シリーズ｢読了｣

｢看護助手のナナちゃん(8)｣
著者:野村知紗

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いきなり冒頭の3ページ。

貴方が人と関わる仕事をしているなら必ず心に引っかかる事が描いてある。
どうしたらここまで他人に優しくなれるんだろう。

ナツミさんやあゆみちゃん…病室から実る恋物語もある。

ナナちゃんのおばあちゃんの家…もうおばあちゃんの匂いはしない。
でもいつもみんなのことを思ってくれていた。

源二郎さんは、その笑顔だけで他人に元気を与えてくれる。
無敵の笑顔が心を溶かしてくれるのかも知れない。

真ん中辺りにココっシリーズ｢読了｣:｢赤ファンのつぶやき｣でも触れた｢25年ぶり広島カープ優勝｣の話が出て来る。

病院でも、患者でも…分け隔てなく励みになり元気が出るのだ。
それがエンターテインメントの凄さなのだ。

いつもの顔が時折、登場して来る。

佐々山さんはとても優しい。
ナナちゃんを、周りの皆をいつも包んで癒してくれる。

焼き鳥大好き角田さんには焼き鳥にまつわる秘めたロマンスが有った。
今は徹くんが見舞いに来るだけで元気になる。

多分それでいいのだ。


｢今世はわしがめんどうみたるけえ、来世はわしをみてえや。｣


｢満足度:◎｣
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