信楽タヌキにみる自由の世界

信楽タヌキを研究する、けいおうタヌキ研究所です。ブログでは信楽タヌキの楽しみ方や生態に焦点を当てたいと思います。

最強のタヌキ選手権 #信楽タヌキ紹介7

2020-07-21 23:05:25 | 日記
自粛期間中、筋肉の成長を最高の喜びと捉える皆さま。

成長の途中失礼いたします。
けいおうタヌキ研究所です。

さて、だらしなく大きなお腹、むっちりした体型
そんなイメージの強い信楽タヌキだが、実はその中にも
強靭にして最強のタヌキというものが存在することをご存じだろうか。

知らなかった方はおめでとうございます。
本日があなたのマッスルタヌキ記念日です。


エントリーNo.1 ゴリタヌキ
「へぇ、アイツ、倒しちゃっていいんだ」

一目見ただけでわかる。彼がまぎれもない、強者であることが。

時代の古いタヌキは比較的細身で野性的な体つきをしているが、
このタヌキにはおそらく、無駄な脂肪が存在しない。

あるのはただ、勝利を求めるためだけに育てられた、筋肉のみ。

そして、穴の開いた黒目は、底の見えない暗闇につながっている。
彼に善悪は無い。あるのは、勝ちか負けか、それだけだ。





エントリーNo.2 ガチムチタヌキ
「一撃。それで、すべてが終わる」

脂肪では隠し切れないマッスル。
早く外に出させてくれ、闘わせてくれという筋肉の悲鳴が聞こえてくるだろうか。
私には聞こえない。

スピードを犠牲に攻撃力を追求した、パワータイプである。





エントリーNo.3 ミニタヌキ
「戦いは数だと教えたはずだがね」

小さいからと侮るなかれ。
ガタイの良さと、何より物量で攻めるタイプのタヌキ。

1匹では体格差で勝てずとも、5体、10体といればどうだろうか。
巧みな連携と小柄ゆえの身軽さを生かし、確実に勝利をもぎ取る。




エントリーNo.4 どすこいタヌキ
「悪いことは言わん、諦めた方がいいっすよ」

これから始まるのは闘いではない、競技である。
巨体を生かしつつスピードも兼ね備え、確実に相手を土俵から突き落とす。

笑顔でこちらを見下ろすその表情には、余裕が浮かんでいる。




エントリーNo.5 バトルアックスタヌキ
「ルールを破った覚えはないよ」

勝てばよい。たとえ武器を使っても。

すっとぼけた顔でオノを掲げるタヌキ。
体は極限まで細身に絞り、速さをも武器としている。

いかに強靭な筋肉も勝てないものがある。
それを今日、教えて差し上げよう。


エントリーNo.6 ホラータヌキ
「………?」

彼は闘わない。
彼は動かない。

しかし、彼は勝利する。

感情も意思も見えない真っ暗な表情。
目にした相手は、恐怖のあまり自ら膝をつく。
それが本人の意思に、反していたとしても。




可愛い、怖いという声はよく聞く一方、
強そう」というコメントを耳にすることは少なかったので、
最強のタヌキ選手権というテーマでまとめてみた。

あなたは、どのタヌキが最強の称号を手にすると思うだろうか。

見事当てられた方には、
タヌキとの100時間耐久相撲に挑戦する権利を贈呈します。


信楽タヌキのキンタマ分類 #信楽タヌキ紹介6

2020-07-12 22:58:05 | 日記
自宅でパンイチ勤務が最強のクールビズだと気づいてしまった皆さま。

世紀の発見を邪魔してしまってすみません。
けいおうタヌキ研究所です。

さて、今回は『信楽タヌキ紹介』記念すべき6回目。

前回はメスタヌキに着目したが、今回は部位に注目したい。

ずばり、玉袋
またの名を、キンタマ。
陰嚢、ふぐり、たまたま。

信楽タヌキの特徴と言えば、
笠、徳利、通帳、そしてキンタマである。


キンタマの存在感は非常に大きい。


そして、みんな大好きなキンタマにおいても、流石は信楽タヌキ。
かなりバリエーションが豊富と見える。

1900年代頭、最初期のタヌキについては、
作家ごとのキンタマの特徴をまとめた絵を見たことがある。

けれども、現在に至るまでのキンタマコレクションを作成した方は
未だいないのではないだろうか。

そこで、この記事を信楽タヌキキンタマ図鑑作成の第一歩としたい。

タヌキを愛する皆さま、キンタマを愛する皆さま。
どちらもぜひ、信楽タヌキのキンタマに興味を持つきっかけとしてほしい。




ノーマルキンタマはどう設定するか?


