仕事中、無意識に「正直ベース」という言葉を使ってしまった時、
ビジネスマンかぶれになりかけた自分を観測してしまいました。
けいおうタヌキ研究所です。
今回は、表情が印象深い信楽タヌキを紹介したい。
おそらく1000000回は紹介している狸谷山不動院におられる350のタヌキが一体。
こちら。
この写真はどことなく卒業アルバムの集合写真のよう。
雄タヌキに比べ数が少ない雌タヌキ。
注目したいのは、その表情。
表情の読めない信楽タヌキは数多く存在するが、
中でもこのタヌキは感情というものが感じられない。
「こんにちは」
「…………………」
「こんにちは!」
「……………………………………」
「こんにち…」
「ママ、あの人置物に話しかけてる!」
落ち込んでいるのか、怒っているのか、思索に耽っているのか。
推測はできても、どうも確証が得られない。
皆様はこのタヌキから、どんな感情が読み取れるだろう。
私の場合は、なんとか感情を読み取ろうと2~3分眺めてみた結果、
気づけば私自身が虚構を見つめる無の表情をしていた。
別の角度から考えてみると…。
どんな時に我々は、こんな表情をするだろう。
例えば、楽しみにしていた番組の録画に失敗していた時。
例えば、全くついていけない話題で周りが盛り上がっている時の飲み会。
例えば、腹がよじれるほど笑った1分後。
感情が無い→「虚無の表情」と捉えることもできるが、
このタヌキは反対に、あらゆる感情を想起させる"無限の可能性"がある、かも。
知らんけど。
ちなみにこの角度の写真からは、確実な闇が垣間見えた。
「言葉で表さずとも伝わる、静かな怒り。
まるで、口に運ぶ前の香りからワクワク感が伝わる、
芳醇なワインを飲む時のような、そんな明確な怒りを感じます」
(日本酒以外口にしない友の会 会長の言葉)
おそらく怒ると黙るタイプ。あるいは恨みを長年溜め込んでおくタイプ。
ストレスや怒りは、周りに吐き出して解消しようね。
最後に、強引にカッチョイイことを言うと、
タヌキを眺めることは、映画や小説を楽しむことと同じかもしれない。
つまり、タヌキの表情を通して、我々の過去の記憶が想起される。
タヌキは鏡。我々はタヌキでなく、自身の思い出を見ているのである。
知らんけど。
以上、けいおうタヌキ研究所でした。
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