ポン太よかライフ

得した気分、首都圏見て回りの旅、美術館散歩

科学博物館、元素のふしぎ

2012-08-07 13:43:36 | 博物館、美術館行ってきました
ヒッグス粒子が見つかったという発表があり、科学の世界は活気があります。
現代世界のなにかと閉塞感のある日常を離れ、原子だ陽子だ宇宙の組成だ、とべらぼうな話に触れると
桁はずれなスケールに、人間の悩みなんかちっぽけ!という気がしてきてスカッとします。

  
   
さてミズヘーリーベーボクノフネ・・・と高校時代に覚えた記憶のある元素の話となるとぐっと私たちの生活に近くなって
意外なものに様々使われていることに感心します。
上野の国立科学博物館で開催されている特別展元素のふしぎでは、世界のすべては、元素でできている。として、その世界を案内してくれます。
とりわけ118すべての元素を紹介したコーナーは圧巻でした。
       
高価な宝石も元素として人工宝石の原料となり、その色や硬度を左右することや、熱で宝石の色が変わる仕組みなど、目からうろこでした。
時節がら花火の色のもとになる元素や、フェルメールの絵の素になった元素、日本画の箔の色の違いについて、
また元素発見に貢献した錬金術との連想で、人気漫画鋼の錬金術師とのコラボがあったのも夏休みらしく面白かったです。


     
意外にも人間の体重の多くが酸素の重さであることに驚いたり、三菱マテリアルなどから提供された超高純度シリコン単結晶の桁はずれに高い純度に目を見張ったり、
レアメタルなど、産業の要となるものに日本の産業技術の高さを再認識したり、
文化祭の科学部の展示のようなまじめでやや地味目の企画だったにかかわらず、
パネルの一枚一枚を読み、応用されてできた製品を見比べ、触れる展示を試してみる内に時間のたつのも忘れました。

夏休みの自由研究の対策でしょうか、パネルをメモするというより、今風にカメラで撮る親子連れが多く見られました。
課題消化のためにだけ来た、ちょっと理科苦手グループと、
気合の入ったオタク的に詳しい理科系青年グループの温度差の違いが微笑ましかったです。


一休みにラウンジで、恐竜のクッキーがついたラズベリーアイスをいただきました。 

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