こちらはキンタマを備えたタヌキの一例。

改めて、数百枚の写真から、キンタマの形の分類を試みた。
そこで気づいたこととしては、標準的なキンタマの定義は何か、という疑問だ。

正直、現時点でキンタマに関する情報は非常に少ない。

タヌキ本体ですら、いつ作られたのかわからないものが大半の中で、
キンタマが歴史的にどう変わったかをまとめることは難しい。

ということで、今回はあえてノーマルキンタマを設定せず、
単純なバリエーションの紹介にとどめたい。





吊金型



キンタマが地面から浮いていて、
体から吊り下がっているような形なので「吊金」

実は、このタイプのキンタマが、唯一名前のあるキンタマである。
(書籍上で呼称される唯一のキンタマ)

吊金型のキンタマは、1900年代初頭など、
最初期のタヌキの特徴の一つとして取り上げられる。

当初はタヌキの体を作った後、後付けでキンタマを取り付けていたのだ。


こちらは比較的最近のタヌキだが、
最初期のタヌキの特徴を模していて、キンタマも吊金型である。





一体化型






比較的多いキンタマの形。
呼び方は便宜的に「一体化型」としている。

最初期以降、キンタマは体と一緒に成形されることが大半なので、
足とくっついて地面に接地している。

この「一体化型」の分類基準としては、
その名の通り、足とほぼほぼ一体化(融合?)していて、
あまりキンタマの存在感がないものを選んだ。



丸袋型



「一体化型」との分け方が私の定性的な判断となってしまうが、
ある程度キンタマの形がはっきりしている、かつ、
玉袋の形が丸型のものを「丸袋型」に分類した。

語感的には「真ん丸」としたかったが、
多くのキンタマが縦長で、きれいな真ん丸とは異なる形だったので
「丸袋型」という名前にしてみました。




ダブル型



こちらは「丸袋型」とは明確に違いがあり、
玉袋がちゃんと2つあるタイプ。


(オプション)ハイライト


こちらはおまけ。
分類ではないが、比較的時代の新しいタヌキほど
キンタマにハイライトが入り、強調されるタヌキが増えているかもしれない。

そんなところにハイライトが入っちゃったら、
もう目線がそこにしか行かないよ。

皆の注目を一身に浴びたい、欲張りなキンタマである。




謙虚型

数体しか見つけられなかったが、
主張の控えめな、謙虚なキンタマもいるものである。

体の大きさに比べて、極端にキンタマの大きさが小さいものは
この型に分類したい。



タマタマバニッシュド型

まれに、おそらくオスタヌキである一方で、
キンタマがない/見えないタヌキがいたりする。

膨れすぎたお腹でキンタマが見えなくなっているのか、
それとも去勢したのか。

いずれにせよメスタヌキ以上のレアタヌキなので、
見つけるといいことがあるかも。たぶん。



躍動型


こちらもなかなか見つけられていないのだが、
躍動したキンタマはこの型。

通常タヌキのキンタマは真下に垂れ下がっているので、
こうして左右に靡いたり、伸びたりしているキンタマは珍しい。

個人的にはこの型のキンタマが好きなので、
今年の目標は10体以上の躍動型キンタマを発見することである。
(もしこの型のタヌキの写真をお持ちでしたら、ぜひ共有くださいませ)




特殊型



少し分類の難しかったキンタマは、一旦この型とした。
1枚目はキンタマが腰掛のようになっていて、
2枚目は台座か何かとキンタマが一体化している。

この型のタヌキは、もう少し数が集まれば
より細かく分類できるかも。




というわけで、単純な分類で終わってしまったが、
キンタマを軸にタヌキを紹介してみた。

タヌキを購入する際は、大きさや表情に着目することが多いと思うが、
これを機に、キンタマにも着目し、お気に入りのキンタマ、
略してお気ンタマを見つけてみてはいかがだろうか。

今回紹介した以外にも、こんなキンタマ知っているよという方がいれば、
ぜひぜひtwitterなどで報告していただけると嬉しいです。

皆さまのキンタマお便り、心からお待ちしております!


