメントありがとうございます。

竹鶴NAはニッカらしくないというか、最近のニッカらしいというか、ピーティでソルティな原酒成分が少ない風味ですし、
ちょっと塩味を含んだ塩羊羹はアリですね。

(東京barショー、行きたかった…)
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