アマノっちー!

shimano racing 天野壮悠(あまの たけはる)のブログです

自由

2023-03-20 09:33:00 | 日記
現代社会では様々な選択肢がある。そもそもロードレーサーなんていうのを選択できる今の世の中はそれだけで十分幸せだ。
狩猟時代には、ロードバイクなんてものはなかったし、問答無用で狩りをするしかなかった。
しかし、その自由な選択肢が私たちを苦しめることもある。Aをしろと言われた方が、好きにしろと言われるよりやりがいがあるようなことがある。休日に予定があれば、充実した時間を過ごせるが、何も予定がなければ適当にネットサーフィンして寝て食べて寝て終わってしまう。もちろん、そんな日々も幸せだが、目的意識の低さは言うまでもない。

全ての行動に意味を持たせることは本当に難しいが、その時の判断で何かしらの意味を持つことは多い。それの善悪は後から考えるしかないが、その瞬間瞬間で最良に思える判断をしていくしかない。そして後から自分の行動を評価してどこがミスだったかをよく考える必要がある。頑固になる必要もなければ流される必要もない。何度も反省すれば何度も違った答えが出てくるのは当たり前のことだ。
ただどうしてもそれを受け入れられない。失敗だったとしても結果が悪いなら、次に同じことをしなければいいことだ。

自分の情けなさを受け入れなければ、次の段階に進めない。自由な選択肢で、情けなさから逃げてはならない。
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調子って何

2023-02-06 09:41:00 | 日記
お久しぶりです。

私たち選手は常に自身の実力と向き合いながらトレーニングします。そんな中で“調子”という要素を持って選手を評価することがあります。例えば昨日の世界選手権シクロクロスでは、ワウト選手が調子がいいのかと私は思いましたが、マチュー選手が勝ちました。私自身も今調子が悪いとか良いという表現を使うことがあります。しかし、実際私たちは生物としては、常に同じ個体であり差異がないと考えることもできます。一体調子の正体とはなんなのでしょうか。

調子の要素の一つに目に見えるものとして、私はCTLを参考にしています。CTLとはchronic training loadの略のようです。

What Is Chronic Training Load (CTL) And How To Use It To Improve Performance

Here's what Chronic Training Load (CTL) is and how you should use the metric to improve your training and increase your performance.

CTS

 
実際多くの選手が、CTLを使ってトレーニング量を管理していると思います。しかし、実際CTLが高ければ強いかと言うとそうではありません。必要かつ適切な負荷のトレーニングを正しい量行った上でCTLが最適な数字になることが最も理想的なわけです。明確な数字は個人差がありますが、高すぎても低すぎてもダメだということになります。練習しなさすぎも、しすぎもダメ。と言えば、わかりやすいと思います。

CTL以外の要素として、単純な体調というものがあります。例えば風邪を引いているとか、そう言った状態は、良くない状態です。だから、関節痛があるとか、熱っぽいとか怠いとかそんな日は無理しない方が良いことが多いです。

ここまでは比較的誰でも理解しやすいと思います。(適切なトレーニングとは?については、難しいですが…私もわかりません。)ただ、それ以上に自分では気づかないのは精神的な部分です。数字にも表れず、明確な体調不良も現れません。ただなんとなく自転車に乗りたくなかったり、何もしたくないような日は、無理しない方がいいです。このような精神的な疲労は色んなところから来ます。練習のしすぎ、悪天候続き(五月病的な)、ライバルが強くて焦る、失恋など…様々なリスクが私たちの生活には蔓延っています。精神的な部分は自分では本当に気づきづらく、私自身も辛い時は自分が弱いのだと考えて追い込んでしまうような時もありました。http://www.jikei.ac.jp/jikei/finance/sankangaku/sankangaku0_11.pdf
最近、うつ病はHHV-6ウイルスによって引き起こされる可能性があることが指摘されています。精神的なネガティブになったり躁鬱を繰り返すようなうつ病ですが、これがウイルスに起因するものだとすれば、精神的な弱さが原因だとする指摘は否定されます。誰もが患ってしまう可能性がある病です。

様々な要因で簡単に崩してしまう調子ですが、自分を労わりながら2023年も戦いたいと思います。今年も応援よろしくお願いします📣

決して今精神的に辛いわけではありません笑
(自分では気づきにくいんちゃうんかい)


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RC903何が違う!?