リモートで信楽タヌキを探す虚無の遊び

2020-07-06 20:41:33 | 日記
目を閉じると億千の星と、昨日食べたラーメンが浮かんでくる皆さま。

こんにちは、けいおうタヌキ研究所です。

コロナ禍での外出自粛にて始まった今年度。
未だ思い切って外を歩き回ることも憚れる昨今。

でも皆さま、そろそろ限界が来ているのではないだろうか。
タヌキを探したい」という欲求を、押さえつけることに。

ということで、以前twitterでも取り上げた、
電脳世界で信楽タヌキを探し出す虚空の遊び」を紹介したい。


リモート信楽タヌキ探し

以前、twitterで紹介した際は、
信楽タヌキ探しRTA
という名前で紹介した。

が、イマイチ名前と実態が結びつかなかったようで、
twitterでは、ものの数秒にして、タイムラインから消え去ってしまった。

ということで、変に凝らず、
素直に『リモート信楽タヌキ探し』としてみました。



早速、遊び方

リモート信楽タヌキ探しは、名前の通り、
リモートで街中のタヌキを探そうという遊び。

具体的に言えば、Google Earthを用いて街を探索し、
信楽タヌキと自宅から接触しようという遊びである。

一人でできるし、明確なゴールがないから、永遠に遊び続けることが可能。
ただただ時間を浪費したい方、タヌキ探しに人生の1秒も無駄にできない方、
タヌキとの接触が人生の目的達成と信じて疑わない方にお勧め。

まずは歩き回る街を設定するところからこのゲームは始まる。


一応補足しておくと、以前紹介した際は、
ゲーム性を求める要素としてタイムアタック制を導入していた。
いかに早く、タヌキのいそうな通りに目をつけ、経験と仮説に基づき
タヌキを見つけられるかを競うゲームだった。

が、そもそもタヌキを見つける楽しみの根底にあるのは、
道端で偶然出会える喜びや、「タヌキがいるのでは?」というぼんやりした期待。
タヌキと出会うまでの旅程も含めて楽しいのであって、
早さを追求する必要もないと感じたので、
スピードについては競わんでよいものとしたい。

歩く地域、街を決めたら、次はスタート地点を決める。

正直、見つけ出す早さにこだわらず、街歩きも楽しみたいということであれば
このスタート地点はどこでもよい。

ただ、「今すぐタヌキに会いたくて狂いそうだよ」という方向けに、
タヌキが比較的いそうな場所のヒントがある。

・飲み屋街、商店街
 ⇒居酒屋、蕎麦屋、とんかつ屋などの入り口に置かれていることが多い
・一軒家が集中した住宅地
 ⇒タヌキを玄関に置く家もよく見かけられる
・地名に「狸」と付くような、タヌキとの関連性がありそうな場所

土地によって差はあれど、ビルやマンションが立ち並ぶ道は避け、
上記のようなお店や民家が並ぶ通り(個人的には、建物間の間隔も広い道を選ぶとよい気がする)を歩けば、比較的タヌキを見つけやすいかも

時間は計測しなくてよいが、3Dビューにしたところから本格的にスタート。
ここまでくれば、現実世界で街を歩くのと同じである。

自身の家の最寄りを歩くでも、普段行かない県や市を訪ねるのもよい。

とにかく街をきょろきょろしながら、タヌキを探そう。
周りに観られる心配のない、バーチャルな世界なので、
血眼になって目に映る世界を凝視したり、同じ道を何周もしたり、
見つけたタヌキを6時間観察したりしても大丈夫だよ。

見つけたら、嬉しい。

見つけたタヌキをまじまじと観察するもよし。
今度、現地を訪ねてみるもよし。
その町のタヌキMAPを作成してみるもよし。

突発的に思いついた遊びだったが、
やってみると、意外にも楽しめることが分かった。

理由としては、私自身、「タヌキを探すための外出」をしないことも大きい。

狸谷山不動院や茂林寺のようなタヌキスポットなら別だが、
自宅周辺を散歩するでもない限り、
タヌキに出会うためだけに、東京の一駅へ足を運んだことはなかった。

一方で、この『リモート信楽タヌキ探し』ではそれができてしまう。
東京も神奈川も埼玉も、何なら東北も九州へも行けてしまう。

信楽タヌキ探しを楽しみつつ、
訪ねたことがない町を歩き回れるのは、
思っていたよりも面白いものだった。

ということで、外出のしづらいこの頃、
機会があればぜひ、一緒に『リモート信楽タヌキ探し』をやってみませんか。

もしかしたら、見たことないような扱われ方、置かれ方をした
信楽タヌキを見つけられるかもしれない。

以上、けいおうタヌキ研究所でした。