『観光圏整備法』

　　　◎複数の自治体を連携させた『観光圏』の形成を促す『観光圏整備法』が成立して７月に施行されました。

　　これは、公明との推進によるものです。

　　各地の観光圏内の自治体や観光業者らでつくる法定協議会が具体的事業内容を盛り込み実施計画を国土交通省に提出し、実施計画が大臣認定を得られれば国の財政支援が受けられる事になります。

　　昨年６月に閣議決定『された観光立国推進基本計画』では、２０１０年までに日本人一人当たりの国内観光旅行の宿泊数を年間４泊にする等の目標が掲げられています。

　　現状の宿泊数の推移は…
　　０５年度　２．８９泊
　　０６年度　２．７２泊
　　０７年度　２．４７泊（暫定）　で伸び悩やみ状態です。

　　『観光圏』の形成は、これまで『点』として個々の取り組みを行っていた観光地が周辺地域と連携し、『面』として国際競争力の高い魅力あふれる観光地づくりを行うものであり、観光客に２泊３日以上の滞在観光を楽しんでもらうのが狙いです。

　　国の総合的支援では、宿泊施設の従業員研修や体験プログラム開発などの実施計画事業に、補助金による財政援助が受けられる。

　　宿泊業者が設備投資を行った場合の融資、ホテルや旅館が宿泊ツアーなどの旅行商品販売できる特例措置も用意されてもいます。

　　これからは、地域の自己完結だけでなく、相互補完をしながら協力・連携して共存をする時代です。