ポン太よかライフ

得した気分、首都圏見て回りの旅、美術館散歩

江ー姫たちの戦国

2011-02-24 09:12:25 | 博物館、美術館行ってきました


生きた。愛した。戦った。ー史実が語る戦国姫の軌跡ー
と題して江戸東京博物館でNHK大河ドラマの特別展が開催されました。
展示には、レプリカや写真資料もあり、大河ドラマの人物関係や時代背景を知って、
番組観賞の助けにするための案内といった感じでした。
NHKスタジオパークまで行かなくてもその年の大河ドラマで関心が高まる時代を、
分かりやすく体系だてておさらいする企画として楽しめました。

場所が両国ということもあって、今八百長疑惑問題で揺れ動く国技館も気になるところです。
江戸時代から続く庶民の楽しみ、相撲が、興行として残ってくれることを祈るばかりです。
スポーツというより娯楽としての価値が高いので、場所が中止になっても、人気が落ちないよう
無料でお年寄りのファンが多い施設を回るとか、巡回してパフォーマンスを見せるとか、
休場中真面目に謹慎するより、積極的にサービス営業に励むことが大事だと思いますが、どうでしょう?
感覚になじまない取り締まりはほどほどにしないと、力士を責めすぎて相撲が消滅しては
角をためて牛を殺すの例えになってしまうのではないかといささか心配です。
    
奇想的な江戸博のたてものを見上げると、NZ地震の直後だけに、構造に不安を感じますが、日本の建物は
総ガラスが流行りなので、大地震の際にはどこにいても危ないでしょう。
ましてや愛用している地下鉄など、活断層がゆがんだらライフラインとともに壊滅的、くわばら、くわばら。

展示の最後になじみのない宮殿(くうでん)というものがありました。
仏教の礼拝対象である仏像などを納める厨子の一種だそうですが、
サイズが人が入れるほど大きく、りっぱな屋根もあるのでちょっとした庵の様でした。
父母である江と秀忠に愛された徳川忠長が、自分の領地駿府に私的に作らせたもので、
江戸で亡くなった江の宮殿が増上寺の霊廟に建てられたのとは別に、
江(崇源院)の位牌を納める為に作られました。
大きく立派で、丁寧な装飾で飾られた宮殿を見ていると、将軍になることだけでなく、
愛された親の元で暮らしたかった忠長の未練が伝わってくるようで、そのコーナーだけ、
妙に心を打つ人間味が伝わってきて印象的でした。

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