信楽タヌキにみる自由の世界

信楽タヌキを研究する、けいおうタヌキ研究所です。ブログでは信楽タヌキの楽しみ方や生態に焦点を当てたいと思います。

狸? たぬき? タヌキ? TANUKI?

2020-09-20 21:00:00 | 日記
夜更かししたことを翌朝後悔する生活、連続365日目の皆さま

お疲れのところ失礼いたします。
けいおうタヌキ研究所です。

今回はタヌキの表記について。
皆さま、普段「タヌキ」と書くとき、どの表記を用いているだろう。

たぬき?

狸?

タヌキ?

TANUKI?

ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字。
どの表記がしっくりくるだろうか。

ふと、そんなことを思った本日。

この表記ゆれは、ほかの動物にも当てはまる問題だと思う。
あらためて検索してみると、記事やwebサイトによって区別の仕方に差異があるように見られたが、下記サイトでは以下のような説明があった。

Q.動物や植物の名を、カタカナ ひらがな 漢字と色々書いていますが、その基準はどうなっているのでしょうか。

A.動物や植物(含む野菜)を表す漢字が常用漢字表にあれば漢字。なければひらがなで書きます。学術的な場合は、カタカナで書きます。
(https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/003.html )

このルールに則れば、
学術的にタヌキの話をしたいとき、例えば「哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属 」と表現するときや、タヌキの生態について述べるときは、カタカナ。
単純に道路でタヌキを見かけたという話をしたいとき、タヌキが好きと言いたいときは、漢字or漢字。
という使い分けになるだろうか。

そこで一つ生じる疑問は、「信楽タヌキ」の表記はどれが良いか。

「信楽タヌキ」は生き物ではないから、「信楽狸」「信楽たぬき」が適切だろうか。

実はこの疑問、学生時代からずっと抱いていた。

なにせ、「信楽タヌキ」関係の論文や記事はただでさえ数が少ないにも関わらず、表記ゆれがとにかく激しかったから。

そもそも「信楽タヌキ」自体、正式名称が定まっていないため、
「信楽焼のタヌキ」、「タヌキ」、「タヌキの置物」、「信楽焼タヌキ」など様々な呼称が存在している。

それに加えて、「タヌキ」、「たぬき」、「狸」という表記までぶれがあるともはや収拾がつかない。

ので、当面は各々がぴったりくる表記を使用すればいいと思うのだが、
あくまで私個人としては、「信楽タヌキ」という表記とすることが多い。

正直、この表記を選んだ理由ははっきりと覚えていないのだが…
記憶の糸をたどってみると、卒業論文に記載することを前提に、言葉の見栄えを意識したのかもしれない。

なんとなく、「狸」という言葉からはどこか妖怪のタヌキの雰囲気を感じたし、「たぬき」という言葉は論文には柔らかい印象を受けた。

…という、文字から感じた印象から直感的に「信楽タヌキ」にしたわけだが、
皆さまはどの組み合わせがしっくりくるだろうか。

信楽たぬき、信楽狸、信楽焼たぬき、信楽の狸…。

と、何の引用もデータもない、参考にもならない雑記となってしまったが、
実はこの話、以前発行した『読むタヌキ大学』にも同じことを記載している。

というのも、第一回のタヌキ大学のテーマは「信楽タヌキ」だったのだが、
登壇者3名それぞれ、「タヌキ」、「たぬき」、「狸」と、見事に表記が異なっていたのだ。

これはあくまで偶然なのだが、私としては、この表記の違いに面白さを感じずにはいられなかった。

つまり、「信楽タヌキ」に対して受ける印象や持っているイメージが、三者三様だったことが現れているのでは、ということだ。

特徴的な見た目や表情から、人によって見え方の異なる「信楽タヌキ」。
その見え方の差異が、表記にまで現われているとなると、なおさら面白い。

人はみんな、心の中にそれぞれの「信楽タヌキ」を持ってるんだ。
皆も、自分だけの「信楽タヌキ」を見つけてみようね。
お兄さんとの約束だよ。

ということで、どんな表記がしっくりくるか、ぜひぜひ皆様の声を聴いてみたいので、コメント頂けると嬉しいです。



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