日常的な非日常

　昼も夜も、よくも暑さが続きますね。
　お産を間近に控えた娘宅に来るようになって、２週目に入りました。「赤ちゃんは下に降りてきていて、旋回もしているし、いつ生まれてもおかしくない」と医師に言われてから２週間…子宮口の開きが進まず、断続的にお腹の張りはあるものの、陣痛にはつながらない日々が続いています。
　娘と病院に行ったり、買い物に出たり…家事をしたり、散歩に出たり…。やっていることはごくごく日常的なことですが、私にとっては、非日常的な場所で非日常的な時間がゆっくり流れています。

　ここは横浜の閑静な住宅街にあるマンションの２階の角部屋…南向きのベランダの前には百日紅（さるすべり）（トップ画像↑）が、横には竹が植わっていて、目にも体にも優しい環境です。

　近くには大家さん所有の林もあるためか、蝉の量が半端ではありません。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ…明け方蝉の声で目が覚めることもしばしば。建物の壁や窓に激突する「コツン」という音や「バタバタバタ…」という羽音もしょっちゅう。蝉の抜け殻や死骸も至る所で見られます。

 

記事を作っている間にも、ベランダに別の蝉が飛び込んできて…ヨタヨタと 動き回っています。ここを命を全うする場所として選んだのですね。 安らかに眠ってちょうだい……。

　　　　　　　　　　　　

　妊婦は人一倍暑いのですね。大きなお腹を突き出し、真っ赤な顔して…。額に「冷えピタ」を貼り、只今お昼寝中……。あ、たった今、近くの中学のチャイムが鳴りました。３時間目の授業が終わったのでしょうか……。

　儚くも熱い生の営みを身近に感じながら、迫る新たな命の誕生を静かに待つ日々…これも嵐の前の静けさ？！？　いつまで続くかな？？？　
　その後の近況報告でした。