グリム童話と民間伝承に関心ある方の対話の広場

「奈良民話祭り」(毎週更新)(http://blog.goo.ne.jp/namin_2010)も
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★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★第56回例会案内★武庫女大・野口ゼミの学生8名発表!

2013年01月30日 | Weblog
★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★第56回例会案内★

                  2013年1月18日

新春を迎え、皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
今年こそ、自然災害や事故のない、そして平和な年でありますように。

★今回は武庫川女子大学の野口ゼミの学生8名に発表してもらうことになりました。
 関西学院大学、関西大学、梅花女子大の院生たちも聴きにきてくださるようです。
 是非、若い学生たちの斬新な発表を聞いて、励ましてあげてください。

            記

●日時: 2013年2月3日(日)午前10時~午後6時
     (時間厳守:早めにお出でください) 
     (昼休みが短いので、必ずお弁当をご持参ください)
●場所:
 武庫川女子大学 鳴尾キャンパス MM503教室(マルチメディア館 5階)
〒663-8558 西宮市池開町6-46 文学部 野口芳子研究室 0798-45-7948

●道順:
 阪神電鉄・梅田→(急行10分)→尼崎→(普通10分)→
 鳴尾→(徒歩7分)→大学
  案内地図は下記サイトをご覧下さい。
  中央キャンバス

●内容: 各自、発表15~20分、質疑など10分 計30分です。

★ 野 口 ゼ ミ 生 卒 論 合 評 会 ★
 ■10:00~12:30 発表・午前の部
 ■10:00-10:10 グリミンについての説明      グリミン世話人 竹原威滋
  10:10-10:30  開会挨拶:今年の卒論の紹介    指導教授 野口芳子

 武庫川女子大学 野口ゼミ生
 1.10:30-11:00 グリム童話における「竜」について  佐々木阿紀
 2.11:00-11:30 グリム童話における「キス」について 井上百合
 3.11:30-12:00 グリム童話における「卵」について  杉野礼香
 4.12:00-12:30 グリム童話における「巨人」について 稲田彩芳

 ■12:30~13:30 昼食(出席者紹介)
  日曜日ですので、大学食堂も休みです。買いに行く時間がないので、
  ★各自、弁当・お茶をご持参ください★

 ■13:30~16:00 発表・午後の部 I
 武庫川女子大学 野口ゼミ生
 5. 13:30-14:00 KHM15「ヘンゼルとグレーテル」の初期の英語訳について 石野真以子
 6.14:00-14:30 グリム童話における「こびと」について 殿本恭子  
 7.14:30-15:00 グリム童話における「鏡」について   辻野菜緒子
 8.15:30-16:00 グリム童話における「涙」について   杉本鮎美

 ■16:00~16:20 ティー・タイム休憩
 
■16:20~17:50 午後の部 Ⅱ
★科研メンバーによる来年度日本独文学会秋季シンポジウム発表の打ち合わせ★

 日曜日なので、18:00 までに大学退出を厳守です。
時間厳守で始めますので、9時50分には集合してください。
よろしくお願いいたします。

★世話人
  池田香代子
  野口 芳子
  竹原 威滋

■次回グリミン例会予告■

第57回グリミン例会 2013年5月26日(日)午後1時半~ 東京外国語大学
  2013年日本独文学会春季研究発表会(東京外国語大学 5月25日~26日)の2日目午後です。
  ●内容:クラバート伝説:ソルブ民族のアイデンティティ形象と、文学におけるメルヒェン及び伝説定義の視点から 
    伊藤 惟 (名古屋大学大学院 国際言語文化研究科 修士課程)
  ●科研メンバーによる来年度日本独文学会秋季シンポジウム発表の打ち合わせ

■学会情報■
★国際口承文芸学会 (ISFNR) 第16回大会 予告:
 2013年6月25日~30日 ビリニュス市(リトアニア共和国)
 ビリニュス大学 リトアニア民間文芸研究所
 総合テーマ:現代社会における口承文芸、その統一性と多様性
  ●参加予定の方は以下に注意!●
 学会発表申込は終わりましたが
 学会参加申込は:2013年4月1日までは早期割引あり。参加費:300ユーロ
   詳しくは右記の大会案内サイト参照:大会案内
   学会HPサイト:学会HP

The 16th Congress of the International Society for Folk Narrative Research (ISFNR)
will take place in Vilnius, Lithuania, in June 25-30, 2013.
Folk Narrative in the Modern World: Unity and Diversity
Organizers: Institute of Lithuanian Literature and Folklore & Vilnius University
U. Marzolph, president
Early registration deadline: April 1, 2013
Abstract submission is CLOSED.
Authors will be notified about approval of submitted abstract by January 31, 2013.