2023-01-14 21:51:00 | 日記
シマノのアパレルシリーズのs-phyreから新型のシューズが発表されましたね!(もうしばらく経っていると思いますが)
念願のニューシューズが先日、私の手元にも届きました。


見た目もかっこいいですが、実際に見てどんなところが変わったか。詳しく確認したいと思います!
ファーストインプレッションとしては、あんまりデザインで大きな変化はないな。ということです。そもそも、2世代前のRC9ともよく似ていたので、そこはRC9らしさを残しているのだと思います。ただ、よく見ると踵の部分がグレーだったものから、白色になっています。この点については、一世代前のRC9Tと似たデザインになっています。

こちらが新型
こちらが先代

少し話がズレますが、昨年はシーズン序盤ではRC9Tを使用していました。中盤のレースでの落車の影響で、通常のRC9を、後半戦は使用していました。
これら二つのモデルの大きな違いは、二つありました。
BoAダイヤルが、RC902(先代の通常モデル)は二つであるのに対して、RC9T(トラック用のモデル)は、一つしかありませんでした。また、シューズのアッパー部分を構成する布が通常モデルは、2枚で構成されていましたが、RC9Tについては一枚で構成されていました。
RC9TでBoAダイヤルが一つだったことについては、RC9Tのメインステージとするトラック競技の場面で使用されるペダルストラップがダイヤルに干渉しないようにするためだと考えられます。
一方で、踏み心地は、RC9Tの方が硬く感じました。これは、アッパーの布が一枚になっている効果だったのだと思います。
話を最新のRC903に戻します。今回のモデルチェンジでの一番大きな違いだと個人的に感じたのは、アッパーの布の枚数の変化です。前作では前述したようにアッパーは2枚でしたが、今回はRC9Tと同様に一枚になっています。個人的には一枚の方がホールド感が高い気がするので嬉しいです。
一方で、BoAダイヤルの数は、先代同様、2個です。細かいところにはなりますが、BoAダイヤルのモデルなどについても、変更はないようでした。
こちらが新型
こちらが先代

以上が見てわかる新型RC903の進化です。
実際に履いて見ました。
これまで私は、サイズは41Eつまり、41サイズのワイドを使用していました。
しかし今回はワイドでは広く感じたので、41のサイズを使用しています。今回モデルは、若干幅が広くなったように思います。幅広の足が多い日本人には嬉しい変化だと思います。これまで、狭くて足に合わなかったという方も、是非試してみて欲しいです。実際自転車に乗って見ても、足に干渉もなくすごく良い感じです。またホールド感も先代から格段に進化しているので、ペダリングしやすく、特に引き足が使いやすいように感じます。
新型RC903すごく良いです。ぜひ皆様お試しください。
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2022シーズン終わりました

2022-11-14 16:07:00 | 日記
お疲れ様です。
無事沖縄から大阪に帰りました。関空から箕面までの道中今年を振り返ってみようと思います。
今年のシーズンインは、西日本チャレンジでした。

その後ヨーロッパにネイションズカップに行きました。海外の選手との力の差を痛切に感じました。またトライできるように頑張ろうと思います。


帰国後は不調に悩まされましたが、6月の全日本選手権に向けて再調整を試みました。その中でTOJにも出場させていただきました。思うように走れなかったですが、成長の機会にしていきたいです。
その後、6月の中旬の個ロードでは初めての全国優勝ができました。嬉しかったですが、今改めてふりかえると弱さが隠しきれないレースだったと思います。今年は運が良かったですが今後そんなことは2度とないと思うので、もっと力をつけたいと思います。


