グリム童話と民間伝承に関心ある方の対話の広場

「奈良民話祭り」(毎週更新)(http://blog.goo.ne.jp/namin_2010)も
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★洛北 広河原 松上げ

2005年08月26日 | Weblog

8月24日夜、鞍馬のさらに北に位置する「広河原の松上げ」を見学する。
お盆の精霊送り行事である。
川原に高さ20㍍のやぐら「燈籠木」を立て、先端につけた点火資材を
めがけて手松明を投げると、燃え上がり、勇壮な火のスペクタルが展開
する。
このあと、松上げを終えた男衆が伊勢音頭を歌いながら、観音堂に練り込み、
男女一緒に盆踊り「ヤッサコサイ」を踊る。
昔は男女の踊り手が掛け合いで即興の歌詞を歌い、愛を契り合うこともあった
という。
このような伝承文化は今後も伝えてほしいものである。


★プログ開設

2005年08月18日 | Weblog
本日、ブログを開設しました。
グリム童話と民間伝承に興味のある方
ぜひ読んでください。また、コメントをお願いします。

宮田光雄「内面への旅 グリム童話から信仰を学ぶ」(筑摩書房)を読み始めました。

メルヒェンの主人公たちは、本質的なもの、真実なものと出会うために旅に出る。
ここには、たえず途上にあるものとしての人生の姿が象徴化されている。信仰的に
いえば、それは新しい高い世界を望んで<旅立つ>求道者に通ずるものがある。
メルヒェンを読んでわくわくする体験は、深い意味で<たましい>のドラマに旅立つ
心を養ってくれるという。

こんな読み方もあるのかと感心しています。

  2005年8月18日
                          竹原威滋