■新刊情報■
『超域する異界』大野寿子編 勉誠出版 6500円  
  以下の論考ほかが掲載されています:
   竹原威滋:民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け
   溝井裕一:ドイツの民間伝承における異界と異人
   大野寿子『グリム童話』における「異界」―死者の化身と死者世界をめぐる一考察
   山本まり子:グスタフ・マーラーにみる「異界」と越境の音楽表現
   渡辺 学:「異なものとの交流」としての異文化コミュニケーション
   高橋吉文:超域する「異界」とは何か?― Meta2の冒険
『卒論を楽しもう―グリム童話で書く人文系卒論―』 野口芳子著 
 武庫川女子大学出版部 1575円
『グリム童話集200歳 日本昔話との比較』小澤俊夫著 小澤昔ばなし研究所刊 1800円 
『NHKカルチャーラジオ グリム童話の深層を読む ドイツ・メルヘンへの誘い』
  高橋義人著  NHK出版  950円
『猿蟹合戦とブレーメンの音楽隊 弱小連合、強きをくだく』
   外国民話研究会編 日本民話の会『聞く 語る 創る』20号 2000円
『グリム童話の世界へ ~ドイツ・メルヘン街道 (地球の歩き方GEM STONE)』
   沖島 博美著/朝倉 めぐみ絵 地球の歩き方編集室 ダイヤモンド社 1680円
『ドイツメルヘン街道 夢街道―グリム童話・伝説・魔女の町を歩く』西村佑子著 
  郁文堂 1900円
『アンデルセン童話全集I』 天沼春樹 訳  西村書店 3990 円
『スールの子ギースリのサガ -アイスランド・サガ-』
  大塚光子訳 麻生出版 3800円
『民話の森の歩きかた』樋口淳 春風社 2500円
『フランス民話集Ⅰ 中央大学人文科学研究所翻訳叢書5』中央大学出版部 4400円 
『ドイツの民衆文化―祭り・巡礼・居酒屋』下田 淳著 昭和堂 2300円

『古事記 環太平洋の日本神話』(アジア遊学 158)  丸山顕徳 編 勉誠出版 2000円 
『総特集柳田國男 「遠野物語」以前/以後』『現代思想』10月臨時増刊 1500円
『世界の中の柳田國男』 赤坂憲雄/R・Aインモース編 藤原書店 4600円
『フォークロリズムから見た今日の民俗文化』 河野眞著 創土社 8500円
『逸脱の唱声 歌謡の精神史』 永池健二著 梟社 3000円
『天平グレート・ジャーニー 遣唐使・平群広成の数奇な冒険』上野誠著 講談社 2500円
『真庭市の民話 第2巻(北部編)』立石憲利編著 真庭市教育委員会

Uther, H.-J.:Handbuch zu den "Kinder-und Hausmaerchen" der Brueder Grimm.
Entstehung-Wirkung-Interpretation. 2008 (Gruyter) E 58.00
Schede, Hans-Georg: Die Brueder Grimm. Biographie. (CoCon) Hanau 2009
Mieder, Wolfgang: "Maerchen haben Kurze Beine" Moderne Maerchenreminiszenzen
in Literatur, Medien und Karikaturen. (Praesens) Wien 2009.
Wildhaber, R. / Uffer, L.: Der Schweizer Maerchenschatz.(Diederichs) 2007
Burgard, Matthias: Das Monster von Morbach. Eine moderne Sage des
Internetzeitalters. (Waxmann) Muenster 2008. E 19.90
Martus Steffen: Die Brueder Grimm. Eine Biograhie. (Rowohlt) 2009 E 26.90
Jaeckel, Karin: Deutschland, eine Maerchenreise. (Herder) Freiburg 2010. E 17.90

■グリムと民間伝承・論文情報■
野口芳子: グリム童話における7の数字―不運な7の出現を巡って
 阪神ドイツ文学会編『ドイツ文学論攷』53号(2012.3.)所収
鈴木満:驢馬皮と鉢かづき―身をやつす流浪の姫君たち―
武蔵大学人文学会雑誌第43巻3・4号(2012.3)所収
鶴田涼子:グリム兄弟の収集した民間伝承の生成と変容過程
  ―民話の地域性と普遍性の実態をめぐって
  「人文学フィールドワーカー養成プログラム」調査報告 215-223頁
金沢友緒:創られた作家「コジマ・プルトコフ」
  ―19世紀後半ロシアにおけるフォークロアと作家
  ロシア・フォークロアの会会報『なろうど』63号
斧原孝守:東アジアから見た「舌切り雀」の変成
  ― 「カラスの家」と「異郷の娘」の伝承をめぐって ―
  日本昔話学会編 『昔話―研究と資料―』40号(2112.3.)
樋口 淳:民話データベースの課題と可能性  
  『口承文芸研究』35号 (2012.3) 所収
Andersen, Lene: Contemporary Storytellers and Traditional Folk Narratives in Denmark
in: "Fabula" Band 52, Heft 1/2 (2011)
●修士論文
本多竜二:グリム童話における死神モチーフ
    ― 『死神の名づけ親』(KHM44)を中心に ―
    北海道大学修士論文 2011  

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                     以上
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Prof. Dr. Takeshige TAKEHARA
WWW URL:竹原・語りの文化研究所HP 
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