ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2016年09月30日 10時20分36秒 | 読書
「いま、島で」
著者:灰谷健次郎

著者の他作品っ
「林先生に伝えたいこと」
「手と目と声と」
「優しい時間」

著者が島住まいをしている事は上記「優しい時間」のレビューでも書いたが、時々その辺りの生活が掘り下げられている。

「自給自足」の働き方、田畑の規模、日々の耕作とその他の作業の比率…実際にやってみないと判らないっていう「目から鱗レベル」のネタが色々と。

一方、それに関連しつつも辛く重く、そして深い話も綴られていく。

この融合が見事過ぎる。

現代日本(書かれたのは昭和の後期だが)に辛辣な意見を述べつつ、現在や未来への慮りを優しく厳しいオヤジのように語る。

道端のマツバボタンを愛で、畑のアブラムシに嘆き、島民と酒を交わすオッサンとのギャップが素敵だ。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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