違和感(´ー`)

隣の水槽見ると

なるほど。。「餌」って漢字が書き続けているうちに
「飼」って漢字に変わってしまったのですね。。。。
正解な水槽が1台で間違いが3台有るのは衝撃ではあるが
高度なウケ狙いなのかもしれないと深読みしてしまいそうだ。
こちらも違和感。。

すみません、ヒメタニシはアオコの除去能力ありましぇん。。
お隣のマツカサ貝のPOPへ矢印を繋げるつもり
だったのか??POPその物が入れ替わったのか。。
どちらにせよそれでもある意味間違いだ。。
マツカサ貝ならアオコも除去するが、めだか飼育で想定される
飼育環境やグッツでは短命に終わる事は必至。。
マシジミは二枚貝の中では例外的に強い品種なのであって
他の二枚貝は飼育そのものが極めて難しく死んだ時の
水槽内へのダメージ量がハンパ無くリスキーだ。。
ゆえにマツカサ貝はあくまでもタナゴの産卵用って事で
認識しておいた方が現実的であ~~~る。。
と、こんな事を書いていると「また人を小ばかにして~」とか
言いそうな人がおっさんの回りにも残念ながら増えつつあるのですが大丈夫です。
言うだけ無駄な人には何も言いましぇんからwwwww
理解するであろう人には、間違いや、自分の売ってるグッツを使っての
飼育環境下では間違いになる事は見つけ次第指摘するしネタにするww
生体販売スタッフしゃんたるもの、大前提としてお客しゃんの飼育環境を
まずはじめに聞いてから、その環境であればあの種類はこ~ゆ~動きをするって感じで
話しをする癖を身に付けて欲しい。。
熱帯魚業界あるあるな大きな間違い、クソスタッフ育成の元凶として
魚(薬、草、機材等々)の特長から先行して物事を考えるトーク術ってのがある。
まずは意識的にその考え方を止めねば。。
魚にしろ機材にしろ基本特性を覚えるのは大事な事ではあるのだが
それに縛られ過ぎると現実的に再現不可能な話の内容になったり
実際のお客しゃんの水槽で上手く行かないパターンを進めてしまう事にもなりかねないのだ。
先日もこんな感じの相談を受けますた。。
ネオンテトラを長期飼育している水槽にグッピー5ペアを入れたら翌日殲滅。。
水合わせ後に水槽に入れたらグッピーは水面で酸欠のような動きをしていた。
後日、グッピーはやめてネオンテトラを追加で入れてみた。。
相談する日まで全てイキイキしている。。
なぜグッピーは死んだのか???と。。
さーーーー考えよーーーーーーーー。何が原因だ??
補足事項として相談者はPH測定し6~6,5、アンモニア&亜硝酸もチェックして0。
水槽サイズは60㎝で大磯砂で水草ぱらっと入れてる感じ。
水合わせもまずは水温合わせから初めて、その後に袋を開封して水合わせし
酸欠防止でエアーも入れていたと。。。
基本的なポイントは全て押さえている方なのが容易に推測出来ますね。
そんな方がエアー流量を間違えて水合わせ中に袋の中を激流にして
グッピーを殺すなんてアホなミステイク起こすとは思えにゃいし、そもそもオスとメスで袋が別なのを考慮すればなおさら。
だが、補足事項の水槽サイズとPH値、それに酸欠のような
動きをしていた点からほぼほぼ正解は導き出せる。。。
結論から言ってしまえば、その水槽がネオンテトラなどの
弱酸性を好むカラシン系には耐えられるが
グッピー、プラティーなどの卵胎生メダカの仲間には
かなり厳し-水質環境になっているだけ話です。
もう少し判り易く言うと、足し水メインで水替え不足すぎるから
水に溶け込んでる様々な物質の量がハンパ無い事になって
卵胎生メダカには無理な水質になってるって事ですね。
アンモニア&亜硝酸が出ているって事はそもそも論外な訳で
その濃度が0なのは当然であります。
そして需要なのはPH値。低PHに誘導するタイプのソイルなりピートでも使ってなけりゃ
小魚飼育なら東海三県の水道水エリアでPH値が7未満に落ちる方がおかしいのです。
大型魚飼育では対策してなきゃ確実に5以下まで数ヶ月~1年以内に落ちてきますが
小魚水槽では水替え無しの蒸発した分の足し水メインを1年近く続けるか
業務規模の過密飼育でなけりゃ下がりません。。
PHが下がるのは有機物の分解が進んだ結果の現象である事が基本ですから
ネオンテトラのような小魚飼育では、ろ過材や砂、水道水に含まれる
PHの緩衝作用のある物質を凌駕するレベルでのろ過作用は進まない。。
そんな訳でPH値を聞いた瞬間にまずキュピ―ンと来るのです。。
でもPH値自体は6,5ぐらいは有るのだから大丈夫なのでは?と思う人も多い事でしょう。。
ええ、それは正解です。Ph値はグッジョブなのです。
しかし、PH値なんてのは水の現状における性質をあらわす指標の1つにしかすぎません。
他に溶け込んでる物質の絶対量には微塵も関係ないし
毒物が溶け込んでいても、それが中性な毒ならPH値は魚飼育の適正値を示す訳です。
もっと極端な事を言えばPH7でアンモニア亜硝酸濃度0でしっかり水合わせしても
水温が80℃ならグッピーは死ぬし、それならば誰でも理解できるでしょ?
それと同じような事が相談者の水槽で起きているのです。
PH値は適正内だけど、前提条件として小魚飼育である事、足し水メンテをしている事
ネオンテトラは元気な事を考慮すると導き出される答えは
水槽の水に直接的な毒性は無い様々な物質(餌、糞などの分解後の水溶性物質)が、異常なレベルで蓄積されているから
卵生メダカ系にはかなり厳しい条件であるって感じ。
それを裏づけるポイントもありまして、水合わせ後のグッピーが酸欠のような行動(水面直下でパクパク)を
とっていた事からもPHショックに代表されるようなショック症状が出ている事が分かってます。
PHショックの症状ってのは、なにもPHだけじゃなくてその他の水に溶け込んでいる物質の差が激しい場合に出ますので
ある程度は水合わせで順応出来るのだけど、そもそも差が許容範囲を超えていれば防ぎきれにゃい。。
その許容範囲が魚種によって大きく差があり、定番系のカラシンなら耐えられるけど卵生メダカには無理ーな状況だと言う事です。
もちろん、このまま足し水メンテだけを続ければネオンテトラなどのカラシン系も限界値を越えてきますので
いずれは・・・・・・・・・・・。
結果的にお客しゃんに進言すべきは、今のあんたの飼育法だと
卵生メダカは飼い難い状況になってますと告げ
グッピー飼いたいなら水替えも行いましょうと言う。
しかし、現状あんたの水槽の水にどれだけの濃度で何が溶け込んでいるかは
測定できないし一気に水替えしたら、おそらくネオンが水質が急激に改善しすぎた事に
逆ショックを受けて調子を崩しかねない状況だから
まずは20~25%程の水替えをする。
可能であれば2日毎に同じ水替えを行い、4回ほど繰り返したら50%をする。
そ~やって時間をかけてネオンの体を不純物の少ない水質に慣らしてあげてから
グッピー入れれば何の問題も無く飼えると思うよーーーーーーって。
こーゆー部分まで推察できるようになれば、販売スタッフとしては合格なのだが
道のりは果てしなく遠い(´ー`)のか?