その後の全日本ではベストを尽くして走りましたが、守りの姿勢になってしまい勝てなかったです。来年こそは必ず勝ちたいです。


その後はインカレに改めて目標を定めてトレーニングをしました。調子は悪くなかったですが、落車してしまいDNFとなりました。
その後のツールド台湾ではメンバー変更なくチャンスを与えてくれたチームには感謝です。

個人総合では17位UCIポイント獲得。チーム総合も2位となり最良ではありませんが、できる最大の力をチームとしても残せて安心しました。
しかし、その後も復調というわけにもいかず、ツールド沖縄に向けてトレーニングをしました。とにかく乗り込みをして、距離や登りに対する耐性をつけようと意識しました。結果は思うように出ませんでした。自分に出来たことはまだまだあったと思うので、悔しいです。


今シーズンを断片的ながら振り返りました。他にもジャパンカップや、さいたまクリテなども刺激的でした。
今年一年本当に色々なレースに出てこれまでで一番ハードな一年だったように思います。正直一つ一つのレースを落ち着いて反省する間もなく次から次へとレースが来てしまっていたので、まずは体を休めながら一つずつ丁寧に反省していきたいと思います。
今年はアシストとしての仕事をしっかり行うことも増えました。アシストとしても選手自身としても未熟さも感じました。正直、未熟さを感じられる内が花だと思うので、今を大切に過ごして強くなりたいと思います。

P.S.
実は今年は大切な友人と祖父を亡くしました。ショックな出来事ですが、誰かが生きたかった時間を今もこれからも生きていくことを忘れずに生きていこうと思います。


皆さん今シーズンも大変お世話になりました。これからもよろしくお願いします。
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お久しぶりのブログです。

2022-10-25 19:27:00 | 日記
忙しくてほとんど投稿していなかったのですが、久しぶりに投稿してみようと思いました。
近年SNSは、いろんな種類が増えてきて選択肢が増えた一方で、使い方を考えさせられることも増えました。ブログという形式は、多少長い文章でも気兼ねなく書ける反面、書くことが思いつかない。といった扱いにくさがあるように思います。ただ、Twitterでは200字以上は書けないですし、Instagramであまりに長文を書くのはレースレポート以外だと気を使う気がします。書く内容にも気を遣わなければならないですし、SNSは本当に難しいと思います。

余談ですが、最近の子供達はLINEは使わないそうですね。Instagramを中心に使うそうです。早くもジェネレーションギャップを感じます。

さて、2022シーズンも残り3戦となりました。
今治、さいたまクリテ、ツールド沖縄です。
大切な試合に沢山参加させていただけて感謝です。一方で思うように走れないことに対して、もどかしさを感じます。直近でも霞ヶ浦ロードレースやJAPAN CUPなどがありましたが、狙った成績は全く出せずに終わってしまいました。ツールド沖縄までで考えれば、3週間あるので大切に頑張りたいです。

とはいえ、うまく走れていない時は練習が憂鬱になりがちです。それでも走らなければますます弱くなってしまうことが多いですから、今日も決めたコースを決めた時間走ろうとしました。でも2、3個峠を越えると頑張れる気持ちになれず、帰ろうか悩んでいました。
そんな時、知らない道に曲がっていく車の姿が。気になって追いかけていくと、走ったことがない峠に出会いました。かなり細い道でしたが、森の中を走れて気持ちが良かったです。
北摂の山で知らないところなんてないと思っていたので、新発見でした。また知り合いを誘っていきたいと思いました。おかげさまでリフレッシュになってその後予定していたメニューを出来たので良かったです。

灯台下暗しという言葉があるように、自分のテリトリーだと思っていても、知らないことは意外と多いのかも知れません。まだまだ身近に知らないことがあったことを知ることは、何か力を私にくれた気がしました。

この時までは良い感じだと思っていました。


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