私は長年耳の病気に悩まされてきた。
20代で突発性難聴を発症して以来、
航空性中耳炎やら
耳管開放症やら
メニエルやら
まぁ、とにかく耳鼻科と縁が切れない。
結果、60代半ばにしては結構なレベルの難聴だ。
おまけに、耳管開放症のせいで、聴力以上に聞き取りの悪さがある。
そこで、さすがに補聴器を考えるようになった。
今までにかかったお医者さんの診断は
「まだ補聴器をつけるレベルではない」
とか
「私の状態では補聴器の効果が出ない可能性が高い」
とか
そして、自分自身が補聴器に大きな抵抗がある。
でも最近
「そんな事言ってられない」
と思うほどの聴きづらさを感じるようになった。
で、初めて補聴器外来の耳鼻科に行ってみた。
すると
「補聴器を試してみる価値はあると思うよ」
という先生の診断だった。
前置きが長いな〜
で、ここからが昨日の出来事。
友人から聞いた評判の良い補聴器専門店に行ってきたのだ。
結果は残念賞。
「今の状態では効果が期待できません」
と言われた。
たしかに、お試しの補聴器を付けても、自分の声が響くだけで、
「聞こえる喜び」は分からなかった。
この補聴器屋さん、
商売気がないというか
信頼できるというか。
(今度もここにしようと思ったわ)
やはり、私の耳の状況はかなりひねくれているようで。
この耳管の問題からくる「聞き取りの悪さ」は、補聴器ではなかなか改善できないそうだ。
あんなに抵抗感を持っていたのに、
ダメだと言われるとねー
急に補聴器が
「希望の星だったのに」
なんて思えてくる。
(ダメだと言われると欲しくなる)
補聴器屋さんの話では
「聴力自体がもっと落ちたら補聴器をつけて聞きやすいと思える時期が来るでしょう」
という話だった。
ん〜〜〜
ということで、
私は当分この気の毒な耳と
仲良くやっていくしかないようだ。
ま、耳以外もあちこち気の毒なところはあるし。
仕方がないよね。
半世紀以上、この身体を使わせてもらってるし。
これが、65歳の現実なんだな。
親から貰った身体を大切に、
仲良く老いていくことにしましょ。
がっかり8割
なぜかほっとしたのが2割
耳と一緒、私、ひねくれてるなぁ。
気分直しに、わらび餅を作った。
美味しいものを、
作って食べれば、
元気がでるわ!