★英国、EU離脱。
違う国同士が、通貨と移民政策を統一し、域内通行、流通も自由化したが、しかし財政は各国バラバラ、貧富の格差も甚だしいとなれば、政治統合など夢のまた夢。
そしてヨーロッパ史の血の歴史である宗教が絡めば、目も血走る。
個人的には、英国はEUを離脱すれば良いと思っていたが、今後の具体的進行表はどうなるのか。リスボン条約に則り、英国がEUに離脱通知後、2年をかけて英国とEUが未来日記を作ることになるが、今はっきり言えることは、英国はEUに対してスペードのエースを握ったということ。つまり英国の言うことを聞かなければ、離脱する。
英国は通貨統合においてもポンドを今でも使っている訳で、大英帝国のフリーハンドを拡大するということだろう。
さて、「主権の奪回」と「反移民」のスローガンで離脱に舵を切った英国、それだけEUブラッセル本部の政策に英国は不満を鬱積させていた。
今やEUは28国の加盟国で、5億人の巨大単一市場であると謳うが、バルト三国や破綻国ギリシャ、貧しい東ヨーロッパ諸国を抱えており、経済格差は顕著である。
そしてさらにイスラム国家トルコがEUに加盟すれば、域内自由往来の原則から、イスラム異教徒が英国に大挙して住み始めても、英国は文句を言えない。(昨年の英国への移民は、過去最高の16万人に達した)
EUは昔、EECと呼ばれ、キリスト教を基盤にした豊かな経済と文化共同体であったが、今は量的拡大に走り、貧乏共同体になってしまった。
通貨統合(英国は別)を成し遂げ、将来は政治統合まで視野に入れるとなると、英国の「主権奪回」と「反移民」というスローガンはイギリス人にとって、価値ある国家観として映ったとしても不思議ではない。
さて、EUの未来とは、
英国は、EUで2番目のGDPを誇り、EUへの拠出金(年間1兆4千億円)はドイツ、フランス、イタリアに次いで4番目であるが、女王陛下の国・大英帝国が離脱するとなれば、ドイツを盟主とするEU Eastと、英国、フランス、イタリアを盟主とするヨーロッパ伝統クラブのEU Westが誕生するという未来予想図になるのか。
さあ、ジョー、明日はどっちだ!
★ホンハイ・シャープ。
ホンハイは、「全世界でシャープの人員を削減する」と宣言。
具体的には、日本国内3千人、海外4千人が目標だという。
またシャープの社風を「金持ちの息子のよう、ぜいたくで、期限もコスト意識もなく、責任もない」と分析した。
う~ん、これは当たってるなあ。
金持ちのボンボンで、世間知らず、だからシャープは事実上倒産し、身売りに追い込まれた。身売りした以上、煮て食われようが、焼いて食われようが、お好きなように。
シャープで出世して行った人間は、高学歴で偏差値は優秀だが、官僚役人と同じ体質。官僚役人は、骨身を削って大衆製品を作ることなどしないし、そんなもの売れる訳がない。
★英国の離脱と韓国。
英国の離脱を巡って日本は、EUがどうなるのか関心を集中させるが、韓国では日本がどうなるのかが関心事なのだから、笑ってしまう。
みずきさんの女子知韓宣言を読んでいると、朝鮮人は英国問題より、日本の動向に関心があるようだ。
離脱派が勝利した結果、円高が進み、日本の株が下がったことを知って韓国のサイトでは、「日本沈没、マンセー、日本崩壊ニダ」と狂喜している。(笑)
円高になれば、原油とか輸入原料が安くなって、経済にプラスの面もあるということを知らないのか。株なんて上がったり、下がったり。
日本人はコーヒーが好きだから、値段が安くなるニダ。
★韓国観光。
先月の5月に韓国を訪れた観光客の総計は増えた一方で、日本人観光客は減少したという。日本人観光客は17万8735人で昨年同月比5.1%の減少となった。
増えたのは、中国人で14.2%増加したという。
でもそれでも17万人もいるんだね。
在日が結構多いと思うが、昔の日韓線の飛行機に乗ると、日本人男性の団体さんが目に付いた。韓国でのカジノ、ゴルフとキーセン・パーティが目的だったんだろうね。
その時の韓国なんて、慰安婦問題なんて何もなかったし、日本人はカネ払いが良くて、優しいと評判は良かった。そして金浦空港に着くと、団体さんを迎えに韓国アガシが集団で来ていて、黄色い声を上げてましたね。ポゴシッポヨ、ヨボ、サラゲヨ。
それらを記念し表彰したのが、日本大使館前の慰安婦像なのかな。
私? 苦虫3匹、口の中で噛み潰してその傍を通り過ぎました。
また来ちゃったよ、このキムチ国、韓国担当というのはワッタリカッタリで、ある意味、罰ゲーム、そしてある意味、ゾクゾクするアドベンチャーでしたね、ハイ。
(じゅうめい)